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ビブラートに揺らぐ空の裂け目を
幻視の鳥が飛ぶ


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明滅をくりかえすビル群が剥がれ落ちる
 ((NYという記号を描くその一点として わたしが燃やされる))
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 淡雪は炎のように降りつもりきみの素肌の灼熱を知る



 凍蝶の滑り落ちゆく黒髪にかかる吐息は結晶化して



 性愛の天を凌いで伸びる蔓 凌霄花は空にまみれ ....
{引用=憂鬱な目覚まし時計、日常へ旅立つ自転車のペダル、決曜日


ぽっかり空いた胸ポケットに立葵を活ける、華曜日


眠れる森に訪れたファーブルたちの欠伸、睡曜日


静かなく ....
{引用=
赤くて甘い熟れた先端よりも白くて硬くてすっぱいお尻を
齧ったときのほうがずっと春に近づけるんだってさ。
朝から晩までへたのまわりに齧りついたのに、今日の天気は雪です。
舌がただれて痛 ....
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花が散るころにわたしは女でした。女になってしまい、
鉄鉢の中の百枚の花びらが
蝶のように羽ばたき、遠ざかるのを眺めた


+


花びらのひとひらを虫ピンで留め ....
殿上 童さんの夏嶋 真子さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
直線_9/11- 夏嶋 真 ...自由詩27*10-9-11
雪月花_- 夏嶋 真 ...短歌29+*10-7-27
七曜日_(即興七行詩)- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...30*10-7-5
((いちご)のつぶつぶ。)革命- 夏嶋 真 ...自由詩30*10-2-2
連詩「四季」_竹中えん_夏嶋真子- 夏嶋 真 ...自由詩2809-12-26

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