すべてのおすすめ
冬だって
やがてやってくる暖かさで
春になる

悲しみだって
やがてやってくる笑顔で
幸せになる

酸性だって
やがてアルカリ性と混ざって
中和する

キャラメルだって
やが ....
サテンの光沢まばゆく
風が雲の緞帳を翻すとき
ひととき白日夢に眩む

まだ蕾、とも呼べぬ小さな膨らみは
幼すぎて花の名前を知らない

その風の名残のなかで
わたしは繰り返される春を
 ....
生きたいと思わないんだ

でも
死にたいとも思わない


リスカしたいとか
吐き出したいとか
何も思わないんだ


でも

苦しくて
何か感じてて
どうしょもできなくて
 ....
ダンス ダンス

死神とダンス


わかっていたよ

差し出されたあの手を

干からびて冷たい手を

取ってはいけなかったこと

でも誰が拒めよう

どこか風変わりで
 ....
あなたから逃れるように
発車間際の列車に飛び乗れば
涙が後から飛び散って行く
誰かここから連れ出して
あなたのいないところへ

愛を確かめるたび悲しくなるの
あなたのやさしさ愛さえも
 ....
キライ

キライ





どうか、あたしのことなど
嫌いになって





あなたを
こんなにも苦しめた
あたしを

許されないことを
した
あたしを

 ....
いつ春はやってきて
いつこの人は去っていくのか

春は花粉をちらかして
くしゃみや、いやな目のかゆみたちを
無言で持ってきてくれるじゃあないか

春に熊はいよいよ目覚めて
作物奪いに民 ....
混じり気なく、青

淡い空

閉じ込められた真白い下弦の月は
青が滲んで



 あたしとおんなじ



空模様
死の森で息を吸ったら
一瞬で肺がやられて
死んでしまうから
仮面を被って生活しています
笑った仮面、愛想を付かす仮面
泣いた仮面、蔑む仮面
表情を変える度に
仮面を取り替え ....
真夜中に沈んでいく終電で
疲労をぶら下げた男たちが吐く息で
今日何度目かのめまいに襲われる

脆弱なんだ

きっと他意はないその言葉に
ぎっ と
音がなるほど唇を噛んでしまったのは
 ....
シーラカンス
君なんてちっとも不思議じゃない
何億年なんて
君が生きてきたわけじゃない

連綿と続いてきたことをいうなら
私だって同じくらい古い
姿かえようと体制かえようと
生き物たち ....
ねえ
 
僕もゴミと一緒に
 
流してくれないかい?
 
 
 
そこなら光りながら
 
逝ける気がするんだ
{注GEKKO=白黒写真印画紙「月光」}に浮かび上がる
曖昧な輝度信号
ほしおり はすぐそこに迫っていた
切り取られた夜空を
暗室の赤い光に積もらせ
あまりにも遠すぎて
おぼえきれない思い ....
我々の生命活動に大きな影響を與へる、
幻の素子、
マイナスの質量を持つもの、
反證可能性を持たぬ似而非科學の、
古式ゆかしく愛らしい結晶、
ふろぎすとんよ!
いま私の前にある樫 ....
     1

うすい意識のなかで、
記憶の繊毛を流れる、
赤く染まる湾曲した河が、
身篭った豊満な魚の群を頬張り、
大らかな流れは、血栓をおこす。
かたわらの言葉を持たない喪服の街は、 ....
綺麗に輝く虹色をしたタマゴは
その全ての可能性をもったまま凍結した
どんな動物が産んだものなのか
どんな生物が産まれてくるのか
何もわからないままだった
そうでありながらも
タマゴはタマゴ ....
永遠がずっと同じって意味なら

私はそれを望まないわ

だって今日よりも明日の私を

もっともっと好きになって欲しいもの



だからあなたの永遠

私が預かってお ....
いたいんです
くるしいんです

すきなの、
青い空を夢見て 目を閉ざし
僕は ずっと待っていたんだ
春が僕のもとへ やってくるのを

春が来て あたたかな陽と優しい風が辺りに満ちたら
その時 僕は目覚め 大きく花開こうと思って ....
体の隅々を解体され分析され
カルテをつけられ病名をつけられ

悲痛な面持ちの周りに宣言をされる

私は生きているから
痛くも無い病名に
迫り来る恐怖に
少し心が不穏にはなっても

 ....
長い間降り続いた雨が上がった
だから何だってわけじゃないけど
傘を差したまま歩くよりは
遥かに進みやすいはず

だけど急ぐと疲れるから
道端の花と語り合いながら
カタツムリの ....
いつの間にか夜が短くなった
それに合わせるように私はとても無口になった

いつもの裏通りには
見当違いな質問ばかりが飛び交い
静電気を帯びた優しさが充満している

声を紡ぐ旋律が見つから ....
人生は甘くないと言う事実を
嫌っていう程噛み締めて
後悔の海に溺れていく

人間辞めたくなっちゃったから
鉄腕アトム張りのロボットになろう
超合金とまでいかなくても
シルバーメタリッ ....
冬の町に灯がともり
羽を休める


男たちは どこからか集まり
酒に身を許す


女たちは 寄り添い
夢を奏でるように


触れあうことさえ
視線を重ねることさえ

 ....
   炎とは、燃えさかる火だと、書いてある。
   たくさん酸素をあたえれば、きっと立派な炎だね。
   あんなにおそろしいものも、最初はこんなにちいさいの。

   火だけじゃないね。みんな ....
水に馴染まず
錆付く事を恐れた私
壊れた金属片に癒しを求め
冷たい温度が心を写してくれる


高速化が進む
取り残された
部品は間に合わず
旧式と呼ばれた
時代は私を必要とはしない ....
きみをひらくと
なかから ちいさなきみが
ぽろぽろと はだかのままで
たくさんの 砂金のようにこぼれて
たくさんのきみは 少しはずかしそうに
ひざをかかえてる

 ....
ほんのり赤い
あなたの頬
愛しくて
愛しくて
ぎゅっと抱き締めた
暖かかった

ふんわり白い
積もる気持ち
触れたくて
触れたくて
思わず飛び込んだ
冷たかった

覚えてる ....
{ルビ微睡=まどろ}んで、乗り過ごすうちに
春まで来てしまった

0番線から広がる風景は
いつかの記憶と曖昧につながっていて
舞いあがる風のぬくもりが
薄紅の小路や
石造りの橋や
覗き ....
僕は男だから
産む痛みを知らない
同じくらいに
産まない痛みを知らない
痛みなんて知らない
ここは戦地ではないから
僕はあなたではないから

幸せになる方法を知らない
幸せにする ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
キャラメルティー- 緋月 衣 ...自由詩14*07-3-1
さくらいろ- 銀猫自由詩24*07-3-1
・呼吸・- はち自由詩807-3-1
死神とダンス- 三架月 ...自由詩5*07-3-1
ローレライ- 未有花自由詩12*07-3-1
ごめんね- 蓮未自由詩5*07-3-1
- 蔦谷たつ ...自由詩6*07-3-1
*空模様*- ちと自由詩6*07-3-1
死の森〜ペルソナ〜- なかがわ ...自由詩5*07-3-1
スタンダール症候群- 藤原有絵自由詩9*07-2-28
草原のラティメリア- 小池房枝自由詩14*07-2-28
宇宙の掃除- 秋桜自由詩307-2-28
ほしおりの、そのときに- たりぽん ...自由詩12*07-2-28
創書日和。炎_【ふろぎすとん】- 佐々宝砂自由詩4*07-2-28
蒼い微光- 前田ふむ ...自由詩25*07-2-28
虹色をしたタマゴ- ぽえむ君自由詩5*07-2-28
永遠- 優飛自由詩4*07-2-28
恋焦がれる- ひめと自由詩3*07-2-28
「春待ち」- 和 路流 ...自由詩6*07-2-28
検査- 茉莉香自由詩5*07-2-28
雨、上がり…- 1486 106自由詩12*07-2-28
短い夜- 松本 涼自由詩807-2-28
*錆びないジェラルミンは*- かおる自由詩10*07-2-28
- わら自由詩14*07-2-28
創書日和「炎」__grow__up- 逢坂桜自由詩9*07-2-28
METAL_HEART- 流希-Яuki ...自由詩2*07-2-28
きみをひらく- はらだま ...自由詩30*07-2-28
思い出だるま- 美月朱恋自由詩3*07-2-28
春のホログラム- 佐野権太自由詩34*07-2-28
花束- たもつ自由詩3507-2-28

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