すべてのおすすめ
生温いラブソング
みたいな雨が
無骨な傘を叩く

手頃なセンチメンタル
みたいな歌が
鳥肌にまといつく

南風に押されるままに
よろよろ歩き出す
曖昧な記憶

傷つけたこと ....
君は踊る
薔薇を 菫を 雛菊を踊る
揚羽蝶を踊る
木洩れ日を 気ままな風を踊る

君は踊る
虹を 青ざめた夜明けを 葡萄色の黄昏を踊る
波を 湧きあがる雲を 嵐を踊る

君は踊る
 ....
ひとは別にペンを持たなくても
そのひとだけの生は小説である

ひとは別に筆を持たなくても
そのひとだけの生は絵画である

それは確かに歳月の流れのなかで
忘れられてゆくものかも知れないけ ....
瞑ればおちる 喉元の声
ずく で 散り急いだ未明
知られる事は 色づいてからでいい

浮いた草がひろげる風の扉
顔を覗かせては
あわててもどる 七色の瞳

危険な冒険の途中なの
それ ....
愛という名のカニバニズム
この肉も骨も血も
すべてあなたに捧げましょう

張り巡らされた 透明の糸に
蝶々が絡め取られてしまった
白い翅を震わせ もがいても
ここからはもう逃れられない
 ....
{画像=120523013143.jpg}


いつも何かが足りない気がする
いつも何か一言いい足りない
いつも何かを忘れている
いつも何か遅れている気がする


忘れてしまったもの ....
 
迷うたら負けやと、きつい一言

今でもうちのお守り

そんなあんたは迷わずどっか行ってもうたけど



 
がんばって、がんばって、
がんばった結果が今だから

がんばってって言わないよ

しっかり見つめてる
弱音もちゃんと聞くからさ

泣きそうになったら
ぎゅっと
抱きしめてあげる
 ....
さて、正面には
丸い机
中央の
銀皿にもられた
艶やかな葡萄と
止まったままの砂時計
どこからか
聞こえてくる通奏低音が
生きものたちの
瞼に影を落として、

りりり、と
電話 ....
森の招待状がとどきました
差し出し人は、不明

 (  今日の午後、お待ちしています  )



宛て名は、
確かにわたし  だから   

森へ さがしに出かけてみる

母の ....
 
 
明方の台所で
豆腐がひとり
脱皮をしていた
家の者を起こさなように
静かに皮を脱いでいた

すべてを終えると
皮を丁寧に畳み
生ごみのところに捨て
冷蔵庫に入った

 ....
不自由です
水の中にいるよに

いらないものに囲まれ
いらないものを抱え込み
みてほしくなくて
みていてほしくて

一人になりたいひとは
みな
一人がきらいなひとです
よっぽど
おなかすかしてはったんやなぁ、おつきさん
おひさん
たべてまうなんて
よっぽどやな
やけどするで
くちんなか
べろんべろんになるで
おとなしそうなかおして
やるときゃやるん ....
{画像=120521085659.jpg}

2012年5月21日 ほぼ晴天 
本日待ちに待った「金環日食」だ
日食観察用メガネとスマホを片手に
あたしスタンバってます!

わくわくわく ....
どこまで走っていけばいいんだ
牛丼屋が見つからない

走り続けていたら海に出た

波の音に誘われるように
海岸沿いのパーキングに車を入れて
砂浜へ

薄曇りの空は曖昧に青く
海は瑠 ....
小雨に当たって今日の花は
桜の花々は眠っているよう
だから金環食の事を考える
五月二十一日
太陽、月、地球が一直線上になるという
些細な椿事の天体図を想う

それから太陽のフレアになって ....
赤い 熊出没注意の看板の右端上に
白い小さな張り紙で「最近」と補足されている
死ぬことより死に方が問題だ
熊に食われるのは天罰のようでどうもいけない
残された妻と子が葬儀の席で困ってしまうだろ ....
  ねえ
  これが、
  産まれたての時間。
  そう言いながら少女が
  綿飴をひとつ、ぼくにくれた



  まぶしい屋台の{ルビ犇=ひし}めき合う
  貧しげな七月の ....
パフォーマーは反応を見る ステージのふもとの野に咲く感動屋さんを
パフォーマーは催眠されない 驕り濁らず厳かに 太陽を演じる
 その使命に 黄昏のアレルギーが目に沁みる

パフォーマーは自分を ....
もう少しで手もつないでくれなくなってしまいそうなほど
大きく成長してくれた君と二人で湖へ出かけた

とても嬉しそうに満面の笑みを向けて
本当に楽しそうにたくさん駆けまわっていた

私の ....
私の穢れも
あなたの澱みも
総て吸い込まれていく
何も無かったかのように
回りは何もくっつかない空気が佇む 曇りの外気に文句はない

プラスにもマイナスにも ぶれない数値 平常心 圏外の感動は小波

大きめに砕いた珈琲豆 酸味嫌いも薄い酸味 熱さだけ口移し

今 ....
深夜のファミレスで会社批判に饒舌な若者をチラ見する

なんであいつがリーダーやねん?

そいつが文句言わんと会社続けてるから、会社もそいつにリーダーやって欲しいねん、給料もろて欲しいねん、
 ....
おもうんだけれど
すべての真実はきっとどこかの看板の裏にでも
ちいさな文字でこっそりと書いてあるんだ

ぼくの夢の中の沙漠の入り口で老人は言ったのさ
誤解は理解の種
迷妄の畑にも真実の苗は ....
じめじめと蒸し暑い日でした
それは一目ぼれと言っても過言ではない衝撃
帰りの飛行機、声を殺し嗚咽をもらしながら泣く中学生

恋を知った

お酒もたばこも解禁だ
貴女に引き摺られる、引き寄 ....
ふと手にした一枚の紙切れに 
優れた画家のデッサンが浮かぶように 
鏡は少女の清らかな 
一瞬の微笑を映すだろう 

ほのかな{ルビ灯=ともしび}のひかりの中に 
明け方の少女がひとり 
 ....
「あなたが居なけりゃ楽なのに」



何度思っただろう




疎ましくてたまらない


考えると腹が立ってくる








こんな事書いても
 ....
寒気のする空気を切り裂く
垂直のシルクスクリーンの像

空間と平面の狭間に
ポツンと取り残された縁

アブダビの呪文に囚われた
寒冷砂漠の隊商を
砂の丘から望む

深い藍色の地溝に ....
他人用に仮初めの
住まいたらむと建てられし
小さき貸家のうらぶれて
濁り空気を抱え居る

廻りには山の賑わい
野生のケシの群れ咲きて
薄オレンジ色に
人棲まぬ
家を包みていっせいに
 ....
無欲な晩餐会でかわを剥がれて丸焼きになるな
せめて生き延びる手立てを身につけろ

降り注ぐ暗黒の汚物は人生のソース
世界の淫らなリソースアンドてり玉バーガーセットは
ぶたのストラップのおまけ ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あたたかい雨- nonya自由詩25*12-5-23
踊るひとのための連祷- 塔野夏子自由詩23*12-5-23
問い- HAL自由詩9*12-5-23
虹夢繭花- 砂木自由詩14*12-5-23
【_カニバニズム_】- 泡沫恋歌自由詩9*12-5-23
雲が流れていくよ- beebee自由詩2812-5-23
お守り- 殿上 童自由詩24*12-5-23
がんばってって言わないよ- 森の猫自由詩12*12-5-22
水晶- yuko自由詩712-5-22
Cloe- 月乃助自由詩8*12-5-21
冷奴- たもつ自由詩1312-5-21
水の中の花- 朧月自由詩912-5-21
むしゃむしゃ- そらの珊 ...自由詩15*12-5-21
【_金環日食_—_レポーター風_—_】- 泡沫恋歌自由詩12*12-5-21
牛丼を買いに行く車で- kauz ...自由詩7*12-5-20
位相- salco自由詩14*12-5-20
こごみの天ぷら- ただのみ ...自由詩22+*12-5-20
綿飴- 草野春心自由詩19*12-5-20
パフォーマー- 朝焼彩茜 ...自由詩4*12-5-20
大好きな君へ- 桜 歩美自由詩6*12-5-20
排水溝- れもん自由詩412-5-20
曇りの外気を害さず- 朝焼彩茜 ...自由詩6*12-5-20
深夜のファミレス- 吉岡ペペ ...自由詩1112-5-20
謎の真実- 梅昆布茶自由詩1812-5-20
貴女は読まなければならないんだよ- 石川チヨ ...自由詩512-5-20
ルノアールの少女_- 服部 剛自由詩7*12-5-19
もろ手を上に膝を折り床に着け前に倒れる- 自由詩11*12-5-19
通夜3- ……とあ ...自由詩712-5-19
はやも若葉の盛り- 木原東子自由詩10*12-5-19
文明の仮面を剥ぐ- 梅昆布茶自由詩812-5-19

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