すべてのおすすめ
まだ手を
解かないでおくれ
もう少し優しくなれそうだから

生きるための温もりを
静かに分け合うよ

だからまだ
離さないでおくれ
まだまだ好きになれそうだから

信じられるのは ....
リッコちゃんのお耳からおみずがでたので
リッコちゃんはじゃぐちをつけてもらいに耳鼻科へいきました

しょんぼりとして帰ってきました
どしたの、ときくと
「むらさきいろのじゃぐちがよかったのに ....
春の雨が
細く断続的に降る
風が吹いて
竹の葉が軽い音をたててはじく
雨の音は
こまやかに落ちる
しまい込んでいた
奥底の溝に

いつの間にか濡れる
銀色の針のようなしたたかな ....
偶然にも君と同じこと考えていたから、君が気になったの

そんなことだけど

愛なんて近くにあったのね

ねぇ見てていい?

いいでしょ?

ねぇなんか喋って?

なんでもいいか ....
風景の細胞を
ピンセットでつまんでいく
ひとつずつ

はつかねずみの
白さの雲
実験された
はつかねずみの

電動ではない
ツバメ
電動ではないのに
背中にスイッチ
オン/オ ....
小学校になる前

僕はここで育ったんだ

あれから10数年

すっかりとこの街は高いビルが立ち並び

昔の面影を消そうとしていた

僕の成長に合わせて

町も成長しているのが分 ....
何も書かれていない
真っ白な紙
はじめは何かを記録したり
伝達するために
その紙は使われた
やがて人はその紙に
美しいものを求め
美しいものを書くようになった
その美しさは一つではなく ....
春がじかん切れとなり
贅沢な地下鉄のゆれにまかせて
それぞれ 肩から鳥を逃してゆく
そらにまいあがれ、ちぎれないままで 
そらを

みじゅくな鳥が
春の隅っこを
ゆっくりと ....
          2007/05/09

彼処に
白い雲が一つ見えます
窓の外を指さして
所感を述べる
君は表現が正確だねと
ニコニコしながら
先生は相づちを打つが
求人に来た社長 ....
取り違えられた

色の壁
名前を聞かれて
「青」
と答えてしまう

投げた
配水管の中に
あいまいな
猫が
右目がつぶれてしまって
横たわっている
弧を描いたらしい
血が ....
帽子の話はひととおり終わり
白い塀が先の方まで続いています
突き当たりの干物工場を右に
道順を教えてくれる指先は節くれだっていて
足元には重いものに潰されたような
カマキリの一部が残っていま ....
いずれにせよ桜は散っていく

まるで、まわりくどい恋文のように
あなたと僕の間を、{ルビ廻=めぐ}っていた感情は
不意に来たあなたの訃報でかたちとなって
ただ、ひたすらに他人でありつづけた奇 ....
玄関の扉を開けると
君がいた
僕の姿に驚いて
まっすぐに電線へ
驚いたのは
僕の方だったというのに
さげずむような視線で
僕を見ていた
まるで僕が
劣った動物のようだ
そんなことは ....
蒼穹はさらに深く
眩い雲はほのかに流れ行く
若木の緑をそよがす風は
初夏の薫りを匂わせながら
見晴るかす彼方へ消えて行く
雲のまにまにのぞく{ルビ天色=あまいろ}に
いつか見た白い炎が燃え ....
あの
光る目を盗んで
チョコレートを
口へと運ぶ
 
事実
今は授業中なのだけど
私は自分の
欲望に忠実なので
食べてしまう
 
 
生産者が
緑色の板に向かう間は
絶好の ....
          2007/05/09


ポイントはありません
小さいご不在連絡票が
黄色い髪の毛を立てて
吠えるように伝える
こだわりを捨てて
気密服を脱いで
カプセルに滑り込 ....
嫌なことを沢山経験して
大人になっていくんだよ
って、あの人が言った。

自分の弱いとことか
ダメなとことか
そういうのって悪くない
って、あの人が言った。

そうか、そうか
と私 ....
今見えるのは
閉ざされた光
真っ暗な、闇のなか
 
アタシは
なにしてる
 
上手に笑えてますか
 
 
指を頼りに
温もりを探し
 
軽やかなリズムにのせて
貴方を探す
 ....
 常口アトムの綺麗なお姉さんにアパートの一室を紹介され連れてきてもらった
 3月は雪解けが激しく 道路はぐちゃぐちゃで いたる屋根から水滴がこぼれ落ちていた
 西日が部屋全体に入ってきていて 大き ....
作為的な空き地の周りに
張り巡らされた高いフェンス。
荒涼感を誤魔化そうとするように
洒落た街並みを描いた大きな看板。
通りに並ぶスナックやら寿司屋やらは
口を板で打ち付けられ、沈黙する。
 ....
赤い夕日が広がって
誰かの背中が燃えている

ゆっくりとオレンジ
急ぎ人が赤々と

今日の日よ さようなら
夕食の炎と共に
醜い私達 燃えてしまえ

赤い夕日が広がって
誰か ....
     1

逆光の眼に飛んでくる鳥を、
白い壁のなかに閉じ込めて、
朝食は、きょうも新しい家族を創造した。

晴れた日は、穏やかな口元をしているので、
なみなみと注がれた貯水池を、
 ....
ヒトのあかちゃんはね
うまれてくるときに
りょうてをにぎりしめて
うまれてくるのよ
ぎゅ〜って
それはもう
すごいちからで

それはね
このせかいにうまれてきた
 ....
もう読みたくはないのだ
わたしは明るい光のもやもやと
たゆたうなかに身を落とした
ここでは視界も聴覚も澱んで
生温くて居心地がいい蜜液のような

見詰め過ぎたのだよ秒針の動く早さとたど ....
空の青を一枚剥がしてみた
それでもまだ空は青かった
私は意地になってもう一枚剥がし
そして何枚も何枚も剥がした

そこには青い瞳をした少女がいて
私の嘘を全て映し出していた
 ....
誰とも話したくない時は

きっと誰かに
愚痴を聞いてもらいたい時

誰とも話したくないけど
誰かと話したいから


こんな時ばっかり
電話してごめんね
君が声をあげて駈けてゆく
たくさんの声のなかから、私はたった一つの声だけに引き寄せられる
どこへいくのか、
だれとなにをしているのか
気になるのは君が楽しいかどうかだ
いやな気持ちを味わって ....
{引用=
  ? 風



何の拘りの
色調もなく
届けられた
薔薇の蕾

花言葉を探してみるが
ほのかに匂ふのは
五月の風


旅の君の便りからは
いつも金色が
 ....
アングロサクソンの夢が
世界を変えてしまった
“もうしばらく綺麗でいさせてくださいな ”
僕は高度化した資本主義社会の末端で喘ぐ
心に持つ宗教の神様仏様は
名前なんてついてない
エロティッ ....
確かめるように差し出した
金魚引換券は
手のひらの熱で
もう、よれよれだ

  (ううん
  (いちばん小さいのがいいの
  (だって
  (いちばん大きくなるでしょう?

わがま ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16259)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
てのひら- おるふぇ自由詩407-5-10
リッコちゃん- ふるる自由詩8*07-5-10
春の雨、森で- 九谷夏紀自由詩707-5-9
偶然- 焼雲自由詩307-5-9
細胞- ふるる自由詩8*07-5-9
- テルテル ...自由詩5*07-5-9
真っ白な紙- ぽえむ君自由詩9*07-5-9
砂の城- はな 自由詩29*07-5-9
広角- あおば自由詩13*07-5-9
真夏日- 水町綜助自由詩29*07-5-9
道順- たもつ自由詩2407-5-9
訃報- たにがわ ...自由詩1307-5-9
鳥かご- ぽえむ君自由詩10*07-5-9
白昼夢- 未有花自由詩14*07-5-9
いたちごっこ- 山中 烏 ...自由詩8+*07-5-9
右肩- あおば自由詩5*07-5-9
step_by_step- そらいろ ...自由詩5*07-5-9
- 夢人めー ...自由詩307-5-9
3月の不動産屋に紹介された部屋の日溜まりと外の風景- はじめ自由詩7*07-5-9
「焼き鳥『しげ』」- ゆいしず ...自由詩307-5-8
背中- 千月 話 ...自由詩16*07-5-8
静かな氾濫をこえて—四つの断章___デッサン- 前田ふむ ...自由詩29*07-5-8
それは母の読むおはなしのように- 朝原 凪 ...自由詩4*07-5-8
詩人たちへ- かや自由詩8*07-5-8
青空の住人- 快晴自由詩10*07-5-8
親友- 優飛自由詩6*07-5-8
息子の声- 美砂自由詩4*07-5-8
五月の- まどろむ ...自由詩17*07-5-8
乾杯- おるふぇ自由詩207-5-8
春金魚- 佐野権太自由詩29*07-5-8

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