すべてのおすすめ
手をのばせば はしごはゆれて
いたいけな木の棒が
うながすようにみつめる

登りはじめた私の背には
羽と
足は 鳥のようにまがり

くちばしが言葉をなくして
指が忘れていく世界の風
 ....
せつない夜は
何して過ごす

ことば遊びの
ことば紡いで

とろとろ落ちる
時間を織ろうか

それとも

赤い月から滴る
ゆらいだ糸で

あの人に裂かれた
心を繕うか
 ....
電話番号占いって知ってる?
って唐突の質問
教えてよっていえば
じゃあここに番号入れてと
携帯を差し出すあなた
結果はどう?って訊いたら
明日運命のひとから電話があります、だって。
 ....
旅だとか
なんだとか
の前で
ぼくは無性にくすぐったくなる


ここは星がきれいだ
ただ、それだけでよかった

くちにする言葉なんて
くだらないことばかりで
ハンドルを切り損ねた ....
スポイトで吸った液をガラスに乗せ、顕微鏡で覗いた神秘の世界。
銀河の始まりもこんなに小さなものだったのだろうか。
サボテンの刺、蜘蛛の脚。命は先端にまで満ちていて。
髪の毛の先や爪の先まで ....
あなたは背を向けたまま一度もこちらを向かなかった
遠くで誰も乗らないバスが走り去っていく音

コップの水が夕陽に照らされて
あなたはわたしのことを
とりあえず丸呑みにしてくれていた

易く消化できる部分は
笑いとともに吐き出した
易く消化できない部分は
嗚咽とともに吐き出した
おかげで
易々と呑み込むことが ....
ペットボトルが散らかった
小さな部屋の
6センチの窓から顔を出した月を
今はねむいから、と
人差し指で押しのける

ぜんぶ
見えなくなって
ちょっと冷たかったかな、なんて
ハミ出さな ....
コッペパンを3分の1
残して 思案する
枝豆とチーズを少し
小さい親指で ぎゅぎゅっ
と 押し込んで
可愛い子 口角が少し上がっているね

『よくできました』◎

「ちゃんと食べ ....
降り注ぐ 血の涙
振り返るは 城の{ルビ廃潰=はいかい}
だがそれを認めることはできず
残酷なる{ルビ運命=さだめ}の中
{ルビ揺蕩=たゆた}うは虚ろとなりし姫君

彷徨う世 朽ちの華
 ....
パスタを食べる手を止めて
とめどなくおしゃべりをつづけるミサキちゃんの隣で
無秩序に放り出された言葉たちが
ひっそりと息をひそめている

深夜のファミレス
心の扉からあふれでた
言葉の行 ....
 
 
やさしみの
さかなが
しずかに
みなもをおよぐ

やわらかな
さざなみは
しあわせなきおくを
みたそうとする

やきつくされたあさ
さいれんがなりひびく
しきはまた ....
真下に拡がる海原は
厳しく削られた岩の入江を包み、
とうに半世紀を過ぎた
今しも汽笛の鳴る港へと
煌めく{ルビ漣=さざなみ}を寄せて

夏の賑わいが恋人達とともに
古い桟橋を大きく揺らし ....
はじめてラブと出逢ったのは
新宿歌舞伎町にあるペットショップ
狭い檻のなかで怯えるように震えていた

あなたの瞳をみつめた瞬間から
ラブ
わたしたちはあなたの虜になってしまう

思わず ....
さよなら、さよなら、


記憶を解き放って 
遠ざかる夏の
四角く切り取られた 空


枠からはみだした場所では
かなしみによく似た顔の
ぼくたちが
今も、酸欠になっている

 ....
 Quartz
 震えて
 終わりと
 始まりのないものを
 区切っていく
 切り刻んで
 数をあてる
 なにものとも
 名づけられない筈の
 私より薄くて
 鉄も
 昼夜をも含 ....
残暑見舞いを書いて
少しは凌ぎやすくなった季節を迎えたの
季節の移り変わりが
少しずつ感じられるようになって
毎日 緑の中で呼吸している
ときにまぶしいきらめく光に目を細めながら

いつ ....
あたたかな不誠実、
かいまみえる色濃い(恋、来い。)
世界の果てでなら あたしのかおは、
みたこともないほどの美人になるんじゃないかしら。
(だって世界の果てってきっと真っ暗よ。) ....
あるメロディーを聴いた
けたたましい騒音の中から

あるメロディーを聴いた
さかまく日々の雑音の中から


街に集まった人びとは
メロディーに合わせて歌を歌った
どんなに綺麗 ....
月の色

映すはいつかの

面影か


眠り忘れる愚かさも

思い出させる

刃かな
ジリジリと太陽が
アスファルトに焦がれる思いを
告げる午後二時の
濃い影がさす
向こうには


枯れてしまったシクラメン
欠けてしまったクリスタルの花瓶
半分腐りかけの林檎
止まっ ....
僕らの前に希望は無い
北には星が輝かず
月達もまた起きぬまま

僕らの前に道は無い
南に奔らぬ雲の影
雨達もまた光らぬまま

僕らの前に光は無い
西の向きには廻らぬ風
雪達もまた舞 ....
空よりは高くはない

ただ、
この丘から見える景色をながめている


「素直にしているの?」

「凛としているの?」


そんな問いかけは
この宙に、あてもなく溶けていく

 ....
全て乾いて
回り続けた
車窓に滲んだレールの錆が
鵲の群尾に一つ文字を願い 回る
回って、それは
草みどり 瓦屋根
白熱灯と傘 老女の舌先
流れてゆくのは
車窓に滲んだレールの錆が ....
アダムの喉に詰まった林檎
人類が未だ飲み込めぬその叡智の一欠け
貴方の皮膚越しに噛み付いて
賢くなった気になりましょう

数多の月日をそれ無しで
無事に過ごせていれたとしても
飲み干せな ....
残暑 ひとしずく 
ゆるゆると溶かす
慣れた絵筆が
パレットの上で色を作る
頬も胸も
灯の色にいろづけて

夕焼けに
どこへも行きたくなくて
どこにも帰りたくなくて
バイクの君の背 ....
ある日突然喰ったんだ
腹が減るから喰ったんだ
少し多めに喰ったんだ
でも足りないから喰ったんだ
貯蓄を全部喰ったんだ
育てた野菜も喰ったんだ
山に登って喰ったんだ
川に潜って喰ったんだ
 ....
あなたの行きつけのジャズ・バーへ
初めて連れていってもらった
薄暗い店内は煙草の匂いが染みつき
レトロな丸いテーブルと椅子が
老舗といわれる趣を物語っている


店のウエイターがにこやか ....
忘れてしまいたい事
沢山あり過ぎて

言葉は溢れても
体は縛られて

悲しくて
捕らわれて

身動きがとれない、、、

記憶を消してくれませんか?
闇に紛れて
全てを覆う
 ....
カラン コロンとドアを開け
馨 珈琲豆

カウンターをすりぬけ
マスターがシャカシャカと
カクテルをまぜる音が
懐かしい〜

レモンを一滴二滴を
しぼるが、口の中の
唾液をさそ ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16259)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
なごり- 砂木自由詩8*07-8-30
独り遊び- 渡 ひろ ...自由詩7*07-8-29
魔法じゃなくて- たりぽん ...自由詩11*07-8-29
空気- わら自由詩12*07-8-29
『理科室』- 東雲 李 ...自由詩8*07-8-29
オレンヂジュース- 虹村 凌自由詩8*07-8-29
パックガール- FUBAR自由詩8*07-8-29
お月様が笑った- アズアミ自由詩507-8-29
帰りの道の少女- 千月 話 ...自由詩12*07-8-28
忘却の姫君- 度会沙生自由詩107-8-28
行く先- 琴雪はつ ...自由詩307-8-28
その海から(やさしみ)- たもつ自由詩40*07-8-28
名もなき夏の島にて_★- atsuchan69自由詩16*07-8-27
ラブの秘密- 恋月 ぴ ...自由詩20*07-8-27
やさしみ- 望月 ゆ ...自由詩42*07-8-27
Q- 水町綜助自由詩2407-8-27
秋のささやく頃- いすず自由詩2*07-8-27
夜のこない日曜日- 哀詩自由詩3*07-8-27
メロディールーション- チグトセ自由詩11*07-8-27
月光- 森川仁司自由詩307-8-27
熱帯夜の夢- 渡 ひろ ...自由詩7*07-8-26
欠如- 路守 緒 ...自由詩207-8-26
夏空- わら自由詩10*07-8-26
遠ざかる夏- soft_machine自由詩8+*07-8-26
智恵の実- 亜樹自由詩5*07-8-26
残暑見舞い- さくらほ自由詩8*07-8-25
人→怪物- damudamu自由詩307-8-24
ジャズ・バー- 渡 ひろ ...自由詩7*07-8-24
闇に紛れて- 森川仁司自由詩307-8-24
菩堤樹- 鈴鈴自由詩4*07-8-24

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