すべてのおすすめ
零れ落ちる花弁を無碍に季節の風が運んでゆく

ちょっと絡めただけの指先が愛しくて

君の名前をそっと呼んで見る

僕は花盗人君の唇を奪うろくでなしさ

君にあずけたこころはいつか返して ....
  夜には涙を流し
  昼には歯を食いしばり
  そんな 見苦しい表情を
  想い出の中に焼き付けてきた

  大勢の自分達

  心の物置に積み上げた
  記憶のフィルムに踊りだ ....
どんどん小さくなる世界で
名前も小さくなってゆく
美しいものから順番らしいので
わたし最後の方だからよく見える

あの建物に言葉が激突して
全部砕け散ったら
それが現代詩になるなんて
 ....
ある朝のことを、君たちに話そう。
文体のことは考えないでほしい、それはけっして
と言いかけたときに
船出の音がした、なめらかな櫂が
長い時間に晒されて
すり減ってしまったきみたちの
船出の ....
失恋って
誰かと共有する必要が
あるのかな?

一人飲み
布団かぶって寝るので十分
明日は
誰もそんなことがあったなんて知らない

そんな顔で
リセットしたいね
品屁一覧(おならのいろいろ)

[疑問屁] 高音。尻上がり。愛嬌あり。
[接続屁] 短音。連続性がある。スタッカートほどではない。
[間投屁] 低音一発。直腸のおくびめく。
[感動屁] 最大 ....
     はしる かぜ
     まどう くも
     かわく かなしみ
     うたう さんだる

     なでる ひかり
     わらう このは
     すける わだか ....
止まらない世界は僕らを圧迫する
時間は切り刻まれて疲れている

それでも安息を求めてやまない魂は
慰安の色をさがす

世界を認識し感じるのはこの皮膚

本当は政治や経済で色分けされた世 ....
木の皮に こもった熱が
少しづつ 雪を溶かし

陽射しが 波紋のように
幹の根元を まるくあゆむ

溶けた雪は水となり 土にしみ込む
しみこめない水は 雪の下をたぱたぱ流れ

水の膜 ....
 君から赤を絞り出そう
 絵の具のチューブみたいに
 滴り落ちるほどの血を吸った
 むくむくの ナプキンのように

 つまらないんだろ?
 一体 何が楽しくて
 そんな風に 自分を苦しめ ....
役者は
媚びてしまった

目の前の毒リンゴを
食べてしまった

役者が
安っぽい悦楽で
身体中を痺れさせている間に

観客は
優しい嘲笑を浮かべつつ
足音もたてずに去ってい ....
なにもしなかった一日の締め括りを
ピーナッツサンドに熱い珈琲で終わらせてしまうだけ。
配送される
朝はもうそこまできているのに
言葉たちは僕の眠りを妨げる。
裏切りもしない反面
厚く盛 ....
子供達がてをふりながらさってゆく
老いた道化師は泣いた

彼らはもうサーカスを振り向かない
ガランとしたテントだけが残される

1918年の秋はからっぽだった
1928年には不安が流 ....
つつじはお花なのに なんで四角なのかな
四次元ポケットから来たのかな

でも良く見ると ふつうのお花だ
だって地球に咲いているから

つつじはなんでハイビスカス色をしているのだろう
まね ....
mkiMaop9htstaj:@r4hoa[h.th\@-hro                 
,l;pKA*Zpfrea0hgriahahr-a\h^h]ah;
hmkl@p^\hr4Ph\ ....
             130412



夢にも人に遇はぬなりけり
スルガの仙人スルリと笑い
富士の高嶺に煙を吐いた
愉快な楽団ルンバを鳴らし
三鷹の兄さん家出をしたよ
ほうじ茶 ....
夜のうちにパンケーキの生地を作る
明日の朝焼くだけで食べられるように
小麦粉 たまご 牛乳 砂糖を掻き混ぜて

いつからパンケーキと呼ぶようになったのか
昔はホットケーキだったはずなんだけど ....
わたしは失格者
子供の頃は子供として失格
いまは大人として失格だ
夫として
父親として
男として失格なのだ
当然女としても
地獄に堕ちる者として失格
天国に入る者として失格
社会人と ....
お父さんの部屋は半分おなんどで
机の横にさびたバス停がありました
お父さんが3年前
会社の近くのがらくた市で買って来ました

私と妹は大喜びしました
お母さんは
「何考えてるのよ、こんな ....
 よく切れるナイフを手に取り
 一粒の砂に 切りつけようとしたが

 どうしてもできない

 手の平は血まみれになり
 その上に置いた砂は
 無傷のまま 涼しい顔で
 寝息を立てている ....
フカフカ暖かい道草
水の流れる音
フカブカ深呼吸をすれば
私は広がる大きくなる
プカプカ浮いて
丸い天体のような感覚
ブカブカの長靴を履いたような

スポスポ抜ける音
シュポシュポ弾 ....
触れられる範囲でしか

触れていなくて

表せられる範囲でしか

表せていない私が

ここに居る
バイだって構わないさ

僕はその人間に興味があるんだもの

道徳律を弄んでいるうちには

真実はどこかへ消し飛んでしまうかもしれないんだ


僕は僕でありその根拠は

唯一無二の ....
中学生のころ

幸福という映画を観にいった

当時映画といえば二本立てで

アモーレの鐘というのが同時上映だった

あのころぼくはさびしかった

じぶんを置いてきぼりにして

 ....
君の唄う『君』は誰?
僕はずっと同じ人だよ
君の目は泣きそうな僕を透かして何が見えたの

見てない世界君と見ようって
決めた僕はどこへ向かおう
どこへ連れて行こうかなんてもう古い考えなんで ....
世の中はパイのわけ前のうばい合い

ガテン系には関係ねえさ

明日の飯を稼ぐだけ

理屈なんてくそくらえ

なまっ白い倫理や美学なんていらねえさ

現実に対処するのみの俺だが

 ....
自暴自棄のまえに
あたたかさはないさ
流転
どこまでころがるの
きずだらけになって
ていねいに
ていねいに
かなしみの匂いを嗅いで
それに吸い寄せられるような
負の連鎖を
プラスの ....
先生が僕を卑怯者と呼んだ
その名前はおでこに貼りついて
やがて
僕の皮膚になった

月日が過ぎて
周りが誰も気づかなくても
僕の耳には
先生の声が時々聞こえた

先生 僕は先生のよ ....
お月様は金色に輝いていました

湖底に沈んだ笛は綺麗な音色で鳴りました

少年は密かに想いを寄せました

まるでニンフのような少女へ

胸が時々しめつけられて

届かぬ想いを知りま ....
遠い昔に 悲しみの雨が降っていた

おいらは腹ペコの犬

遠い昔に捨てられた

あのいたいけないブチの仔犬が俺さ

母も知らず愛という言葉さえも憎んでいた

ただ雨に打たれてい ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花盗人- 梅昆布茶自由詩813-4-15
空に浮かぶ棺- まーつん自由詩613-4-15
ゴチャゴチャうるさい現代詩- 左屋百色自由詩5*13-4-15
luck-lack- Debby自由詩413-4-15
リセット- 鵜飼千代 ...自由詩13*13-4-15
分類学_[へ]の項- salco自由詩5*13-4-14
はるの_くわだて- nonya自由詩21*13-4-14
感性の幹- 梅昆布茶自由詩913-4-14
陽_波紋- 砂木自由詩17*13-4-14
紅色のチューブ- まーつん自由詩5*13-4-13
役者は夜になった- nonya自由詩14*13-4-13
妄想と夜の交わり- アラガイ ...自由詩5*13-4-13
道化師の秋- 梅昆布茶自由詩1313-4-13
つつじのお花- 朝焼彩茜 ...自由詩5*13-4-12
実験作I- まーつん自由詩6*13-4-12
うつくしみの_うつつ- あおば自由詩4*13-4-12
明日のためのパンケーキ- 中村 く ...自由詩5*13-4-12
失格三昧- ただのみ ...自由詩20*13-4-12
バス停- salco自由詩27*13-4-11
小さき者- まーつん自由詩5*13-4-11
フカフカの道草- 灰泥軽茶自由詩6*13-4-10
詩と五感- 小川麻由 ...自由詩3*13-4-10
ヘテロだってホモだって- 梅昆布茶自由詩813-4-10
幸福- 吉岡ペペ ...自由詩513-4-10
恋し、蹴っ飛ばす- 自由詩313-4-9
ガテン系の誇り- 梅昆布茶自由詩113-4-9
流転- はなもと ...自由詩413-4-9
ルピナス- Lucy自由詩27*13-4-9
金色の月と銀の笛- 梅昆布茶自由詩313-4-9
遠い昔に聴いた雨の音- 梅昆布茶自由詩413-4-9

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