すべてのおすすめ
土地を踏み荒らしては場違いな花の種を植え
手遅れになりはしないかと黄鉄の装飾で埋め尽くす
やって来たのはアザミと蒲公英で
望みの花はいつまでたっても咲かない
それならばと土台からやり直 ....
 
冷たい手

あたい、冷え性だから

温めてやるさ、ずっと、ずっと、



 
降る雪の間に間に後姿 
灰色に滲んで 小さくなる
誰も開いたことのない 図書館の古びた新刊書
端末はいつもいっぱいで 書物は忘れ去られる


早朝のバス停で 
凍えながら待っている
 ....
朝の胎動が谺する、
夜のなかで、
私はゆっくりお湯を飲む。
私のなかだけにしか、
あてはまらない鍵をゆっくりと
舌で転がしながら。
朝を待ちながら、
カプセルに入る。
光の囁きに目をあ ....
鉄の臭い 匂い立つ
布団半分が血糊ベッタリと
昼間片目で歩いていて転げ
これはイカンと部屋に帰り着き
そのまま鎮痛剤ガバガバ飲み
いつしか眠りに落ちて
夜に目覚めればこの様だ

自らの ....
言葉が厚いナイロンシートの
壁にぶつかって流線形に歪む
喋るのは得意ですが独りです
世界は四角く私たちは丸いと
思っていたのに傾いた地軸に
逆らえない街の人と通じない
回転しなが ....
陽が射せば 雪は溶ける

溶けた雪が 枝に幕を張り

百日紅の 深い爪痕

晴れた空に 水は乾き

哀しみは 消えない
風が大河のように重い土地で
腰を落とし 捻じれて育った
樹は 首を傾げ 雲を聞いている
節くれだった片目で
ヒレンジャクたちのお喋りに
口をはさむでもなく
遥かな海や
見渡す限りの黄金の ....
let go
あなたの服に嘘が付着する
夜がこぼれミルク瓶に詰められ
わたしの朝に届けられる

speak
濡れ衣という緑茶に茶柱がたつ
旋律をねり込んだスコーンを焼く
あ ....
あ オチタ
 あ オレタ
  あ コロガッタ
   あ キエタ


もう 何も無い
ただ 結果だけが
自由な行為の結果だけが
ひろくひらき広がっている
高曇りの薄白い空の許
モノ ....
こういうの、好きなんでしょ?

玄人みたいにあなたは笑って
私の中に滑り込んでくる

肯定せざるを得ない私、
なんて優しいんだろう

押しつけてくるピンポイントは
いつも ほんの少し ....
私たちが普段
眺めている雲は
お尻だ
顔は宙に向けられている

中空を飛ぶ飛行機が
教えてくれた

お尻は垂れて
砕けて
地に届く

顔は
白い炎のようで
群がる羊のようで ....
               160123

ラジオは浄瑠璃の義太夫節を鳴らしている
声は無いから三味線だけだ
第一放送は「今日の短歌」読者投稿に選者が好意的な評をつけ、相づちを打つコンビを組 ....
http://golconda.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=5297070#11473220
即興で詩を書くサイト 即興ゴルコンダ仮の今回の御題は【はなして】です。
みな ....
冷たい風が鼻を折る
国道を挟んで対面から歩いてくる
久しぶりに見た欅の少年
あれはいつか晴れた日の青空に
いつも手を引かれた二人連れ
くねくねと大きな身振りと直角に折り返す手足
何かを ....
静かな時の流れ
 空白を充たし
  ズレていく思念と思念の
   溝を埋める
    子供達のはしゃぐ声
    花はカンバスに咲き
   瑠璃色鳥が跳び出し飛び立つ
  続く晴天、遠い ....
ベッドの温もり
これは貴方の熱なのかしら
これは私の熱なのかしら
どちらのものか分からないくらい融け合って
ふとした時には昇華しているのかも、なんて
考えてみても すべて愛おしい

そん ....
ピークだ!

見上げれば
樹木生い茂る急傾斜の山道の先 雪を被った一際高い平らな山影
鉛と化した両脚 スッと軽くなり
速足半ば駆け足 息切らし到着
してみれば またしても山腹の丘 泰然と平 ....
そいつのことを「はんだめん」と呼んでいる
そいつは自分のことを 「たぬき」と自称している

初めて「半田麺」と云う食べ物を知った時は
なぜまた溶接面を商品名にするとはなんと奇抜で夢のある ....
鋳掛屋は大阪付近では昭和40年代まで見かけたのだとネットには書いてある。西暦に直せば1965年から70年くらいの期間、日本国が美しい国から、あまり美しくない、やけに忙しく伝統を捨てて、国土開発の名の破 .... 海を見たい
寒いことがなければ
今すぐ海を見たい

黒の中に埋もれるのは
よくあることだ
誰も助けがないのも
よくあることだ
“涙を流した分だけ 強くなる”
この言葉を実 ....
見知らぬ者が訪ねてきた
滅多に聞けない月の唄と
尖った山頂にしか咲かないという一輪と
いつ終わるのかと不安になるくらい
異国の砂漠の話を嬉しそうに続けていたが
僕は安眠剤を取り出して ....
口笛の奏で、目覚めてこの夜
澄んで響く何処から

明るい旋律音色のループ
微妙に低く高く魅惑の相

聴き入るうちに潮騒磯の香
漂いザワメキ布団が波打つ

扉開いて弓形の白浜
広がり ....
大好きだよ

なみだの古里

もう離ればなれ

表面的でもいい

過去形だけど

大好きだよ


増殖していく

あのひとが

あのひとに

僕は敗北した

 ....
ユキがフッた!
アタリつもって
デンシャ止まって
カイシャ困った
ユキにフラれた
つもりで当たって
あわれ荒れアレ
おわる恋かな
風吹くママに
ユキは降り降り
フリフリチラリ
シ ....
吹雪いていたその日
子供のころは犬になって走り回ってた
溶けかけた雪膝が骨を出しては
小さく苦笑い
だんだんと汗を拭い
だるまもう少し頑張れ
頑張れと強く息を吐き
雪が降る雨になる ....
まだ蕾とも見えない 小さな突起の
春を待っていた梅の枝は 雪の重みに折れる
うららかな鳥の声を聞くこともなく
清冽な香を漂わせることもなく


淀みに映った空は 日に日に冷たく
緩や ....
 しんしんと降りしきる雪のなか
 そうっと手を伸ばしてみるけれどからっぽをつかんで
 クソっ! って舌打ちしたとき、ふとひとりで戦ってるともだちのうたがきこえた

 彼は世界を暴くために言葉を ....
風を読もうとして
青空の中に人差指を立てた
風上から風下へ
紙飛行機は滑っていった

時を堰き止めたくて
夕焼けの中で小指を絡めた
川上から川下へ
笹舟は忘れ去られた

水面に ....
あばら家、破れ屋、壊れ家 晴天
差し込む陽光、隙間だらけの板壁から
床に降り積もった雪、凍り付き
裸足で滑る、裸で踊る

絹糸束ねた光の帯
肉身に巻き付き熱と化す
内から沸き出す熱流、合 ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
高値の花- アラガイ ...自由詩6*16-1-25
ずっと- 殿上 童自由詩13*16-1-25
つとめて- 藤原絵理 ...自由詩6*16-1-24
警告- あおい満 ...自由詩1016-1-24
血_噴き出るままに- たけし自由詩516-1-24
揺らぐ街- 為平 澪自由詩1516-1-24
夜雪- アラガイ ...自由詩5*16-1-24
冬眼鏡- ただのみ ...自由詩18*16-1-23
はなして- かんな自由詩8*16-1-23
切断〇補強- たけし自由詩6*16-1-23
はずれ- 公山いと自由詩216-1-23
雲の顔- イナエ自由詩7*16-1-23
はなして- あおば自由詩6*16-1-23
はなして- るるりら自由詩14*16-1-23
ピノキオ(欅の少年)- アラガイ ...自由詩7*16-1-23
空無オン- たけし自由詩4*16-1-22
ぬくもり- 中村 な ...自由詩3*16-1-22
魂の営み- たけし自由詩3*16-1-21
鋳掛屋- るるりら自由詩15*16-1-21
鋳掛屋- あおば自由詩8*16-1-20
海を見る- 瑞海自由詩6*16-1-20
疲労かな- 乱太郎自由詩12*16-1-20
告知- たけし自由詩416-1-20
なみだの古里- 吉岡ペペ ...自由詩516-1-20
フラれ歌- ただのみ ...自由詩10*16-1-20
だるま寒い中ごくろうさま- アラガイ ...自由詩9*16-1-20
冬の香- 藤原絵理 ...自由詩616-1-19
-273.15- 霧慧未央自由詩416-1-19
- nonya自由詩18*16-1-19
湧出沸点- たけし自由詩4*16-1-19

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