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ほたるがりしたら

おりひめとひこぼしをつかまえちゃった

うちではかえません

とママの怖い顔

しかたがないから

どうぶつえんにあげた

来園者数はうなぎのぼりで
 ....
 
 
玄関に傘が一本
ギロチンのように
あった
昔こんなもので
人が酷い目にあったのだ
と信じられないくらいに
静かな朝だった
やがて傘は
扉を開けると
仕事机のような格好にな ....
ぼくは急いでいた

きみに気づいてほしくて

ぼくは焦っていた

きみが遠くに行ってしまいそうで

ぼくは迷ってしまった

きみに ぼくの想いを伝えてもいいのか




 ....
水溜まりに映る
青く、吹き抜けた空の
隅っこで泣いている
雲を見つけた
 
そこだけが
深い灰色に沈んで
しくしくと
雫を落としている
 
 
大丈夫ですか、と
声をかけると
 ....
淡いかなしみの曇り空が
堪えきれずになみだを落とすと
紫陽花は青

束の間のひとり、を惜しむわたしは
思わず傘を閉じ
煙る色合いとひとつになりたい 

街中の喧騒は
雨の糸に遮ら ....
捨てられた子犬のような心のまま
静まりかえったホームで君を待ってた
かわいいとか嬉しいとか
そういう言葉をくれる代わりに
すねた目をしてみせる人だったから
気付いた時にはもう全部
あなたの ....
淋しさを知らなそうな
青い空に染まろうと
重いペダルを
さらに力をいれて漕いで

 汗がぽとり

四十八色の折り紙で
継ぎ接ぎされた丘が
さらに
進めと囃したてて

 ぽとりと ....
なぜ
 目があり
 その上に眉があり
  今日の雨は涼しくて
        そして
 私は何がしたいのか
 君は何がしたかったのか
  魔法の言葉「ありがとう」を繰り返し
 風船は空 ....
あの夏はもう過ぎてしまった
まだ子どもの頃
特に待ち合わせをしなくても
いつもの公園に集まって
そこから林に探検へ
入ってはいけないような場所に
金網をよじ登る
そうすることが夏だった
 ....
ドブの中からでも
星空は見上げられると誰かが言う
一人で見る星空はあまりにも遠く
それが屑星であるのかそうでないのかさえ
ドブに塗れて見えなくなった

ただ、あの輝きを
あなたと見つめら ....
通り雨を
息継ぎしながら
ぼくたちは急いでいた

離れることを
急いでいた


 手のなかの熱は
 次から次へ
 一秒後

 つよくなろう、と
 {ルビ翳=かげ}りをひそ ....
優しい気持ちを交し合って
寂しさを一つずつ埋め合って
想いを丁寧に紡ぎ合って

彼方から伸ばした合った手が
触れ合って握り締め合えたなら

それをきっと幸せと呼ぶのでしょう
 ....
乾いた灰を
ふるい積もらす
都市の息吹

鋼鉄とガラスの高層ビルの輝き
ターミナル駅の喧騒も
ジーゼルエンジンから吐き出される
車酔いの成分も

灰として積もる

夜の煌びやかな ....
ひとりきり頬杖ついて
ため息つく雨の午後
紫陽花の青い花びら
みつめては悲しくて
まるで報われない恋に落ちた
悲劇のヒロインみたいに
あなたが好きよ
くもりガラスに書いてみても
このせ ....
今宵の透き通った月に誘われて
くり出した散歩道

頬をくすぐる風が
密かに運んでくれるのは
遠い夏の記憶


線香花火と消えかけの蝋燭
揺らめくあなたの笑顔
儚いのは時の流 ....
あい で空中はべたべたしている
ことのロウディングは、火の車なのか
潜って息をする世界のなかに
金を食べる魚、うまれたときから
何がそこから見えるの
尾を振らして遊泳 
砂糖菓子は水に溶け ....
何かにかまけて 全て嫌になって
おざなりな暮らしのなか
答えなんて始めからないのかも なんて
そんな知ったような台詞はくには
僕はまだ何も解っちゃいない


雨が止んで雲間から虹 ....
ともすれば
ばらばらになってしまいそうな感覚を
この中に 抱いている

思考停止。
それは逃げだと わかっていても
あのかけらたちを かき集めていないと
割れてしまう
だから
リアル ....
 ビルに横になる 空と心がくっつく
 様々な角度から見た景色がビルにくっついていく
 巨大な塊となって宙に浮かんでいる
 まるでルネ・マグリットのピレネーの城のようだ
 どの方向から見ても二次 ....
仕事を終え

パソコンを終了すると

そこには何も無かった

テラテラと光る黒い画面の中に

僕の顔がただ映ってた

三十歳を過ぎた僕がいた

白黒割り切れない僕がいた

 ....
晧々、繋ぐ道

くしゃりくしゃなり
草いきれに隠れて耳を当て、浅緑を喰む羊の腹にもたれかかる。いつしか眠りに落ちた(べったりと頬から鼻腔、この匂いを識っている


立ち上がり、方々の出口へ ....
花を褒めるような言葉で
君を傷つけてみたい
月を愛でるような文字で
君に刻んでみたい

どんなにやさしくて
気持ちのいい言葉も
押し開くことのできない
君の肌の下
暖かいものが満ちた ....
おまえがまっすぐまえをむく

なみだこらえてつよいかおをしている

わかれのくるまのなかでおまえはないた

おれもはじめて

おまえにきづかいもせずにないた

さいごのひ

さ ....
ぼくたちの先生はいつも
ぼくたちにはできないことばかり
言っていて
ぼくたちができないと
何をしてんだと
いつも怒ってた

隣のクラスは
優しくて人気のある先生
楽しそうに過ごしてる ....
碧に緑で描かれた円が
四羽の鳥となって飛びたつ
地には器と光が残され
祝いの言葉に響きつづける


泣いてはめざめ
泣いてはめざめ
水をほしがる子の手を握り
しずくの径に消え ....
ちょっと足らないだけだものね
八時二十分を指している
あなたの眉毛の上に
ボールペンかざしてあげる

いざ出かけようとしたら
小糠雨降り出して
傘を差そうかどうしようか
迷うのにも似て ....
尾崎豊を聴くと

すこしだけど荒れた

胸のぐぅの跡が

すこしだけど餓えた


日本語圏の

かつての少年たちに

あいつはまだ

まっすぐに吠えている


尾崎 ....
人違いをした
人違いしたのは
はじめてではなかった
はじめて人違いしたのは
デパートのおもちゃ売場で
母親とまちがえて
知らない女の人に
おもちゃをねだったときだった
知らない女の人は ....
自分を探す旅だって言って、リュックに詰めた誰かのカケラ

自分を食わす為だって言って、切り売ってきた自分のカケラ


無くなっちまった中身、抱いて

いなくなっちまった自 ....
{引用=




  くろ、ぼくら くろになる やまどりと まつばやしが 
  よるに のまれて しずみ ささやく 「いいか、めを その高音域の 大きな歌が
  とじる かんかくを きく ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
*げっくゎん「どうぶつえん」*- かおる自由詩16*07-7-11
パラソル- たもつ自由詩907-7-11
会えない- 森下 流 ...自由詩4*07-7-11
- 山中 烏 ...自由詩12*07-7-11
青にとける- 銀猫自由詩19*07-7-11
てのひら- 和歌こゆ ...自由詩1007-7-11
サイクリング- 乱太郎自由詩13*07-7-11
こんにちは- 七味とう ...自由詩6*07-7-11
あの夏はもう過ぎてしまった- ぽえむ君自由詩15*07-7-11
星神- アマル・ ...自由詩907-7-11
飴細工- 千波 一 ...自由詩21*07-7-11
恋紡ぎ- あずみの自由詩9*07-7-11
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夏の散歩道- 優飛自由詩12*07-7-11
シュガー- 唐草フウ自由詩6*07-7-11
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詩のキュビズム- 円谷一自由詩4*07-7-11
僕がいた。- もののあ ...自由詩20*07-7-11
放牧- 日向夕美自由詩11*07-7-11
トレジャー- たりぽん ...自由詩9*07-7-11
なみだがわいてくる- 吉岡ペペ ...自由詩607-7-10
ぼくたちの先生は- ぽえむ君自由詩8*07-7-10
つばさいす- 木立 悟自由詩1407-7-10
明日になれば- 恋月 ぴ ...自由詩35*07-7-10
尾崎豊- 吉岡ペペ ...自由詩307-7-10
人違い- 小川 葉自由詩907-7-10
_『Hello_myself』- しろいぬ自由詩307-7-10
hibiki- はらだま ...自由詩16*07-7-10

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