すべてのおすすめ
感謝してもしきれない 生まれたこと
生きてること

今はただ 僕がここにいて 呼吸をしてる
何かを感じていることが愛しく思う

どうせと投げ出すことが 不安に思える
痩せっぽ ....
道路に生えている草をバッタが食べている
雨はバッタに雨粒を叩きつけるが 必死で食べている
僕は顔を近づけた つかまえてみようと手を伸ばす
バッタというものは手を伸ばせば飛んで逃げるだ ....
 海の大さを知るためには
 一滴の水を
 見詰め直さなければならない

 と、老いた亀は言った

 波打ち際で遊ぶ
 他人の子供を
 呆然と眺める
 僕の足元で

 亀はそう言っ ....
『夏休みをとるのは権利ではなく
ギムです
義務です
大麦でも小麦でもメリケン粉でもありません
精一杯日を浴びて
黒金色になるまで家に帰ってはいけません』
大統領府の前に太文字で鮮やかに記さ ....
楽しかった花火大会 ただ一度。

 ビルに隠れて花火は見えない
 河原のほうでやっているのだろう
 あざやかにきこえる炸裂と離散の点綴音

楽しかった花火大会 ただ一度。

  浴衣の ....
芽吹きの時が訪れ
そよ風が地を撫で
通り過ぎて行った

陽射しが強くなり
花々は入れかわり
息吹も鮮明な日々

嵐を受けては倒れ
ありのままの姿は
しなやかさを増し

野の花は ....
あめとうとう
硝子を濡らし
景色を隠し

ゆめうとうと
意識を揺らし
兆しを示す

ことばばかりがほとばしり
あぶらえのようにおぼれるみどり
ただあって 泣く まじりあって

 ....
蝉は喚いているのだろうか
虫に生まれたわが身を嘆き

いや むしろ
祈り続けているのだろうか
来世の至福を待ち望み
朝、昼、夜と、勤行を欠かさず
一心不乱に経文を唱えた
信心深い祖母の ....
真夏のまんなか
乾いた道のさきに
誰かが描いた蜃気楼

午後9時の
Summer in the city
大気圏の対流に耳を澄ます

アウトをとれない甲子園
酸素が足りない金魚鉢
 ....
草の間を
誰かの幸せを約束した風が
走っていく

固く閉じた地面から
這い出た夏の蔦が
頭を伸ばしていく

夜になれば
プールを洗浄する
機械音

落ちてきた十八等星を拾う
 ....
即興ゴルコンダ(仮)参加作品です。今回は、三つをオムニバスにしました。
http://golconda.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=4832676#10633425

 ....
あんなに晴れ渡ってた空が

信号は赤

車の通りは少ない

夕方になって
ポツリときたと思ったら

ザーザーがきて

こちらには雨宿りの建物はない

信号は赤

みんな走 ....
最高気温36℃

そとをしずかに見つめている

夏の日差しがほどけている

さやかにこぼれているのは

もう秋のひかりだ


時計回りの高気圧だ

南から潮風を運んでいる
 ....
覚えてるかい?
いや、そんな筈がないか
僕と君とは他人同士
何の接点も無く
いわば二つの点
そこに直線が引かれることは無い
惹かれることはあっても

覚えてるかい?
覚え ....
プラットホームの蛍光灯を
なぞりながら
おりてくる
ぬくもりをもった
夜の闇。
夜の市ヶ谷駅の
下には釣り堀があって
人々はうなだれながら
みたこともない
翼の生え ....
河の向こうにあるのは
向こう岸です
至極当然だけど、事実です
あなたは今、どちらの岸辺で詩を書いていますか
向こうですか
こちらですか
それとも、どちらだかわからないですか
一生懸命に書 ....
夜空が見せる死へ
立ち会えば
人は願いごとをするのだというけれど
想いに比べれば言葉はもどかしいだけで
現実にはそんな暇もないほど
許されている時間は
まるで人生のように短く
まばたきの ....
柄にもなく花を買った
10ドル
病室であいつは
5歳のように寝てた
俺に気づいて目を開けた

窓の外はグレー
冬らしい雪

古タイヤを囲み
暖をとる男たちの




 ....
{画像=140806203834.jpg}




タイムカプセルは誰の心の中ににもあって
開けられる時を待っているんだ
中に入っている想いは人によって違うけれど
一度開けると流れて行 ....
よくよく考えてみれば人生の半分は曇り空で、そのうちのまた半分は雨と流れてしまったかのようだけど、パール、僕が一生懸命額に汗して竹の子を掘り返しているときや、少しばかりのお札を伐りながら飛び散る蜜柑 .... いま45才だから

15の頃はまだ30年まえのこと

いまとおんなじ強さと切実さで

84才のとき

15の頃を思おう

それとおんなじように

きょう69年まえのことを思おう ....
美しいうたは書けません
美しいことを信じないから

優しいうたは書けません
優しい心を持ってないから

明日には一本の木になって
いつか伐り倒されるまで
風に吹かれて泣いていよう
蝉 ....
例えば愛されることが
順番制だとしたら
わたしの番は
一億二七〇〇万番目
いつか必ず
いつか必ず
そう信じながら
年老いて
死んでゆくのでしょう
けれどもわたし
本当は
一番が好 ....
老眼の眼をほそめ、針に糸を通して、彼女が
器用な手つきで繕いものをしている。
ほつれた糸は無いもののように。
ただ、ひたすらに繕ってゆく。
それは家族や社会、そのいちぶとしての一本
の糸であ ....
 ある少年がいた

 何処かに
 旅に出たくても

 そう簡単には
 身動きのならない
 身の上で

 金もないし
 健やかでもないし
 勇気もないし
 運もない

 ない ....
今日の日に、まだ誰にも踏みしめられていない土が香る。
私は一人、森の小道を往く。
だんだんと緑の匂いも強くなる。
ふと私には聴こえる。あいつはもう辞めさせた方が良い、と。

ああ、忌々し ....
電池の切れかけた目覚まし時計の秒針が
8と9の間で震えている
目覚まし時計はもう鳴ることも時刻を示すこともできないが
私にはどうすることもできない

目覚まし時計の側には
薬と孫の手はある ....
ベッドに寝転び
CDプレイヤーに
夜寝る時の為のCDを
カチッと嵌めて
再生ボタンを長押し
ピーという微かな音がしたら
部屋の灯りを落とす

枕の下に
CDプレイヤーを入 ....
私ね
きっと
こんなに夜更かしするから
明日寝坊するよ

私ね
きっと
夏休みの宿題
最後の3日で終わらせるよ たぶん

私ね
きっと
写真撮るの好きなの
一瞬を切り ....
今死んだって良いから
君に会いたい
もうこれ以上、なんていらないから
何を犠牲にしてもいい
君が悲しまないのなら
死んだって良いから
君に会いたい


満たされた時に ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
許せるという誕生日- 陽向自由詩5*14-8-8
自分に似てるものとの出会い- 陽向自由詩7*14-8-8
亀の教え- まーつん自由詩15*14-8-8
ギム- あおば自由詩7*14-8-8
ただ一度- Giton自由詩2*14-8-8
野の花・・・- tamami自由詩914-8-7
おとあめ- ただのみ ...自由詩28*14-8-7
夏の歌- Lucy自由詩17*14-8-7
アウトをとれない夏- 梅昆布茶自由詩2114-8-7
おかえりなさい- mizunomadoka自由詩614-8-7
ことばのエンジンを_廻せ!_オムニバス三篇- るるりら自由詩1314-8-7
信号はちゃんと守るのがルールです。- mac333自由詩414-8-7
秋のひかりや高気圧- 吉岡ペペ ...自由詩814-8-7
すれ違った- 凍月自由詩10*14-8-6
『うたごえ』- あおい満 ...自由詩1014-8-6
河を渉る- たま自由詩21*14-8-6
一瞬一生- そらの珊 ...自由詩23*14-8-6
smoke- mizunomadoka自由詩514-8-6
タイムカプセル_/_呪文の言葉は- beebee自由詩26*14-8-6
雨は降り止マズ- アラガイ ...自由詩7*14-8-6
8月6日- 吉岡ペペ ...自由詩614-8-6
美しいうた- Lucy自由詩12*14-8-5
愛すべきひとへ- 川瀬杏香自由詩11*14-8-5
繕いもの- 川瀬杏香自由詩10*14-8-5
嘘つきの星のもとに- まーつん自由詩16*14-8-5
日常(八月のとある日)- ヒヤシン ...自由詩9*14-8-5
ある終末- ichirou自由詩914-8-5
K2- 凍月自由詩3*14-8-4
きっと- 瑞海自由詩9*14-8-4
これ以上- 凍月自由詩5*14-8-4

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