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三半規管が爪弾かれる
静寂の
そっと指先が触れない
おだやかな震えない

涙と休符
はれぼったい目とゆうひ

またしばらく
涙は出ない

しんぞう
はい

ちょう
なみ ....
胃の洗浄をするために
階段を上ったり下りたりしていた
蜂蜜のソーダ割りをひっかけていた
シュワワワワーと
それは収束の音だった

落ち着きのないフルート
君はツタの絡まる音を聞いたか
 ....
月の裏側が見たいと
弟が呟いた
瞳はもう
赤方偏移を繰っているように
白兎を歌って

憧れと諦めをわたしに託して
弟はもう
腐りかけた足で
旅に出ていた

痛々しいほどに頑張りす ....
毎日詩を書いていると

お、
いい
好きだ
大好きだ
これは傑作だ
これは後世に残るぞ
いろんな言語に翻訳されるぞ
もうこれ以上のものは書けないぞ

なんて思う時が稀にある
月 ....
やっと貴方に会える
我慢をしていた。
雨が降っていても
雲の上では会ってる

いつ結ばれる日が
来るのやら
いつも一緒にいたい
いつも僕の味方

牛飼いとはた織り
毎日仕事をして ....
藍に鳴く瞬きは
添える程度の色彩
決して主張しすぎない声で
詠うように流れては
見下ろした先の草花に
願いを囁かせた

蒼に震える輝きは
漂う程度の色合い
妥協にも似たか弱い声で
 ....
夜が空を包み
七色に光る
願いの帯たちが
星の間を縫って
空へと羽ばたいていく頃
 
遥か空の上では
一年分の時を越えて
会瀬を交わす者たちが
確かめ合うかのように
抱き合っている ....
だからたとえば犬のように
白黒でしかものが見えていなかったとしても
濃淡の薄れゆくところ
色彩の変わるところが
あたらしく欲求がなりかわるところで
ぼくが輪郭と呼んでいた ....
声は枯れ
いつだって月日は流れ

最大の星最小の闇
横顔はプラズマへと昇華し

いつまで石でいようか
いつまで渡りきったつもり

跡形もなくまるく研磨された石
するする滑って

 ....
湿った人なみ

地下鉄の改札

灰いろをためこんでいる

風が海流のようだ


おんなは

おんなを操縦している

おとこは

おとこをごまかすのだ


湿った人な ....
目覚めろと夫が言う
育てた花から種をとり
今年蒔いたものが発芽した
花はいい
はやく お前も目覚めろ
水と陽射しを気にしながら
隣りでいう

と それは
パソコンに向かってる私が
 ....
七夕のお祭り 近付くたびに
なつかしさこみ上げるのは あの夏があるから

やさしさが 手に届かなかったあの頃
あなたの声が 手が 触れるたびに戸惑った
どうして愛がそんなにも傷つけるのか
 ....
 苦労して書き上げた詩を見直して 僕はベランダに出て溜め息をつく
 携帯の着うたフルでYUIの「CHE.R.RY」をイヤホンをして聴きながら君のことを想う
 片手には缶ビール 時々ハモるように口ず ....
私の我が儘

あなたの優しさ

世界の現実

化合され毒になる
アスファルトに捕らえられた君を
すくい上げたこの手が
愛だと信じていた

四畳半の沃野に
刳り貫いた天井に

それでも君は
ただ背筋を伸ばして
その時を待ち続けていた

この手が ....
ちいさいころ熱が出ると

お母さんはよく桃の缶詰を開けてくれた

白くてやわらかい桃はもちろん

スプーンで飲ませてくれる甘いシロップも

冷たくてとてもおいしかった


お母さ ....
 世の中には有能で賢者な人がいる
 何事にも器用にこなし
 心も平安で幸せそうな人がいる

 その反対に
 世の中には自信をもたず
 何事にも不器用で
 生きることに絶望している人も ....
ハローグッドバイ
ハローグッドバイ
ゆらりゆらりと
朝のメルヘン
たびからたびの
たびからたびへ
百万光年も
二百万光年も
神のためにその石は削られ
深い傷を負った陰影を語り継ぐ
 ....
{引用=




あまりに慌しい日々
今日も夕空を
眺められなかった


 せめて この夜は
 星巡りの旅をして
 遠いあの人に
 逢いたい


かなわぬ願いの上にも ....
インターネットは平面ではなく
地球と同じように
丸いものかもしれない

地図で見る地球は
右端と左端が遠く感じるけれど
実際はつながっていて
ものすごく近くにある
カナダとロシアは
 ....
誓いはすぐくずれそうだ

あんなあとに

もう現実の背中、その一群


ピアノ

トレモロ

おんなのからだ


誓いはすぐくずれそうだ

あんなあとに

もう現実 ....
畑の真ん中に残された僕
両腕は 真一文字に棒の様
関節なんてありもしない

足は土の中 固定されてしまった
この場所が全て
スキップなんて夢なんだな

山が遠い 空が高い

棒の腕 ....
私はほっそりしていて
身長は高いほうである
私は風雨にさらされても
風邪などひかず健康なほうである

だが
私は夜行性である

そのため
私は夜の仕事をしている

夜の仕事といっ ....
明日にはどうなるか
わからない世界に
生きている


活きていきたい
無駄にはしない


今日の空
今日の風
今日の夢


今日の君
今日の僕



大切 ....
ほんとうのことは
今俺がお前の中にいること
どれほど身体すり減らしているのか
知りながらお前は綺麗な眉をひそめて
お前の中の俺を撃ちつづける
挟まったフライドチキンを爪楊枝で遊ぶ
この ....
私だってね
私なりにね
考えているんだよ。
このチクチクした頭をね
もう必要としないなんてね
ひどい話だよ。

なんだかね、
頭から否定されてね
じゃあ私は何なんだよ。
じゃあ私は ....
近くて遠いあなたの背中

手を伸ばせばすぐそこにあるのに

触れることが出来なくて


しっとりと響くあなたの声

私の中を反響して心振るわせる


愛しさは戸惑いとなって
 ....
何を考えても何を思っても
良い結論も良い考えも
何も進展しない
あたしの未来は大丈夫なの?
そうママに尋ねたら
「何とかなるさ。」といわれた
何と無責任な
本当にわかりませぬ、何事も
 ....
季節の針は梅雨ど真ん中をさし
天気も梅雨らしい重たい空を示す

しとしとと溜め込んでいた湿気を
吐き出す雨は降り止む事を知らず

と言う風に全てが予定通りに進めば
なんとなく安心できるの ....
僕が僕と出会って 時計は何周しただろう
僕と君が出会って 地球は何周しただろう
嗚呼 そんなことばかり胸をよぎるよ 何故かな

今日も 明日も その先も空が悲しいと呟く
肌に触れて やっと僕 ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
静寂- ふるる自由詩1007-7-7
洗浄- ふるる自由詩807-7-7
月の裏側- 悠詩自由詩18*07-7-7
好きな詩- 楢山孝介自由詩5*07-7-7
七夕(スペシャルバージョン)- ペポパン ...自由詩8*07-7-7
うたかたの宵- 見崎 光自由詩5*07-7-7
七夕- 山中 烏 ...自由詩9*07-7-7
八月の輪郭- 水町綜助自由詩2807-7-7
天の川- ロカニク ...自由詩5*07-7-7
地下の海流- 吉岡ペペ ...自由詩307-7-7
花と- 砂木自由詩13*07-7-7
やさしさの降る夜に- いすず自由詩4*07-7-7
CHE.R.RY(不完全版3)- 円谷一自由詩2*07-7-7
As- fuchsia自由詩607-7-7
ヒメジョオン- 悠詩自由詩9*07-7-7
桃の缶詰- a/t自由詩1407-7-7
思いました- 山崎 風 ...自由詩207-7-7
フラグメント- もりおか ...自由詩10*07-7-7
七夕の夜だもの- まどろむ ...自由詩8*07-7-7
インターネットは丸い- ぽえむ君自由詩4*07-7-7
くずれる誓い- 吉岡ペペ ...自由詩607-7-7
スケアクロウ- 酸素の枷自由詩6*07-7-6
電柱- hiro自由詩507-7-6
一期一会- 秋桜自由詩4*07-7-6
ホントウノコト- soft_machine自由詩13*07-7-6
タワシおやじ- ブルース ...自由詩10*07-7-6
眩暈- ajisai自由詩8*07-7-6
無知- 黒沢華虚自由詩1*07-7-6
*七夕七景〜Eve〜*- かおる自由詩7*07-7-6
人輪- 蒼穹自由詩8*07-7-6

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