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*プラットフォームから

色とりどりの屋根が遠く連なって
その上を目を細めてなめて
果てに一本の灯台を見つけて喘ぐ

夕刻でも陽は照りつけて
灯台は
小さく真っ白に
発光して ....
買わなければいけないものがあるのに
あなたはまた、あなたに似たものを買ってしまう
部屋はあなたに似たもので満たされていく
あなたに似たもののほとんどはいらないものなので
あなたに似たものがなく ....
実際に殺したのはお前の手紙だった

その朝に訪れたのは確実な天使だ

「なっちゃん、死んでから寝言は言ってね♪」

ラジャ
街灯で
ところどころ熱病だ
この道では
駐車場まで
浮かされて

君 という名前を僕しか知らなくて
僕の名前も君しか知らないだろう
それが夜の景色の中で
電柱の隙間で影を重ねている ....
 雨音に目を覚まし 
 あまり親切ではない時計に目をやる
 猫があくびしこっちを振り向いた


 あぁ
 無力の僕にも今日は訪れてくれた
 
 あぁ 
 嘆くのは自由だよね

 ....
ひくく香りは 風の帆を駆け上がり
瞑っているもやの巣の中

はやく運ばないと
息を つのらせてしまうから

どこかに隠れていた
泡の綿帽子が

ささやきを運んでいく
幸福になりたい

そして、はっとする

幸福ってなんだ

いまは幸福じゃないのか

だれもがよく思う

そんなことを思い歩いている


夜も

涼しくはなくなった

 ....
ジョセフィン博士からの手紙
一緒に暮らさないかと
絵画の中での潜水をやめ
あの部屋を飛び出した

久しぶりの空は眩しく
新鮮な空気は21世紀
ジョセフィン博士と再会した
友人として感謝 ....
祝いのメロディのなか
少し照れたおまえは
肩をすぼめて優しくゆれている
ななつのロウソクの灯を
遠く、近く
瞳に映して

{引用=
おまえの生まれたときを思い出すよ
(パパ、気絶しち ....
林檎のジャムを一瓶、食べてもいいと
いわれたような気がした
大人みたいに好きなだけ、起きていてもいいと
いわれたような気がした
明日も、あさっても、その次の日も
ずっと日曜日みたいな気がした ....
六月の湿度が肩に降りつもる
いつかの唇のように柔らかくあたたかく
黒髪にからみついた結晶
はじけて香る 夕立

銀色の坂の向こう
ちいさな教会の鐘の音がする
ふいに横切る上りの急行
 ....
積み木をバラ撒いたコンクリートジャングルには
ペ天使やダ天使を筆頭としたイロハ天使が
なぜか、ハムハム王子を創ろうと画策している

こどもはみんな
ハンカチ王子やハニカミ王子になるのに
 ....
裸電球が
割れてしまった
大事に大事にしてたのに
音もたてず
たださらさらと
割れてしまった
治るのだろうか?
否 治らない
治らないのだろうか
否 治る
だから電気だけは灯るので ....
夜が毎日やってきて
ラピスラズリを細かに砕き
私に塗り重ねる
紫陽花は
青から変わることなく
傷みながら
終わりを迎える

君が触れた私の一部が
いつまでも熱を保ち
上手に朽ちる事 ....
この世にはない湖の辺で
あなたに会う
この世にはない花を摘み
あなたを飾る
この世にはない愛の言葉を
あなたにささやく
この世にはない幸せの鳥が
あなたを祝福する
そんな世界 ....
はしゃいで飛び込んだプールの底に顔面を泣けるほど打ったけど
涙をプールの水に紛らせ笑った夏でした

カルピスが痰みたいに絡んだけれど
白くて甘い夏でした

台風で傘が根元から折れたけど
 ....
一人タバコを吸い
息を吐く
昨日はカレーを作った。

お礼に包丁のセットを
貰った
人を紹介して
貰った

人に頼りにされる
ようになった。
遊ばずよく働く
ようになった。
「観月橋」

せせらぎの音は
いつのまにか、ざあざあと鳴り
錆び付いた欄干が
しとどに濡れる紫陽花の、夜

ここには愛づる月もなく
ただ名ばかりの橋が
通わぬこころの代わりに、と ....
この身 一つ

つぶやきは 
虫がすだくように
土に溶ける

空を見ていた 真夏の
いくつもの巡り

また やって来る
胸の入道や
夕刻の驟雨が

どこかで
タブラーがうね ....
碧いカーテンの中に入って
僕を探して
とクスクス泳ぐ

すいみん
すいみん

君に許した部分が冷たくなる日が
ふと考える
非日常の中の非通知が鳴るみたいに

すいみん

くび ....

暑さの中で
何かが動いている
畑で汗を流す人
工事で体を動かす人
営業で外を歩く人
みんな汗をかいている
涼しい部屋にいる人も
心の中で汗が出る
この汗で
今日という一日が
 ....
午後からは雨なので、
傘を持っては出掛けなかった。
昼食の蕎麦屋から出ると、
案の定、
雨が降り出した。

色取り取りの傘が、
街に花開く。
わたしは蔓 ....
揺りかごより這い出でて
私たちは人間になったのでしょう

帰る場所が存在るのなら
揺りかごに戻りたいなんて
おいそれとは言うべきではないわね

生きる事は楽ではなくてよ
死ぬ事より ....
彼はどこにもいない
会社にだって
公園にだって
トイレにだって
いない
それなのに彼は
どこにもいない植物を
育てている
何のために使うのかは
わからない
でも ....
壊れたら直せばいいが口癖の
父からもらったラジカセは壊れてばかりだった
とくにアンテナはしょっちゅう折れた
そのたびに父は何も言わず修理してくれた
まるでそれが生きている理由であるかのように
 ....
めまいがするほど
一度どくんと心臓が跳ねて
膝につけた頬が重い
何度迎えても夏は早足で


あの歌が流れるたび
いないあなたの口笛がついてくる
今も泣けない苦しさで
胸がやぶけそうな ....
きのう
蒔かれた種が
もう 発芽へ発芽へと
夏が至るまでのあいだ
止まらない
エスカレーターの列は長く
せめて みどり色を思い浮かべる
わたしとは
違う人たちに前と後を
挟まれて ....
もしもし、オレだよ。
3年前、心地よい概念に吸い込まれたオレだよ。
ほら、何でも二律背反にしてしまうオレだよ。
大変なことになったんだよ。
是非、振込んでほしい。

もしもし、オレだよ。
 ....
   新緑はリビングの奥まで染みこみ
  薫風はねこぜとうなじを舐めまわす
             梅雨入り前
  日向と日陰がくっきりと区分された
              広場では
 ....
四.五畳間
小さな巣穴

軟体生物になりきる

私はクラゲである
私は蛸である

なんでもいい
骨のない生き物になる


なんせ軟体生物ですから
背筋はしゃっきりでき ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16259)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
初夏の- 水町綜助自由詩10*07-6-14
無数のあなた- たもつ自由詩1607-6-14
神よ_Ⅲ- 那津自由詩307-6-14
街灯- 水町綜助自由詩10*07-6-14
雨音- 山崎 風 ...自由詩4*07-6-14
告白- 砂木自由詩14*07-6-14
幸福- 吉岡ペペ ...自由詩607-6-14
アパルトマン2- yoyo自由詩8*07-6-14
七つの子が生まれた日- 佐野権太自由詩19*07-6-14
わたしのそばにそれがきたとき- 美砂自由詩4*07-6-13
六月の湿度- ku-mi自由詩17*07-6-13
*東京パック*- かおる自由詩9*07-6-13
割れた裸電球のその後- 麻生ゆり自由詩3*07-6-13
風葬- さくらほ自由詩13*07-6-13
無数のあなた- 小川 葉自由詩7*07-6-13
そんな夏でした。- もののあ ...自由詩34*07-6-13
一服- ペポパン ...自由詩7*07-6-13
京都三橋_- Rin.自由詩40+*07-6-13
夕闇の- アハウ自由詩607-6-13
ユラグ- 唐草フウ自由詩11*07-6-13
暑さの中で- ぽえむ君自由詩7*07-6-13
「_午後は雨。_」- PULL.自由詩13*07-6-13
ヘブン- 優飛自由詩4*07-6-13
どこにもいない男- 麻生ゆり自由詩5+*07-6-13
修理- 小川 葉自由詩1007-6-13
口笛- 藤原有絵自由詩707-6-13
播種期- 南 広一自由詩307-6-12
現在は細部を足蹴にして- ブルース ...自由詩9*07-6-12
ささやかな祝典- 信天翁自由詩307-6-12
休日独言- 赤月 要自由詩307-6-12

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