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国境には まだ 霜が 降りて いた

ぼくは ひとさしゆびを かかげて

空 いっぱいに 伸ばした

虚空の なか 水の 夜明けの アラベスク

{ルビ四十雀=しじゅうから}が ....
  赤い半月は
   
  ひと食らう


  赤子声の猫が呼ぶ

  後生だからアタイを呼ぶな


  小さく震えるのは

  アタイ・・・

  夜に紛れて見える風 ....
好きな物を

いっぱいかむ事。

好きな時に

大声を出す事。

好きな人に

気持ちを告白する事。
透明金魚カランとなった。

指でつつくとカランとなった。

夏のおわりか、秋の始めか。

セミの抜け殻、稲穂のもみ殻。

透明金魚カランとなった。

また来年ねとカランと ....
今日は楽しかったね

そういって振り返ると

君は改札の外

静かに手をふって

さようなら
雨が病んだ午後

嘘を吐いてひとり外に出て
散らばる足音と車輪に跪く
ひとり
熱に浮かされる様に
ひとり
裸足の儘でペダルを踏むんだ

信号無視した無彩色の車が
ハンドルを掠めるひ ....
にわか雨は 去り 桜草の 露の うすももいろに

ぼくは きょうを 生い 立って ゆく

( 撒き 散らされたんだ )

それは ブリリアントに かがやいて

偶成の 初夏 ....
君と背中合わせ
君の背中は幸せ

僕の背中に君の背中が
ぴったりくっつき

君は寝息を立てて
ぐっすり寝ている

僕は息を潜めて
ひっそり起きている

表裏一体 ....
笑顔は大事です
職場の花たれ
何かおかしいことがあったら
上司にすぐ伺いをたてましょう

あ、 蠅
課長、お家から連れてらっしゃったんですか?
ペット


学習は反復です
教育は ....
にわか雨は窓ガラスを叩く激しさで
海辺の汐臭さをわたしの部屋まで連れて来た
波音のひたひた寄せるテーブルで
いつか拾った貝殻の擦れる音色がする
ハンガーにかけたわたしの白いブラウス
温もりの ....
病窓の 最後の 一枚の 葉っぱ

とは ちがう 美しい まだらな 編み物の

精緻な 空間が 午前の ひかりの なかで

なごやかな シラブルに 響くのを とおく 聞いた

 ....
{引用=
雨あがりの 虹 ユメの様につづく 昼さなか
なだらかな坂道を ものがなしい 暗い絵を えがいて
ころがる 酒樽。意味を 多重に含ませながら
メタモルフォーゼ し(詩)、よろこびととも ....
すきってきもちだけでねむれたらどんなにいいことだろう 夜に、わたしは 
はしたないほど口を開けますから 
どうぞそこから私の中に 
入っておいでなさい
 
内側から私を喰い尽くして 
やがて空洞になった私の躰は 
それでもまだぬるま湯ほ ....
そこでは ぼく と あなた と だけ だった

ふたり... 手のひらの 傷穴 を 帰って いったのは





日がな 窓の眼の まま いっぱいに

高まり 止んでは ....
月 星 を 必要と しないよ

陽光を 恋さない つれない 夜

あたりが 眠りの なかに あった 夜 に

茫洋な 空路から たましいの まなこたち が

目ざめを 見開 ....
夢をみてた
とおい世界の
雨の日
夕暮れは
どこも同じように訪れるのに
朝が
朝の闇が
いつまでもおわらなかった

夢は
おわるまでおわらなくて
ぼくはいつまでも
朝の闇に ....
   
{引用=  あのひとの記憶がしずむ海は、いつしか防砂林で見えなくなった
  越えられない高さに、すこし安心した}   





砂が、降って
深く深く沈んで 底まで
皮膚 ....
上手く言えないのを時間のせいにして 抱きしめる
そして始まるキスで 言葉にならない何かを 確かめる
何にでも意味を求めたがって 欲張りなのは お互い様

失ってばかりだったから 臆病者になって ....
朝にぱっと咲いて
パッと縮む
朝露を吸って
シャキッとする

小学生の成長日記
芽が出た
葉が出た
花が咲いた

朝の名誉=朝顔
笑顔で送り出してくれる
俺も頑張らなくては
 ....
どぎついサンセットで終わった一日
夜のはじまりに静まり返る東シナ海
水平線の果て光り輝く香港の淫売宿を目指して
我等が実験艦シュレスヴィッヒ・ホルスタインがひた走る
ふらふら揺れながら傾きなが ....
 明かりが灯らない側道を
 綱渡りしてきた午前1時の伏見港公園は
 トラックの行き交う騒音と
 今年初めて聞く虫の音に染まっていた

 オレンジ色した街灯が
 川の水面に反射して
 誰一 ....
あなたがあまりにも大きく樹をゆらしたので
花びらが落ちているのだった
色とりどりのかみふぶきに混じって
潔白な白がくるりまっているのだ
地上ではパレード
美しくなった出会いと別れへの ....
母は優しい
兄貴より遥かに出来が悪い俺は、
絵が好きで詩が好きで、なんだかいろいろ中途半端で、
でも、
生まれてきてくれて本当に嬉しいのだと
臆面もなく言うから
俺はいつもあなたの目を真っ ....
それは
濡れた樹々の梢に透かし見た
緑の扉
明るい庭先のその扉を夢見る
光と影を刻み憧れにたたずんで
あるいは移り変わる街の喧騒の中に
待ちくたびれて
人知れず錆びついていたあの扉
そ ....
 忙しく行き交う電車
 その車窓から見る景色は
 瑞々しい緑に栄えているのに
 僕の瞳には虚ろに映るのは何故だろう

 行き先案内のない我が行路
 人々はただの虚像にしか写らなくて

 ....
    病窓のむこうにはあふれていました
ゴールデンウイークのうきうきしたひかりが
 中庭の木立のあいだにもながれていました
       みどりに薫るそよとのかぜが
             ....
まっていたおもいすらする懐かしい驚きは
鼻の奥から桃の実の香をともなって
額のさきへとつきぬけふきだした
馴染みぶかいあの痛苦のみなもと
乳白と鮮赤の漿と沫がまじりあい
桃色の滴となって地に ....
あなたはいつも少しかなしい
春の肌の女の子 薄桃色の乳首のように
きれい
「あなたはいつも少しかなしい」
ハッカのにおい
耳たぶをふるわせた「かなしい」を思い出して
まるくなる
私は ....
滴るように
明日の予定を考えながら
窓の外を眺めて
濡れている植木鉢
サルビアの葉を這う
カタツムリになりたい

フランス人はカタツムリを食うらしいが
美味いか不味いかではなく
最初 ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
かたいくちびる- モーヌ。自由詩11*06-6-7
『赤い半月』- シュガー ...自由詩6*06-6-4
むつかしい- プル式自由詩2*06-6-4
透明金魚- プル式自由詩7*06-6-2
改札- プル式自由詩8*06-6-2
メロディアス_ドロップ- あめ自由詩506-6-1
とりすてす・あらんと- モーヌ。自由詩9*06-5-30
■■■__背中合わせな二人__■■■- じゃんじ ...自由詩3*06-5-30
退職- 山内緋呂 ...自由詩21*06-5-28
E_minor_7th(きざし)- 恋月 ぴ ...自由詩45*06-5-27
詩人の日曜日- モーヌ。自由詩15*06-5-26
ディオニソスの宴_★- atsuchan69自由詩5*06-5-25
やわらかなもうふにくるまって- ki自由詩6*06-5-24
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エンジェル・エコー- モーヌ。自由詩11*06-5-22
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不感症の夜に- 望月 ゆ ...自由詩63+*06-5-17
Love_you_only- 蒼穹自由詩3*06-5-13
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夜に向かう実験艦シュレスヴィッヒ・ホルスタイン- 大村 浩 ...自由詩15+*06-5-9
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no-title- 士狼(銀)自由詩20*06-5-6
緑の扉- 石瀬琳々自由詩17*06-5-5
寂しさはとまらない- 山崎 風 ...自由詩7*06-5-5
入院-白そこひの手術にて-- 信天翁自由詩606-5-4
桃源歌- 田代深子自由詩1106-5-4
あなたはいつも少しかなしい- たちばな ...自由詩18*06-5-2
カタツムリ- 窪ワタル自由詩4*06-5-1

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