すべてのおすすめ
風に研がれた街の
痛い輪郭の端を
ポケットに手をつっこみながら
そそくさと歩く

研ぎ澄まされない
目と指先と頭は
言葉を紡ぐこともできずに
ただアイツを
待ち焦がれている

 ....
私は言葉を知らない
豊富な知識も 深い洞察力もない
柔らかな感性も持ってはいない

比喩や隠喩も使いこなせないし
哲学的なことはチンプンカン
コメント書いてもトンチンカン

こんな私に ....
螺旋階段 転がりながら
あなたの影を追っていく
底なしの不安に 脚がすくむ

独り占め出来ない男は
わたしの心を蝕んでいく
あなたが優しいから
いっそう 悔しくて憎らしい

 ....
日が長く レンズに艶が昇り そのように見える オレンジのマント
その海を揺らす 人間業のようにも見える オレンジのマント

 王子様ですか 顎の筋肉の坂道に 憧れを乞う
 そのマントは感じるに ....
銀色の矢が空から墜ちて来るそんな夜

僕は系統樹のほとりに佇んで生命の音を聴いていた

風がちいさく闇を巻き込んで通り過ぎていった

ときはすでに多くを語らず寄り添っているような気がした
 ....
まだ歌い足らなかっただろう
貴方達が手も振らず
後ろも振り向かず
前へ前へと歩いていってしまった

当たり前のように入ってきた歌を
片っ端から聴き始めている
それでもそれでもね
私は  ....
どんなにすごい詩人でも
言葉で木の葉を揺らすことはできないだろう

しかし

木の葉が風に微かに揺れる
それを見ただけで誰でも人は詩人になれる

しかし

私は福井県の小浜 ....
「人を愛するということと 人に合わせるということは 多分 全く別のことだ」

「空気を読もうとするのは いい加減やめにして
 空気を 創り出してみたらどうだい?  」
現実は甘くない 
からくてあまい

白鷺が けたたましく鳴いている
もっと 離れるなら 争わなくてもいいものを
特定の岩をめぐって 争っている
 
川沿いを ずっと歩いてきた ....
やさしくもなく平和でもない
あなたの周囲や眼にするもの
耳にするものがそうであるだけに過ぎない
僅かな痛みすら止めて貰えないひとびとが
何十億人もいることをあなたがただ知らないだけだ

比 ....
備え付けの
グレイのロッカーの扉を開けると
中に針金のハンガーが二本
ぶらさがっていた

わたしの前に
入院していた人が
使って残しておいたものだろうか

ただ一本の針金からできてい ....
その日
私は独り鉄棒に腰掛けて
夕日を眺めていたいだけだった

鍵を掛けて体の奥に仕舞っていたはずの
シキュウという箱の中に
エイリアンの胎児が
突如侵入してきたみたいで
ただ不快で気 ....
男は毛まで立っている
口の周囲を
まるで鉱物よろしく皮膚を押し上げて伸び
 (しかしありがたい事に
  神はそれを顔下半分のみに留めて下さった)
陽に透け腕を覆っている
何と安物の古毛布の ....
あなたはいつも雨降りで
子猫みたいに濡れそぼち
そのくせ強く匂わせる
刃物を当てた乳房のように


ぼくの真顔の疑問符も
蒼く滲んでインクのよう
何時のころから遺書めいた
ことば遊び ....
 しぬなんておもいもしなかった
 ひとが
 海をみていた
 くっきりカゲを増した
 夕映えの
 不知火干潟で
 たぶん夢中で
 ファインダーをのぞいていたにちがいない
 もえのこる ....
手に任す 迎え始めた進化の太鼓判は押せない 甘みのない春の張り
マインド 居場所は回路脳 シナプスの光 信号

 赤でも マインドは進む すくすく育ちたがる 集る虫の能

手に任す その顔  ....
なんにでも
なれるよ
手にも
足にも

明日の扉をあけたいと思ったら
鍵を差し込んでごらん

キミの心がそう望むなら
ボクはなんにだってなってみせるよ

翼にも
とても綺麗な青空だ

とても自分が

無価値な気がして

黒い塊が胸いっぱい


それでも

この花束を

君に この花束を




エッフェル塔に登 ....
軽はずみな言葉ほど
健全なものはないからね

自然な
なりゆきの
その背にわたしは乗るよ



いたわりと偽りは紙一重

無情と無償は紙一重

流され過ぎた挙げ句の空 ....
  寂しいのって いやだよね
  あたしも あんたの言いたいこと
  わからないでもないのよ

  でもそのために
  自分を捨てちゃうんだったら
  それこそホントに 寂しいことだよね
 ....
もう少ししたら
野焼きの季節になりますね
ふるさとの枯れ野に
火がつけられ
冬がおしまいになるでしょう

あなたには見えないけれど
焼け焦げた残骸の下には
根が生きているのです
春に ....
ひとは知らずに響きをのこしてゆく

希望の響きばかりではないが
きみが生きた証だと信じている

それは言葉の流星群となって
僕の夜に降り注ぐのだ

そして花火のように弾けて燃えつき去っ ....
凍てついた北風に
千切れそうな私の耳が
ちぢこまって 蝸牛

冬枯れた街には
緑も少なく 小鳥もいない
鉛のような 空が重たい

春がこないかなあ……

声に出したら
一歩だけ  ....
ありがとうと
一日に一度は言いたい

ありがとうと
誰かに言ってもらうためでなく

ありがとうと
自然に言える自分でいたい


   ※


きみがいつもと違う顔で教室にきた ....
自分が書きたい詩を書くこと
読みたい詩が読めること
それだけの為に
命をかけていた



「おしん」の最終回のように
かつて、我慢に我慢を重ね
頑張る姿が人の感動を
呼 ....
ひとつの問いが
私の上に落ちてくる
飛ぶ空を失くした
鳥のように

無数の鳥が
私をめがけて落ちてくる
羽のない
石つぶてのように

私が空へ投げ上げた石
虹色の放物線のむこうか ....
粉雪のリフレイン
埋め尽くす真っ白な想いは
あなたに会いたくて会えなくて募って行く

悲しみのリフレイン
降りしきる雪の華の中
私はひとりきり淋しさを{ルビ弄=もてあそ}ぶ

あなたに ....
天下諭吉を壱枚弐枚
どーでもいい女だけ抱き
月に向かって好きだと吼える
元カノを亀の主食に股間見る
君はサイコロジカル・チェリー
耐えかねて握りしめた手のひらは
いつも汚れていつもからっぽ ....
海を知らないのに 波のように
風に這われた雪が空中に駆け上がる

道路から 枝から 積もった雪の壁から
風の爪となり 冬の刃となり

波から眼をそらせば とらわれたハンドルが
凍る道に  ....
頑張って生きてやる。

頑張るなって
頑張らないでいいよって

言われて言って思って。


楽になった。


でもやっぱり
その上でその延長上で
延長戦

その上でそ ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
立春- nonya自由詩19*13-2-9
【_私に書けること_】- 泡沫恋歌自由詩21*13-2-9
【_螺旋階段_】- 泡沫恋歌自由詩6*13-2-9
オレンジのマントより- 朝焼彩茜 ...自由詩713-2-8
親父の暇つぶし- 梅昆布茶自由詩1613-2-8
Thank_you_for_everything- subaru★自由詩14*13-2-8
But.- 北◆Ui8SfU ...自由詩5*13-2-7
ランダムな独り言_1- まーつん自由詩9*13-2-7
- るるりら自由詩17*13-2-7
世界は- HAL自由詩10*13-2-7
針金ハンガー- そらの珊 ...自由詩23*13-2-7
その日- 夏美かを ...自由詩29*13-2-7
毛と肉について- salco自由詩7*13-2-6
雨の鳥籠- ただのみ ...自由詩19*13-2-6
さいごの一枚- 石川敬大自由詩17*13-2-6
手に任せた線の光- 朝焼彩茜 ...自由詩313-2-6
未分化細胞- そらの珊 ...自由詩1213-2-6
花々- 多紀自由詩17*13-2-5
遠くへいきたい- 千波 一 ...自由詩13*13-2-5
右に倣えば- まーつん自由詩8*13-2-5
風のたより- そらの珊 ...自由詩1513-2-5
響き- 梅昆布茶自由詩24*13-2-5
【_冬の吐息_】- 泡沫恋歌自由詩20*13-2-5
「朝おきて鏡の前でつぶやくこと」- ベンジャ ...自由詩11*13-2-5
あの時、生きることが第一だった- 鵜飼千代 ...自由詩24*13-2-4
ひとつの問いが- Lucy自由詩15*13-2-4
粉雪のリフレイン- 未有花自由詩10*13-2-4
月下桜桃(サイコロジカル・チェリー)- salco自由詩4*13-2-3
地吹雪- 砂木自由詩12*13-2-3
なんだかんだ超むかつくぜ頑張って、- まきちぇ ...自由詩413-2-3

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