すべてのおすすめ
 
 
豆腐のプラモデルを買った
部品が全部そろっているか確認した
思ったよりもたくさんの部品があった
毎日空いた時間に少しずつ組みたてた
その間に何通かのダイレクトメールと
公共料金の ....
僕はそこに居た
夜が明ける前
朝はまだ遠いところで
僕はその部屋に居た

沢山の人たちが 星みたいに輝いていて
まるで宇宙にいるみたい
彼らのささやき声は 重力みたいにひそやかで
僕に ....
友よ
あなたがこれまで流した涙の量を
知る由もないのだが
これからは僕の頬を使えばいい

友よ
あなたがこれまで吐き出した怒りを
どこで燃やしてきたのか
これからは僕の手を焦がせば ....
バラードの汚れない 水溜り
つま先でなぞって
 描きながら 踊る
 
何を舞うか語るまでもない 守りの舞い

 楕円にも正円にも守り抜く 精鋭隊
 節度の節目は万人様々の

 天が宿 ....
スローモーションに

望む 

測り知れない

されど

測りたい

己の器を

自分史のページは

いつになれば

プロローグに辿り着くのか

王道なしと 

 ....
つるくさは
伸びていく
明日の空へ向かって

つるくさは
伸びていく
しなる鞭のように

つるくさは
伸びていく
答えをつかまえようと

つるくさは
伸びていく
時々誰かに ....
さやつきグリンピースを買う
今年も
豆ごはんを炊こうと
薄緑色の愛らしい洋服ごと買う

冷凍グリンピースは
便利なのだろうけど
買おうとは思うわない
この時期限定で出回る
さやつきグ ....
今日は何か落ち着かない

そわそわ

そわそわ

空から漫画のコマが落ちてくるように

ぺらぺら

かくかく

現実感のない風景が広がっていき

何もかもが軽くて壊れてしま ....
私たちは
どこからかやってきては消えていく
エスカレーターの途中の段の上で
足踏みしているに過ぎない
もしくは
ミシン針のように
足踏みしているに過ぎない

時間は
未来から過去へよ ....
ニーラは{ルビ主人=マリック}の為に
四種のカリーを毎日作る
チキンのカリー 豆のカリー
マトンかさかな 野菜カリー
グジャラートは三人の女中に
朝昼晩を割り当てている
そうしてその日一等 ....
                   120428




ムンクの本当の叫びを60億円で落札した
個人蔵だったから始めて見る人も多く
予想外にオークションは落ち着いていて
競合 ....
 
 
水面、生まれたての木漏れ日
酸化していく時計と
ミズスマシのありふれた死

導火線を握ったまま眠る
わたしたちの湿った容器は
身体と呼ばれることに
すっかり慣れてしまった
 ....
明けない夜はないが
晴れない朝はある
止まない雨はないが
笑えない昼はある
暮れない一日はないが
つれない人はいる

そして夜
幾つもの夜を耐えて
人は強くなると言うが
ちびち ....
冗談を言えるようになりたい
枝を打ち鳴らす風のように
人を笑わせる人になりたい

愛を歌えるようになりたい
地を焼き尽くす野火のように
人の心を燃やす人になりたい

ネズミになりたい
 ....
小さい頃ボロボロの毛布をいつも持ち歩いていた

名前はぷーぷーちゃん、と言った

幼稚園に行く時もお出かけする時もいつも一緒だった

小学校に上がる時

「もうおかしいからね? ....
私の日常は 多分 あなたの日常とは違って
暮らしの大半は 日の当たらない部屋で
オンとオフの境目も曖昧なまま
鈍麻した感情を 刺激することもなく
何となく過ぎていくだけ

会話すらしない日 ....
人工的な白い光は
添加物に似て もやがかかる

間接照明にロウソクの火が
馴染み深き吐息に消えない 風に囲まれた
意場所

〒7桁で留まる この世のシブミ行動範囲
黒と黄色の 蜘蛛界の ....
暗い森の木の根元の茂みの中
闇に光る二つの目
光の反転した森の風景の中
鹿が逃げようとするが
矢庭に飛びかかる黒い大きな影

まず獲物の内蔵を喰らう
黄緑色の内蔵を喰らう
赤い筋肉を食 ....
おじいちゃんと森で薪を拾う
僕が手当たりしだいに
背負子に放りこんでいると
そいつはまだ早いと言う

幹を離れてまもない小枝は
水分を含んで
みずみずしい
生木の範疇を出ないものは
 ....
光はあふれる
白亜の{ルビ建物=ビルディング}の上に
海鳥の白い翼に
青くうねる海原に
光はあふれる

光は波打つ
どこまでも続く青い穂波に
涼やかに流れる川面に
青い空と風の中に
 ....
二十一世紀初頭を繰り返す狂人たちの病院に狂ったわたしたちの心臓が拍動しています。
わたしにはこの世界のすべてが一個の巨大な丘陵病院に見えるのです。

医師は何処に行ったのでしょう、彼らの ....
トラブルが起きると
誰かが泥をかぶる
誰かが猫をかぶる
噂が流れる知ったかぶる
怒りにブルブル
やがてはブルー


シンプルなことだ
プールの中で眠る
プルト ....
たとえば、試しに
全部デリート
ですね
脱皮したいならば

それを聴いてわたしは
混乱した
そして懐いていた哲学が
机上論で
偽りの主義
だったことを知った

永遠

を信 ....
雛は鳴いて 朝露流れる 雲白く
つたのからまる古木 陽が射し
巣穴からのぞく 黄緑の小鳥

アイビーの葉陰をすりぬけ
近くの木にとまる
尾をうちふり チチチッ

おはよう ナギ

 ....
あまぐも

垂れ下がる昼下がり

うっかり爪を引っかけたら
鈍痛を引き寄せてしまいそうな



あまがさ

濡れた匂いは嫌い

美味しくない想い出と憂鬱が
しつこ ....
かたつむりがね
いないとさみしいよね
木の葉の影の雨宿り
でもね
木のてっぺんにもいるんだよ
きっとね
だって だって
ひなたぼっこしたいから


アリさんがね
いないとさみしい ....
泣けない
女もそこそこいくと
かわいくないのもの
ずしずしっとくるのよ
責任みたいなもんが。


思い出した
仕事失敗して上司にものすごくおこられた
年くってからの言葉が
ささる ....
文明の震えを支える地の震え

働き蟻が扇子と携帯、クールビズを
並べて夜店で営業
いつまで開業する

父の暗い眸 母の暗雲
幼児はティンカーベルの羽をして
透明と超越
作り笑いのどこ ....
そっと風が吹けば

散り散りにこころは飛翔し

うらおもて

うらおもて

ひるがえり

夕暮れ空の向こうで

群れをつくり

大きなさかなが一匹

空をゆっくり泳いで ....
あの日手をひかれるまま
土にふれいまなお息づく幻の陰りを持つ白い夢あなたに隣を託した
時がほぐれ過ちのスカートが白いビニールと燃える
重なるふたつの大切にされないでひとつだけ満たされ ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
部品- たもつ自由詩1312-6-7
月よ/月夜- rabbitfighte ...自由詩7*12-6-7
友よ- 乱太郎自由詩16*12-6-7
バラードの水溜り- 朝焼彩茜 ...自由詩7*12-6-7
プロローグのゴール- 朝焼彩茜 ...自由詩7*12-6-7
アラベスク- そらの珊 ...自由詩1112-6-7
豆ごはん- そらの珊 ...自由詩1012-6-7
漫画のような- 灰泥軽茶自由詩10*12-6-7
時間旅行- そらの珊 ...自由詩1412-6-6
クリニズム- salco自由詩16*12-6-5
空のひだまり- あおば自由詩8*12-6-5
湖畔- たもつ自由詩812-6-5
ルフラン- nonya自由詩25*12-6-5
あこがれ- まーつん自由詩10*12-6-4
ぷーぷーちゃん- 永乃ゆち自由詩8+*12-6-4
意味のない日々に関して- 無限上昇 ...自由詩612-6-4
人格分の意場所- 朝焼彩茜 ...自由詩7*12-6-4
ジャングル大帝- ……とあ ...自由詩10*12-6-4
小さな森- そらの珊 ...自由詩2512-6-4
- 未有花自由詩23*12-6-4
養鶏場の背景・工場処理の紅花油- 高濱自由詩412-6-4
馬鹿王子と毒リンゴのパイ- ただのみ ...自由詩20+*12-6-3
詩のいのち- もっぷ自由詩712-6-3
ヒキナギ乞う唄- 砂木自由詩22+*12-6-3
あまがみ- nonya自由詩20*12-6-3
きっとね_2011- たま自由詩26*12-6-2
赤い目と思い出したくない思い出とだんごむし- じじ自由詩18*12-6-1
文明の震えを- 木原東子自由詩10*12-5-31
うろこころ- 灰泥軽茶自由詩13*12-5-30
VIEW2010_1(2)- はなもと ...自由詩612-5-30

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