すべてのおすすめ
 それぞれの理想の楽園で、ただよう魂を見よ。


  君たちにも見えるだろう。
  笑っているのに目にはたくさんの涙を浮かべているんだ。
  なぜって、それはわからないよ。
  わから ....
 
夜の町に少女がひとり

悲しい涙、うれしい涙、喜びの涙、いりませんか

あっ、きれいな涙だけはまだ心であたためているところです



 
──わしが死んでも
  この時計は捨てんでくれよ

親父はよくそう言っていた
死んでから
それがたったひとつの
遺言らしきものだったと思い当たる

祖父がやっていた
はんこ屋の店先に ....
大輪の薔薇の下で咲く雑草に語りかける者のはいるのか

せいいっばいに花の姿を真似て見ても
日陰に生きる陰湿な風貌にふさわしい飾りからの残酷な香りは隠す事は出来ない

ひと葉 ふた言、言ってく ....
不思議なんて忘れていた頃 ときどき肩をたたかれる 遊ぼうよ あの頃のように
あんたはどうせ枠にはまれないさ だったらいっそ逸脱の限り 尽くしてみたらいかが?

なにも担保にならない 自分さえも  ....
そこは場末の洋食屋ではなかった。
マスターは自家製のコンソメスープの
味を利きながら、笑みをこぼして
「イギリス海峡には初めて来たのかい?」と切り出す。

         {引用=
   ....
すべては大概まるくはおさまらないものだ
三角や四角や多角形

角と角が紛争を起こす
まるになるまでには時間がかかる

ただたまたま角のままで素敵に嵌ってしまうと
それが基点になって
す ....
ムスカリの子供たちよ。
君たちを見ていると私は思わず微笑んでしまうのだ。
可愛らしくみんなで寄り集まってさ。
おしくらまんじゅうでもしていたら楽しいな。

ムスカリの子供たちよ。
この ....
紅玉の瞳からこぼれる雫を飲み干すと、今日の朝だ。
空は青く澄み渡り、幸福の窓辺に鳥達の歌が響く。
苦悩に満ちた昨日は忘却の泉に去って行った。
赤いレースの女神よ、私は貴方の歌声に救われたので ....
爪の先で立つ 淡々シャクシャクと 空気だけが音をたてる

そこまで 来ている 管楽器に含む息を切らしながら

シャンシャンを泡泡と連れて来る 蒸し跳ね返す 

そこまで 来ている シンバル ....
ああ 地球には自然単位で
僕達を湿気と熱気で攻撃する為の
秘密組織みたいなものがあるのかもしれない
警察は何をやってるんだ

梅雨があんまりひどいと
そんな過激な思想にもなるよ
奴らは世 ....
「あいつどこ行ったんだろ」
「ずっとオニやってたもんな」
「怒って帰っちゃったんじゃないの」
「あいつヘンジンだからな」
「もうそろそろ帰ろうか」
「帰ろ」「帰ろ」
「それじゃ」「また ....
*壱*マダナイへの手紙

「あの猫の名前はマダナイっていうんだ」と、教えてくれた人がいた。
ああ うわさは聞いたことがある。
明治の文豪の家に 飼われていたという 噂だった。  ....
何故自ら受難者になる必要があるのか?
四度でも五度でも席を譲ればよいではないか!
そして今日は沢山の人を助けられてよかった、と
胸を張って夕焼けを見ればよいではないか!

満員電車の中
三 ....
朝には朝が来て
朝日が昇るだろう
ミルクは泡立てられ
電車は回転する
三角の頂点で
わたしを放り出して
もう食べられないよ、
一生許さない
ドーナツを買いに行く
嘘のない道をあるくと
からだが黒ずんでたまらない
空き缶を選別する女たちに二千円をくれてやる

銀色を左へ曲がると
すぐに目的地だ
つたの洋館も
給水塔も
とうになくなってしまった ....
北の果てのとある国 閉ざされた凍えた大地 流氷漂う暗い海峡
灯台の灯りさえ今にも夜に飲み込まれそうなそんな港街

幾人かの荒んだ風体の若者達が流行りのリズムにあわせて
からだを揺らせながら焚火 ....
 なにかになる

 と願いながら、
 まな板の上に

 かみねんどが
 しろく しろく
 うずくまっていて。

 なに者にも
 なれないままに
 ただ 干乾びていく。
 ....
決して退屈なことではないのに
夜空の静寂は
孤独な人間の沈黙とも
全然違ったりする

恋をすることで
時間が過ぎてゆくのを忘れるとき
最近の彼女は欠伸をする
だから僕には
彼女の欠伸 ....
夏を告げる雨が降り
現代詩の季節到来。
その日、
男は自分の現代詩をファイルし
ある場所へ向かった。
バス停のベンチは腐り
座って待つ者は誰もいない。
空には何もない。
詩に結びつくも ....
            130613



悪質な内部者情報通報者は処罰されます!
まだ無い犯罪が生まれますから
お金に目が眩んだモラル違反常習者は
くれぐれもご用心
最低限のモラルが ....
    {引用=悪いことして、理くつくっつける人間は、用心しなきゃなんねえぞ。
理くつさこいてやってくる奴あ、用心しなきゃなんねえ。
                   「ひかりごけ」武田泰淳} ....
風の愛撫に
はらり ほろり
八重桜が泣いた

すらり と知らん顔
真新しい翅を輝かせ
トンボは行ってしまう

墓地への細道
静かな午後

まだずっと若かったころ
感性は魚のよう ....
海の前で生命について考える

そこには、揺れる欲望の波がある

水の中から這いあがる命よ
自然からはじまり自然をおさめよ

砂にまみれて

つくり出された意味を問え

 ....
ふるさとのゆめ 

ゆうべ夢みた
山奥の
ああ、あのころは
あのころは
ちちははも
住んでた
故郷の家

みんなはしゃいで
窓のそと
何かうれしく
車で走る
水辺の草も
 ....
夜中、雨音で目が覚める
キッチンテーブルで煙草を一本吸う
暗闇にたちのぼる煙に
一匹の黒い魚が遡ていく
勇ましいその魚影は
たぶんマラッカ海峡で
海賊たちと渡り合い
インド洋に出て行くの ....
どうぞ、おきにめすまま、とおりすぎてください。

ふたこぶラクダには好かれたく、ありません。

砂漠をすらすらあるいて、Oasisをみつけたら、カプチーノをひとつ注文しましょう。

棒はいっぽん。

 ....
ほどよく生きる 風にまかせて
古木のように悠然と大地に根を深くはりめぐらせて生きれたら
若木のようにしなやかにすっくりと空をめがけて伸びれたら
どんなに素敵なことだろう

でもいまの自分のう ....
狩りは かかとで 踏んでから
継ぎ足す糸屑 齢にかけて

後の視 留守居に 枯草つむ風
狩りは 掛かりに 放らして

かりは かかとで ふみえ みち
あさのは ゆめのき なきわ こるいし ....
 俺は
 一粒の砂
 浜に埋もれて
 見分けはつかない

 陽ざしに燃える
 ベージュ色に乾いた
 波線のうねり
 
 その繰り返し

 俺は
 一枚の枯葉
 沢山の緑の
 ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
一人娘と。- ヒヤシン ...自由詩4*13-6-17
いりませんか- 殿上 童自由詩16*13-6-16
親父の遺言- そらの珊 ...自由詩1713-6-16
修治(しゅうち)- ぎへいじ自由詩18*13-6-16
不思議の杜- 梅昆布茶自由詩1413-6-16
Restaurant_Saint_Malo- りゅうの ...自由詩4*13-6-16
幻想の未来- 梅昆布茶自由詩513-6-16
願望〜ムスカリ旅情- ヒヤシン ...自由詩2*13-6-15
M・H- ヒヤシン ...自由詩3*13-6-15
アントニオ・ヴィヴァルディの夏- 朝焼彩茜 ...自由詩713-6-15
to_you- Neutral自由詩6*13-6-15
また明日- nonya自由詩23*13-6-15
あの猫の名前はマダナイっていうんだ- るるりら自由詩20+*13-6-15
名詩『夕焼け』の娘の感受性- 夏美かを ...自由詩27*13-6-15
ドーナツその2- はるな自由詩413-6-15
道路- はるな自由詩613-6-15
ギャング- 梅昆布茶自由詩1013-6-14
やわらかく- まーつん自由詩21*13-6-14
くちづけ- りゅうの ...自由詩10*13-6-14
現代詩研究所- 左屋百色自由詩7*13-6-14
あの猫の名前はマダナイっていうんだ、- あおば自由詩8*13-6-14
悪魔- salco自由詩9*13-6-13
墓地にて- ただのみ ...自由詩28*13-6-13
- はなもと ...自由詩213-6-13
ふるさとのゆめ- 生田 稔自由詩1013-6-13
孤独- 青園ルカ自由詩2613-6-13
へそ曲がり角の電信柱から角がみえ隠れしていますが - 阿ト理恵自由詩8*13-6-13
ほどよく立ち枯れる- 梅昆布茶自由詩1113-6-13
運命- 砂木自由詩11*13-6-12
太陽はどこにある- まーつん自由詩7*13-6-12

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