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ゆらりとそよいだ
黒髪は
涼しい黄昏に
やや雑駁な面持ちで
暗がりの多くなった細い
路地の景色を
夕陽と連れ添うようにして
揺らいでいる
ひんやりとした西方にある
最果ての夜空より
 ....
まよう
微熱の手があつい
触ったらもっとあつい
空のひかり
せなかを刺す

紙袋の、持ち手の、こより
くたびれあって
よれてよりそっている
細くてがんじょうな
線を
ただ、じっと ....
吸いかけのタバコを灰皿に残したまま
別のタバコに火を点けてしまう
もう何杯目かは
忘れた
三半規管がサボりだして
その加速が止められないまま
もう上手く歩けるような気がしない

別に酔 ....
見知らぬ少女
素敵に涙を流して
「私を愛して」
と叫ぶ
 
 
激しい雨の中
冷静過ぎる頭が
鼓動の数を数えている
 
 
 
早くなる朝が
ゆっくりと通り過ぎる夜を見送って ....
どこか信じてた
どこか疑ってた


でも


なにもかも
おしまい




どこまでも信じてた
再起を願ってた


でも


繋いだ手は
 ....
(影のない犬って知ってる?
(え、知らない、何それ?
(ほら、見てごらん


そう言って指さしたのは
真っ暗な空を
黒いことをより強調させるように
輝くひとつの星
その上に
オリオ ....
オレの説明書は

そう、藍いろの空

アンティーク店の

黄いろい光輝く

古本屋のまえに

クルマをとめて

な、気にするな空

藍いろのカルテに

全部書いてある
朝食を済ませ 僕は 食器を片付ける間もなく
ランドセルを背負って 行ってきます
行ってきます!

今日鮭が死んだ
稲だいぶ前に刈り取られた
大豆はぐちゃぐちゃ
豆腐は風呂上がり

そ ....
ノックされた窓を開けると
季語が突然入りこんでくる
飾るべき言葉の、持ち合わせがないので
自分勝手に寂しくなってしまう
決められた五線譜に決められた音をのせて
決められた拍手が返ってくる
 ....
      
             081007



オリノコ川に
月が出て
野猿の群れも
眠りについた
静かな雨が降る前は
猫の子一匹騒がない

幻想と否定するだけの
 ....
真新しいクレパスの
いっぽん、いっぽんに
なまえを書いてゆく
きみのなまえだ

先端恐怖症の妻は
体育着の胸に
名札を縫いつけてゆく
今日は調子がいいの、と言って

慈しみの雨が屋 ....
悲しい歌を忘れられない
あなたがいつか手をのばす
その先に何があるのか
指先は語る事を知らず ただ
まばたきもせずに一心に見つめる
あなたのあの眼差しが欲しいと思う
風さえも忘れる束の間の ....
  1

姉は、猿が、親を殺している夢を、夜ごと見ては、
目覚める度に、硝子が砕けるように、怯えていた。
地味な窓から、手を伸ばすと、
裏庭の空き地越しに見える、マッチ箱の家たちは、 ....
君の目は光を失ってた?
その瞬間
君はどんな顔をしてた?


生まれてきて
生きてきた


嬉しかった事は?
辛かった事は?



僕等には  ....
音楽を飲み

人は生きる

スクリーンの栄養畠

戯曲を舐め小説をしがみ

それから君の笑顔を食べて

暗い眠りから醒める

どれが欠けても困る

次にようやくパンをかじり ....
ついうっかり頭に入る他人の音に
また殺されてしまったようで
微妙な距離感のそいつは
道連れにわたくしを選びたいのやも知れません
わたくしはおずおずと目線を下げまして
本日知りました悲 ....
十五年間生きてきて
恋をしたいと言っておきながら
やっぱりそんなものしたくなくて
わたし、口をつぐんでた


教室内で女の子たちは
携帯小説の話題か自分の彼氏の話をし
男の子たちは髪の ....
横切る黒猫を

捕まえて

白く塗りつぶす

いや、青の方がいいか

それは鳥だったか


とにかく、そのくらいの気概が

必要なのだ

いくつかのアミノ酸と同じくらいに ....
意識が続くあと数時間
空気に触れられた部分から解けていく気がする

混み合った世界の終わり方はこんなに穏やかじゃなくても

だけどたまに思うんだよ 

誰も救われない世界を見てみ ....
部屋でひとり
ぽつり
窓の外を見ると
空が落し物をしていたので
拾いに外へ出る

最近おもう
ふり返ると
いくらか沢山のものを
落としてきました
過去という

それを拾うこ ....
父のポケットに
ときどき手を入れてみたくなる
そんな子どもだった

なにもないのに
なにかを探してしまう
いくら背伸びしても届かない
指の先がやっと届きそうになって
そこには父はいなか ....
窓から見える空があんまり青くてきれいだから
窓を開けて少しだけ瓶詰にしました
でもとってきた空は青くなくて
それなのに窓の外はやっぱり青くて
僕は悲しくなって
僕がとった空の青はどこだろうと ....
その夏最後の一文を終えても
どうしても飲み込めぬ読点を眼に
含んだまま発音できず
ただ濡らし続けていたら
、あ、
同じ花の種がまた
何度でも生まれてしまい
まろやかなミルク色 ....
丹田呼吸法breathing exerciseを数分行ない
額の中央(第三の眼)へ朝日の破片が
熱い速度で注ぎこまれた
わたしはジェダイの騎士、ヨーダだ、
そして宮本武蔵だ、と十回ほど唱えると ....
自分が嫌いだ
身近な人を傷付けまわして
誰もいなくなってから後悔する
そんな自分が嫌いだ

くろ

人間が好きだ
身近な人を傷付けまわして
誰もいなくなってから後悔する
そんな人間 ....
成長期のはじまり、
おっぱいの お は おんなの子のものだった

ゆるやかにカーブがかった
右上がりの
短くも純粋な時間

いつだって
おんなの子のはにかむ口角に似ている


思 ....
すとんっと落ちた釣瓶の井戸に響くあっという間の出来事の
外はもう闇
急に冷え込む閉店準備の店内で
夜には強すぎる冷房で涼む集積回路
ホッとしながら「もっともわずかな安堵の時期である」と言った
 ....
はねを生やして飛び立とうとするのは
なにも言葉だけじゃない
重すぎる心臓を
あかく吐き出しながら
お前のことを絵にするのは
いいかげんにしなくちゃね
お前はそう、
ひっそりとやさしいに近 ....
{画像=081005021659.jpg}

砂浜の風が
朝夕に向きを変えるように
君は気分で風を変える

冷めている空気が
暁の光に変色する時
君は急に大人びた表情を見せ
自足の笑 ....
枯れてしまった花を詰め込んだ
荷物を背負って
帰るんだ 
うちへ 帰るんだ
野生の花が咲くまちへ
いつか大切だった本が
ホコリの中に埋もれてる
無為に費やした
たくさんの
愛しさと
 ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16259)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
変身- りゅうの ...自由詩3*08-10-9
まよう- 唐草フウ自由詩6*08-10-9
泥酔する三半規管- 皆月 零 ...自由詩9*08-10-8
少女- 青井 茜自由詩308-10-8
さよならの詩- caleha自由詩1108-10-8
影のない犬- 小原あき自由詩9*08-10-8
気にするな空- 吉岡ペペ ...自由詩508-10-8
いただきます!- そらの  ...自由詩7*08-10-8
用法- 霜天自由詩608-10-7
蟻の子一匹- あおば自由詩12*08-10-7
アヴェ・マリア- 佐野権太自由詩24+*08-10-7
ダナエ- 石瀬琳々自由詩24*08-10-7
黄色の憧憬−デッサン- 前田ふむ ...自由詩19*08-10-7
きみとうたう- caleha自由詩508-10-6
栄養- yaka自由詩5*08-10-6
哀愁の部屋- 榊 慧自由詩608-10-6
アポトーシス- 笹子ゆら自由詩13*08-10-6
綺麗な青にはならなかったが。- 那人自由詩308-10-6
In_short,_「the_end」- 梨玖自由詩2*08-10-6
おもう- かんな自由詩7*08-10-6
- yo-yo自由詩24*08-10-6
青空- ゆきこ自由詩1208-10-6
長編小説- A道化自由詩108-10-5
プラネタリウムの楽譜- 《81》 ...自由詩8*08-10-5
モノクロストライプ- 緋月 衣 ...自由詩9*08-10-5
『お』- フクロネ ...自由詩3*08-10-5
6CO2_+_12H2O_→_C6H12O6_+_6H2O_ ...- 西日 茜自由詩17*08-10-5
光速の美夏- 石田 圭 ...自由詩2308-10-5
君からの風- beebee自由詩2008-10-5
野生の花- フミタケ自由詩11*08-10-4

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