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あきらめました
あなたのことはもう
あきらめました
あなたのために燃やす炎は
もうどこにもないのです

私の前には荒涼とした冬野が
どこまでも広がっているばかり
ここにはあなたの影も
 ....
二十三年間生きてきたのに
おめでとうのひとつも
満足に言えない
そのことについて
頬杖をついて考える
一人で
室内で吐く息は白い
ストーブは足元ばかりを熱くする

家 ....
百の{ルビ眼=まなこ}で見ることができたら

きっともっと自分の可能性に

気づくことができるのだろう


千の眼で{ルビ視=み}ることができたら

きっともっと{ルビ他人=ひと}の ....
夕暮れ間近に
降りだした雨は
氷のように
冷たくて
見る間にそれは
視線の先を
白く染め変えた

あなたのと
わたしのと
それぞれの窓から
同じ雪を見て
初雪だねって
文字を ....
俺ぁね、鼻毛をね、抜いたんですよ
そうしたらばさ
なんともまぁ可愛らしくない
小人がぶら下がっていてね
それはもう凄い剣幕で怒るんですよ
お前は何だぁ
何様のつもりだぁ
わしらの住処がぁ ....
  1 眠り

朝の眩暈のなかで、
一日の仕事を終えて、疲れ切ってから――、
職場に出かけても、
そこで、わたしにできることは、
只、泥のように眠ることだろう。
(そこには、青い灯台が、 ....
りりこ走る
水の上
足の爪とは思えない爪で水はじき

りりこ走る

「あすこのスモモを取ってきてね」

りりこ走る
野っぱら
足の裏とは思えない裏で草踏んで

りりこ、りりこ、 ....
高崎駅のロータリーで
道に迷っているおじさんがいた
丁寧に地図を書いてあげたら
お礼一つ言わず走り去っていった

駒形へ向かう電車の中で
携帯で話すおばさんがいた
勇気を出して注意したら ....
窓のない病室で
地球儀を塗り分ける
水彩絵の具の赤は
少しだけ優しい

冷蔵庫に
入れておいたの
私を生かす電池は
もう使えなく
なっていたから

安心を買うなんて
違反だって ....
{引用=



一、レプリカの四月


たとえばそれは食卓のさかな

二度と泳がない姿はあわれです
しかし言葉はあぶくですから
気付かれずに消える、その
あぶくこそが  ....
具合はどう?
と問い掛けられても
よくわからないのだ
何か喉の奥につかえているようでもあり
ただ疲れているだけのようでもあり
それでいて急に、胸のあたりが苦しくなったりする

こうして
 ....
たまねぎを刻むと涙が出る
それにかこつけて
少し本気で泣いてみる
そうして
矢張りわたしは
要らない子かも知れないと思う
だけど午前の台所は
悲劇ごっこをするには明るすぎるし
誰かを想 ....
漫画のような
テレパシーのようなことさえ起こる
恋愛とかないかしら


たとえば、
あたしにとても悲しいことがあって
それでも恋人にはいえないの(*´艸`)

それで、
その彼は少 ....
こどものころ
よく聞かれました
大きくなったらなんになりたい?

わたしはいつでも
お菓子屋さんと答えたけれど
ほんとうは
ちがうの


わたしは
大きくなっても
なんにもなり ....
当たりくじを引いて大笑い
外れくじを引いても大笑い
犬に吠えられても大笑い
石に躓いても大笑い

笑う門には福来たるって言うじゃない?


さぁ Everybody let's si ....
昨日の夜書いた詩は
納得がいかなくて

でも破り捨てる事は出来ないから
結局はお蔵入り

お蔵に入ったが最期
決して日の目は見ないし
たまに読み返しては
ため息が出るだけなのに
 ....
*‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥¢‥‥‥★‥‥‥‥‥‥★
 全ての光を呑み込み、その美しい味を咀嚼する
*‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥£‥‥‥‥‥‥★‥¢‥★‥
 真っ黒の恍惚、ヴェルヴェットのジャケッ ....
二年前のあした
あの日もたしか、雪が舞っていました
鳴り止まない鈴のように
ただ、こんなふうに

降りはじめに気づいたのが どちらだったか
あなたはいまでも
覚えているでしょ ....
風の中で何かが消えた
それは生きてきた中での何かだった

それは
その時のその場所によって
様々な変化と成長を続け
その日のその情景によって
豊かな感情を創り出した

同時に
風の ....
暖冬と言えども やはり冬は寒く
去年の寒さと比較など出来ないのは
記憶力が悪いからでしょうか
「痩せ過ぎ」と医師に言われるほど痩せているからでしょうか

詩を書こうと思うと
長年付き合って ....
女子校育ちは気がつよくて
と、眉を顰(ひそめ)る父の
たしなめる手にエスコートされ
日曜はショッピングに行く

青白いガラス窓の
温室に咲く花でさえ
その身を愛らしく
あざとく子種を残 ....


そろそろ着陸する
と云うので
五人の宇宙飛行士たちは
めいめい
色鉛筆や携帯電話や文庫本やマニキュアなどをしまい
いやいやながらも手をつないで
着陸に備えた

しかしそれ ....
 
 

いったい
どうしたことだろう



むらびと1は
むしをきめこみ


むらびと2には
ぎゃくにみちを
たずねられ


おおさまに
なやんでるけはいは
ひ ....
目の前にはたくさんの優しい言葉の数々
綺麗なガラスの花 可愛いぬいぐるみ
そして友達の心のこもった笑顔

髪の毛を切ってみた
少し違う自分が鏡に向かって微笑んで
違う人になれたなら
そう ....
冬の陽ざしがうれしくて
君は僕に笑いかける
あたたかな冬の光がまぶしくて
君は泣き顔をして横を向く


風が山茶花の花をゆらして
通り過ぎていった
その花に触れるのはおよし
君はそこ ....
峰打ちじゃ
安心せぇ峰打ちジャ
そうじゃ峰打ちじゃ峰打ちじゃ
心配する必要はない峰打ちじゃ
あれもこれも峰打ちじゃ
だからしっかりこころもてぃ
なにもかもが峰打ちじゃ
真剣でさぇないのに ....
心の中にある草原に
乾いた強い風が吹いているので
雨を降らせてみました
大きな虹が架かかりました

心の中にある森に
細くて尖った枝が軋んでいるので
葉を茂らせました
多くの鳥がさえず ....
  ああ、ここにいたのかい(ここにいたんだね、)

抱えた膝はこわばって
下ろした腰は冷え切って

青々とした何を見ていたんだい(見ていたんだね、)


 っ 

とすじは白い
 ....
雪の中で私は言葉を失う
ただ無垢の白だけが広がり
心の底から静寂となる

絶えず美しい音楽が
私の耳元にほのかに聞こえ
たゆまない白の乱舞の中で
軽やかな旋律だけを繰り返す

どこか ....
それから
細かく散った蒸気が窓に寄り添い
部屋の外の冷たさを教えてくれる

目を瞑っても消せないあかりがある
ここが最果てだってことはいつでも言える
手を伸ばしただけ今が伸びていく

 ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
冬野- 未有花自由詩16*07-1-12
おめでとうの仕方- 吉田ぐん ...自由詩2407-1-12
- 相良ゆう自由詩6*07-1-12
初雪- LEO自由詩29*07-1-12
悪い事ぁ言わねぇ- プル式自由詩10*07-1-11
二つの灯台__デッサン- 前田ふむ ...自由詩20*07-1-11
りりこ走る- ふるる自由詩15*07-1-11
烽火- 1486 106自由詩11*07-1-11
期限切れ- アオゾラ ...自由詩807-1-11
小詩集【レトロな猛毒】side.C- 千波 一 ...自由詩14*07-1-11
寝正月- 佐野権太自由詩21*07-1-11
午前十時のクリームシチュー- 吉田ぐん ...自由詩2907-1-11
チキショー- ごまたれ自由詩12*07-1-10
こころの色- ふぁんバ ...自由詩10*07-1-10
スカ- 1486 106自由詩8*07-1-10
苦悩?- 優飛自由詩6*07-1-10
カーテン- 六崎杏介自由詩1107-1-10
透ける- Rin.自由詩16*07-1-9
風の中で何かが消えた- ぽえむ君自由詩9*07-1-9
【百人の助言】- つむじま ...自由詩3*07-1-9
アザレア- フユキヱ ...自由詩13*07-1-9
家族制度(又は宇宙旅行)- 吉田ぐん ...自由詩1307-1-9
RPG- 橘のの自由詩607-1-9
叶うことのない- 茉莉香自由詩8*07-1-9
やわらかな虹- 石瀬琳々自由詩22*07-1-9
あんしんせぇ- かぜきり自由詩13*07-1-9
心の中にいる自分に- ぽえむ君自由詩16*07-1-9
屋上_で- ふるる自由詩13*07-1-9
雪の中で私は言葉を失う- 未有花自由詩16*07-1-9
未来- れつら自由詩907-1-9

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