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知らないきみは嘆いた。
海のあおさと空のあおさははなから別物ときめていた。
そんな中ぼくはゆらめきをみつけた。
きみは蜃気楼のなか、たっていた。

ふたりにはじまる物語はな ....
一月一七日が近づくと 朝靄の中 仮設住宅の立ち
並ぶ 通学路を抜けて 初めて学校へ行った日を思
い出す 眠る街は 雪を待つ すれ違うこともでき
ず 呼び止められて 思わず受け取ってしまった 優
 ....
ポットの注ぎ口から
授乳温度の液体ネコを流出させて
膝の上に置く

ネコは不定形
とろーり とろーり
湯気を立てて 
うたた寝をしている

ネコの脳波はカップの上で波紋を立てて
き ....
青い目の、少女
静かな瀬戸にたつ

白波の叫びが聞こえるか

漆黒の背中に火魂
盲点には
最上級の
愛の言葉を


当然でしょ、
アタシ、
いつも笑っているもの、

頬を ....
かっちぃが積み木を積んでいます
黄色のしかくいのを二つ並べ
赤い円柱を二個
青い円柱を二個
と 上に上に積み重ねていきます
最後に三角の緑を二個乗せて
かっちぃのお城が完成しま ....
地球が滅びるとき
進化が過ぎて
全種類のいきものが
一斉に空を飛ぶ
大気圏を越えて
少し離れたところから見た地球は
丸裸になっていた







そんな夢を見てしまったら ....
              080107




机龍之介は居るか、
槍のような声が、
ヘルメットを突き破る。

耳を塞いでアクセル全開、
オーパヒートのエンジンは、
金切り声 ....
プラットホーム
薄青く透けた空白へ
真っ直ぐに冴え立つ
色の無い脊椎の林の
プラットホーム


始まる
冬の朝の微細な輪郭線は
薄荷のことなど忘れた振りをしよ ....
(きみは近く
 足元から古い崖が、伸び悩み

 きみはすぐ下のことが分かる)

 ひどく、近く
 じっとしている
 長いこと
 息を奪われて、呑みこんだ夜
 ふさわしい音はながれ ....
高校で処方されたトローチを
ずっと舐め続けている
いつか消えるという
先生の言葉を信じて



大学生にさん付けされ
上司にはくん付けされる

しかし口の中にはまだ
トローチが悠 ....
白線の内側を
遵守するものにはわからない
よごれ
くすみ
否応なしに手にさせられる

白線の内側を
順守しないものにはわからない
うつくしい
かがやき
届かないからこその憧憬

 ....
何をどこに忘れたのですか?
駅の係員は開いた記録簿に目を落とし尋ねた

普段から乗りなれた通勤電車
それなのに今夜は何かが確かに違っていた
勧められるまま飲んでしまった新年会
赤ら顔の同僚 ....
親指でしか語れなくなった


指先が覚えてしまったのだ
無機質な凹凸に触れるだけで
整然とした文字が手に入ることを


まっさらな紙の緊張や
そこに落ちるイビツな文字
との格闘も捨 ....
 さらさらと

お前は何しに来た

 こんこんと

お前は何を話しにきた

 しんしんと

お前は何を聴きにきた


 さらさらと

また人々の掌に舞い降りてきた
 ....
 
わたし、
だからうまれたの
 
 
きゅうたいのいのちに
いくどとなく
はもんがつたうとき
わたしは
すいてきになる
そのあと、
またいのちになる
 
からめるいとは
 ....
小鳥を逃がした事がある
さみしい時に啼いてくれたのに
鳥籠にいる姿がかなしくて
僕の目の届かない世界まで遠くへやって
今もふとすると胸うちで啼いている
傷ついたその折れた翼で


   ....
遠い風の透けた
銀のしずくが
{ルビ月影=つきかげ}おぼろにひびいて
さびしく薫る
ぬれた黒髪
結いあげる白い手

静かすぎる吐息の重さは
うつろな視線の光
映る予感の静寂が ....
 
 
曖昧無気力な輪郭
 
闇に溶けて
 
雨雲ぽつり
 
泣けない雲さ迷う
 
歪んで歪んで
 
曖昧模糊な感情
 
泣けない雲連れて
 
どこか連れていって
  ....
お父さんはね
お母さんを口説いたとき
自分の故郷には
おはなばたけという駅が
あるよと言ったって

夏に嫁いできた母は
駅前に花畑があると
おもってたと
文句を言ったらしい
お父さ ....
僕の中の男は、二度目の眠りについたまま、まだ微睡んでいる

鈍い渦が沈殿していく

カーテンの隙間から差し込む光が
僕の足をゆっくりと
犯す
寝返った筋肉が軋んで
いつか誰かとの曖昧な ....
指をとりなさい
昔から着せられてた時間
粒を飲んだら海に帰るよ
青しまい終えた夜空のまつ毛に
つつまれたまあるい出窓
しゅっとひとふきで曇るガラスも
つやつやのくうくう
うぶな瞳
ひとりの
少女が
荒れた
広場で
待っている

午後の光は
小さな花の
髪飾りに
舞い降りて
空の青さを
気づかせる

少女の体を
縛っているものは
何もない
翼を広げ ....
寂しい気持ちが寄り添って
結局自分の道が見えなくなるね

強く、強く

望んでみたり

幸せ、幸せ

訪ね歩いたり


どちらも
そんなに遠くに
在るわけなくて

 ....
君との最後にしては満足できたのだろうか
今までの経験に比べたら上手に出来たのだろうか

君の呼吸は少しずつ深く遅くなっていく
微弱な鼓動だけが僕の手を伝い届く

「ありがとう」と唇が微かに ....
魔女、セイレーンの歌声
高らかに

鳴り止まない脈動、


水銀の唇から吐き出される
箴言。



放射され る
ダイオード、鉛色の悪魔。




絡まる蔦は
グラ ....
知らない言葉を使っても
ちがうパズルのピースのようで
僕は完成しない

知っている言葉の羅列は
なくしたピースの裏側のようで
僕は完成しない

   崩れかけた木製遊具のある
    ....
ありがとうございました
上手くいかない人の名呼び
軽々去っていった

もうそんなことは

なしにして?


「つちやさん」

朝彼女がわたしを呼ぶ

「今日で辞めるのでありが ....
 
 
白紙に滲んだ黒い赤
むくむくと大きくなって
たくさんの物語を生んでくものを
とくり、とくりと創ってく
 
神秘の朝は窓を黄金に染め
鳴いたはずの軋んだ世界を
やさしく やさし ....
それは独奏だろうか
タイピングに魅入ってしまい
流れをシャッターで遮断したいのだが
塞いだ手が静止し続ける

そんなことをしても
きみが何をしたいのか
お見通しだ

あなたは
ま ....
鼓動を知っている
急激に階段を上がり
寝床に入ると
生きている苦しみと共に
息切れと共に
脳を覆う

熱を合わせると
寝床が海に変わり
大海原を旅する船になる




鼓動 ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16299)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
きみとぼくのおわりつづける物語。- 哀詩自由詩108-1-12
一月一七日が近づくと- kaori*自由詩4*08-1-12
液体ネコ- アハウ自由詩22*08-1-11
カルマ、背負って- 夢人めー ...自由詩208-1-11
かっちぃの涙- 川口 掌自由詩7*08-1-11
地球が滅びるとき- 小原あき自由詩12*08-1-11
[ミルクを飲んでフラフラの僕は、空気のような空想を描く]- あおば自由詩2*08-1-10
薄荷時間- A道化自由詩2108-1-10
心臓をたもつ為の、遺された- 石田 圭 ...自由詩2008-1-9
変わるくらい- 佐々木妖 ...自由詩25*08-1-9
つぶやき- FUBAR自由詩6*08-1-8
忘れもの- 恋月 ぴ ...自由詩31*08-1-7
メール症候群- 渡 ひろ ...自由詩29*08-1-7
- 乱太郎自由詩20*08-1-7
ふぉんでゅ- 山中 烏 ...自由詩12*08-1-7
Loneliness- 石瀬琳々自由詩22*08-1-7
うすげしょう- こしごえ自由詩13*08-1-7
無題- 永遠音 ...自由詩108-1-7
駅・御花畑- たりぽん ...自由詩13*08-1-7
不真面目な果実- 虹村 凌自由詩4*08-1-6
投げやりに辛口- 砂木自由詩6*08-1-6
二十歳の日- kaori*自由詩3*08-1-6
・・・いいな・・・- シュガー ...自由詩3*08-1-6
君に向けて- 海月自由詩408-1-6
Light‐Emitting_Diode_and_99.8% ...- やまぐち ...自由詩508-1-5
パズル- たりぽん ...自由詩6*08-1-5
後ろ姿おいかけて- つちやし ...自由詩408-1-5
はじめての呼吸で- ゆるこ自由詩12*08-1-5
友人- 佐々木妖 ...自由詩8*08-1-5
鼓動- 小原あき自由詩20*08-1-5

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