すべてのおすすめ
雲の上で
誰か泣いている

その
降り注ぐ雨の下
泣いている人もいるだろう

雲の上で
誰か泣いている

誰にも気づかれることなく

誰にもなぐさめられることなく
平日の午前

雨の日のファミレス

食器の音

まばらな客

障らない音楽

外のひかり

外は雨だ

灰いろの風だ

うんこしたくなるような

落ち着きに満たされ ....
線が、みえました

線が、みえていました

「ここからはいらないでね」

そう
いつでも


めにみえないかなしみ、というやつは
そこら
ここらに
ころがっています
 ....
なくした言葉がいくつかあって 
それを、また 
見つけだすのにあたふたなんかして 

正しい言葉 
わからないんだ 
ぼくは 


言葉は無力だと知っていて 
それで ....
(天井の氷がひび割れた
 その底の底に わたしがいる 息吹きだけは浮き 消えて
 それまでの距離には かなしみが詰まって
 砂となって流れ 降る)


深いところでお会いしましょう
眠れ ....
眠れない夜に
眠ってしまった店を想う

焼き魚が食いたくて
冷蔵庫の灯をまさぐるが
プラスチックしか見つからない
ジュースを転がす

傷んだ腹がないている
鍋焼きうどん食おうにも
 ....
熱で味がわからない

浮かぶ綿菓子
ハッカばかりのドロップ
七色の飴細工
積もったかき氷にシロップ
夜空に金平糖
夢のような国にトリップ

熱で味がわからない

きっと、とびっき ....
僕が知りたいのは
CMの後に出される答じゃなくて
消費されていく新曲じゃなくて

僕が知りたいのは 僕が知りたいのは
作りかけてやめた
誰に送る宛てのなかった
 ....
{画像=080316102643.jpg}
倒れ込む。        そのままに
ねぐらに眠り込む。    裸になり
頭から倒れ込み、突っ込む。壁に、住処に
ぶつけて星を飛ばす。   ぐしゃり ....
誰かの哀しみを拾い上げる
冷たい小糠雨に濡れ
誰かの哀しみは
つぶらな瞳でわたしを見上げたように思えて
この胸に優しく抱きかかえた

歩道橋下の暗がりで拾い上げた
誰かの哀しみは
手の ....
{画像=080315002645.jpg}
きょうもまた
独り、
みなの寝静まった寮に
幼児の瞳を輝かし、
いじけた手足を伸ばす時、
心は嵐の後の
蜘蛛の巣のように、
暗く重たいものを ....
同心円でありたいのです
それぞれの速度で広がる
無数のわっかのなかで
波紋を重ねたいと

降り始めの一滴になりたいのです
そのひとのほほで流れれば
きっと振り返るでしょう
手のひらを空 ....
    猫のあくび
    窓辺のコスモス
    いろあせたオルゴール
    金魚のあぶく
    ハチミツ入りの紅茶
    それから
    きみ

   そういうやさ ....
まわりが
笑う
わたしは
なにが可笑しいのか
よく
わからない

まわりが
歌う
わたしは
メロディがつかめない
まわりが
傷つく
わたしのことばに

わたしは
じぶん ....
なだらかな曲線や
いびつな凹凸も
形通りに
そっと撫でてやると


こわばった起伏が
するん と解けて
一本のゆるんだ線になった


とたんに安心して
ぽろぽろ涙をながす
キ ....
水彩画の背景を
紫の濃淡で塗りつぶしたことがある
いつも通りの'Aをもらい
わたしはそれを忘れ去る

あれは何の背景だったか

紫は
幸せのように見え
不幸せのようにも見え

甘 ....
それは春だったから
わたしは
疑うことを
知らずに

透明な水に
ゆるり、と入って

冷たい水のなか
人魚を探した

水中から
見上げる空は
鱗粉がきらきら光って

わた ....
ちいさな姉さんたちが
あぜ道を鮮やかに歩いていく
カモミールとか
ベルガモットだとか
とても香りの良い会話をしながら
ちいさな光る粒を落とし
それを知らずに踏んでしまうと
しばらくの間、 ....
なきたいときには なけばいい

僕たちは何かをためらうことばかり
覚えていて
ほんとうの声をなくしてしまった
声帯が震わせるものは空気
音にしかなりきれない
言葉のオブジェ
である理性 ....
素直な君
明るい君
元気な君

憂鬱な君
淋しげな君
怒っている君

みんな
君のものだから
心配はいらない

笑っている君も
怒っている君も
しょげている君も
君らしく ....
集められる限りの写真を集めて、アルバムにすればいい
一人部屋でページをめくり
かつてあった日々の思い出を愛せ
それらの日々をノートに刻み込め
言葉にできないことはみんな行間に遊ばせたまま
言 ....
泣いた日
左手が動かなくなった日
ボケットに突っ込んだ手を
先生に注意され
からかわれた手と
庇われたことが恥ずかしくて
泣かされた日

泣かされた日
いつも庇ってくれてた友達が触っ ....
シギ シギ
森へ行こうよ
春の夜明けに
紅い三日月が出たよ

たくさんのアゲハ蝶が
群れをなして舞い踊る
あの草原へ行こうよ

森を抜けたらもうそこだ
あの貴婦人に会いに行くよ
 ....
点描を打ちながら
窓に・風
空に・花
見れば・雲
きん・こん・チャイム

音楽室
古いピアノふるえる
新入生たちの指
柔らか過ぎて

美術室
ももいろの花瓶が立ち上がって
春 ....
丸みの無い水平線の向こう、
空と海の境界が
白く曖昧になるあたりで
春、が転寝している


寒気から噴き出した風が止み
陽の降り注ぐ砂浜には
くろい鳥のような人影が
水面に微笑み ....
一枚の写真のなかで私
笑っていた
卸したての制服は似合っていないし
表情もなんだかぎこちない

引越しの準備とかで慌しい最中
久しぶりに開いてみた
アルバム
こっちへ出てくるときに母が ....
雨のリズム
秒針の鼓動
一定に停まる気配もなく
ただ無機質に

「只今、午後4時39分になりました」
電子音が遠くから聞こえる
見えるはずの海のむこうは見えない
もやがかかって曖昧に直 ....
その雷は
曇天を引き裂き
暴風雨を引き連れて

街は
次の雷を
静かに待っている


悲しみ
悲鳴を伴って

わたしは
それがくるのを
あきらめて待っている
                000426



跳び乗ろうとしたら
グリーン車だった
乗れないと思い黙って見送った
次の電車もグリーン車だった
おまえは何処に立っているのだと
叱 ....
かたくなな心を
あたたかい雨が叩く
旋律は燃える
今は遠い父の膝で
聞いていた
赤い新宿の歌

手を打つ
男らの丸い肩
裸電球の下で
揺れていた
私と湿った座敷と

歌ってい ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雲の上で誰か泣いている- 風音自由詩7*08-3-20
雨の日のファミレス- 吉岡ペペ ...自由詩608-3-19
とおい、なつの- エスカル ...自由詩14*08-3-19
返信- わら自由詩35*08-3-18
しゅんせつ- 唐草フウ自由詩7*08-3-18
ひと炊き- 佐々木妖 ...自由詩23*08-3-18
Taste_of_view- 相羽 柚 ...自由詩4*08-3-16
宛てのない手紙- caleha自由詩12*08-3-16
倒れ込む。獣のままで- beebee自由詩6*08-3-16
拾い続けるひと- 恋月 ぴ ...自由詩30*08-3-15
春の夜に- beebee自由詩6*08-3-15
春雨- たりぽん ...自由詩16*08-3-14
ちいさな春のメロディー- Affettuoso [ ...自由詩13*08-3-13
だんだんひとりになっていく- ふぁんバ ...自由詩7*08-3-13
ベクトル- 渡 ひろ ...自由詩13*08-3-13
- よしおか ...自由詩9*08-3-13
それは春だったから- 風音自由詩10*08-3-13
ポルカドット- 嘉村奈緒自由詩1408-3-13
少し大きな動物- kauz ...自由詩9*08-3-13
そのままの君でいて- 妖刀紅桜自由詩8*08-3-12
love_today- rabbitfighte ...自由詩17*08-3-12
二色- 佐々木妖 ...自由詩33*08-3-11
シギ- 未有花自由詩13*08-3-11
- ふるる自由詩808-3-11
湘南、春の片隅で- 銀猫自由詩12*08-3-10
引っ越すひと- 恋月 ぴ ...自由詩25*08-3-10
別れの手前_止まない音- 緋月 衣 ...自由詩9*08-3-10
春雷- 風音自由詩5*08-3-10
グリーン車- あおば自由詩4*08-3-10
新宿の歌- 阿川守基自由詩408-3-10

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526 527 528 529 530 531 532 533 534 535 536 537 538 539 540 541 542 543 544 545