すべてのおすすめ
水飛沫だけは一人前の
まるで推進力がないバタ足で
取り付く島を探し回る毎日

学校の水泳授業を
見学してばかりいたツケが
今頃回ってくるとは思わなかった

後輩の回遊魚達には
軽 ....
車に乗り込むと会社に向かう
いつもの出勤時刻
晴れた朝は 陽ざしがまぶしい
光を避けて 道路を走る

段々と 車列がのびていく
大きな車も小さな車も車間距離は同じ
列のスピードに合わせて ....
 君は 優しすぎる
 
 笑いすぎる

 身体をくの字に折って 土砂降りの雨の中で
 ラリッたシャムネコのように 笑い転げて

 まるで その細い身体を濡らすのが
 冷たい水の滴で ....
{画像=120616222037.jpg}



季節はなんて早く
通り過ぎて行くのだろう
もう春だと思ったら
陽の光は力いっぱいの強さで
もう初夏のようだ


季節の風は
確 ....
似たものばかり 重なる油絵の厚み
偏ってゆくけれど 分野を分けたくない 

 乾く前に重ね塗る 皮膚呼吸に気がつく

似たものばかり 増えて 要約に飽きる
バランスの軸だけで 死角を生き反 ....
雨の日に
西瓜をノックすると
入ってます、と声がする

ぽこん

西瓜まるごと持つと
かなりの重量感があるのに
成分はほとんどが水なんだってね
ふうん、そうなんだ
果物を食べると
 ....
夕暮れ
石ころが転がる河原で
ひとりのんびりビールと

割り箸に刺したはんぺんを
七輪でささっとあぶり
ちゅるちゅる呑みこんでいると

対岸にオレンジ
鬼火が屋台の提灯のように
等 ....
アングラな思想に
陰雨は益々逆上し
渦巻く不条理と
液状化する倫理の狭間を
横行していく出任せの正義

快楽の行く末は
琴線に触れもせず
狂い咲く恥じらいと
計算された愛憎を武器に
 ....
汚れちまった悲しみに……
中也の悲しみは
なんだったんだろう?

彼は孤独人
人を欲っしながら
人を拒絶していた

誰にも理解されない
運命を受け入れた
その引き換えに
神から創 ....
この世は居心地が悪い

芝居小屋に立ちつくす
招かれざる大根役者のように
俺は どう振舞えばいいのかわからない

君はまるで薔薇だな
庭の生け垣に生い茂り
いつでも水や肥料に恵まれて
 ....
カレンダーを捲ると標語が書いてある
『向上する意思があれば道は拓ける』
自信たっぷりのその言葉に釈然としない

テキトーに世間ではそう言うけど
さも正しい事みたいに言い切れる
その根拠は ....
バカ バカ バカ バカ バ〜カ!
まったくもってバカ ほんとバカ!
バカ過ぎて どこがバカか分からないバカ!
迷惑なバカ うっとうしいバカ 自己中バカ
目指せ! 完全無欠の大バカ者

バカ ....
泳ぐ風 太陽の粉を砂鉄の様にくっつけて

煌くの

雨天に割り込んだ泳ぐ風 まるで子供

ケラケラ ケセラケラ笑う 

痛みを泳がし癒すの 子供のくせに

何を悟っているのさ

 ....
夜に溶けてみたいから
僕は街を闊歩します
夜に溶かしてほしいから
僕は夜空を吸うのです
もしも夜に溶けたなら
今すぐ君に逢えますか
世界を構築しているものが何なのか
やっと 気が付いたよ
この宇宙の存在 生物の誕生
全ては奇跡
この世界は奇跡で創造されている

末期ガンの患者の完治や 戦争のない世界ばかりが奇跡なんじゃ ....
トラックのエレメントとオイル交換をしてもらう
33万キロも大地をかけぬけた偉大なポンコツだ
いきつけのスタンドの早川さんとちょいしもねたジョークで
あいさつして笑いあう

こんな日常もいいか ....
この顔はデンマークとか何とか
そんな緯度の産
しかもダ・ヴィンチの
妖艶ヨハネが指差す方角からの下賜品
ってところ
そして色素の少ない
血色もないこの乾いた肌は
ケルトの俗謡、ドルイドの ....
突然雨戸が
何語かで話しかける どうしたの、何
小さなビスケットの家の
窓には童話色のカーテン
それじゃ無理

雨戸は不満を述べてノックする
何か起こったの、今から起こるの
小さな庭の ....
   

人々が真剣になる時
俺は最もふざけた格好をして出て行って
人々を一つ、クスリと笑わせてやろう
人々は俺を見てゲラゲラ笑い
「道化、これをくれてやる」と言いながら
俺に十円玉を投 ....
いまは6月の風が吹いている。

空には太陽があった。
雲があった。
そして月があり、星があった。
ときには羽をもった鳥や昆虫たちが、空の近くを浮遊していた。

ぼくは中学生だった。
あ ....
身ひとつで悩んでいる

可憐な花が逡巡している

体の調子を整えようか

発信音、着信音

花を喜ぶ顔を見ようか

可憐な花が逡巡している

身ひとつで悩んでいる


疲 ....
ベイビーこんな雨の日は
ひきずるようなブルースをきくんだ
だから
ともだちになってよ

それとも懐かしい曲で
こころを満たすかい

ベイビー3弦がきれたよ
へやのすみには
弾かない ....
雨の日は
透明傘がいい
値段の気安さがいい
ドームの曲線を
雨が流れていくのを見るのは
誰かが
泣いているのを
見ているようで
そんな後ろめたさもいい
そういえば女優でもないのに
 ....
朧な碧い部屋で
私、夢を見ていたのね
溜息一つ、デキャンタと冷めた灰皿
白いレースで覆い隠されて
私の全てが嘘みたい

スローでムーディな音楽を
誰と聞いていたかしら?
花の名前のグラ ....
空洞が鳴る
鏡の道を
空洞がゆく


光と遊び
冬を呑む子
鱗へ 水へ
蒼をこぼし


葉を追いながら
双子のけだもの
銀を知らず
冬を知らず

 ....
ランタナのつぶつぶ
少女はコンペイトウ
春夏秋冬 気ままに咲く
甘美の花言葉も知らない ランタナ

ランタナのつぶつぶ
少女は大人のアジサイに
雨季の間 憧れの感情に
無垢のまま 引き ....
雨の降る隙間に
がんじ搦めの自分の昨日を見ながら
傘を差して歩いてゆく

良いことなど無く稼ぎは
全て税金か家賃
それと借金の返済
食事代など手元には残らず
それでも生きてゆける

 ....
雨季時間は妊婦の安定期に似ている

穏やかに 目を細めて微笑みを

何日も繰り返す

 雨に傘を持たす
 優しい妖精は
 紫陽花の葉をつたう
 雫のかたまりの様に
 儚く 役目を終 ....
自分の命と引き換えに
お願いをしたことがある

神様、仏様、
あるいは悪魔でも構わなかった

願いを叶えてくれるなら
誰でもよかった

白い犬だ
大切なペットだ

それが病気に ....
自分をくそ人間だと思う人格で生きてます
今日蟹屋に初めて出勤しました
店の外の水槽、ここから蟹を取り出し
捌くわけですが新人なんでそんなことさせちゃもらえません
水槽磨きです。手ぬぐいを水道水 ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16203)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
バタ足- nonya自由詩23*12-6-17
光る車の窓- 砂木自由詩13*12-6-17
理由を捨てて- まーつん自由詩12*12-6-17
通り過ぎる春に_/_駅裏の空地で- beebee自由詩25*12-6-16
斬新には今は届かない- 朝焼彩茜 ...自由詩8+*12-6-16
雨の日に- そらの珊 ...自由詩17*12-6-16
はんぺん踊り- 灰泥軽茶自由詩19*12-6-16
人よ一夜と洒落頭- faik自由詩15*12-6-15
【_プラスチックな夜_】- 泡沫恋歌自由詩14*12-6-15
場違いな賓客- まーつん自由詩812-6-15
【_標語_】- 泡沫恋歌自由詩10*12-6-14
【_バカについて108の反省文_】- 泡沫恋歌自由詩9*12-6-14
泳ぐ無邪気- 朝焼彩茜 ...自由詩6*12-6-14
溶融許可- なきり自由詩712-6-14
世界観- 無限上昇 ...自由詩512-6-14
古書店- 梅昆布茶自由詩20*12-6-14
女神の肖像- salco自由詩7*12-6-13
雨戸のうちそと- 木原東子自由詩17+*12-6-13
道化の還り道- yamadahifumi自由詩612-6-13
6月の風- yo-yo自由詩612-6-13
きみのメルヘン- 吉岡ペペ ...自由詩812-6-12
ともだちになってよ- 梅昆布茶自由詩1912-6-12
雨の日は- そらの珊 ...自由詩1912-6-12
アラスカ- 智鶴自由詩5+12-6-12
灯へ_まどろみへ- 木立 悟自由詩912-6-12
ランタナとアジサイ- 朝焼彩茜 ...自由詩12*12-6-12
雨の憂鬱- ……とあ ...自由詩16*12-6-12
雨季の知らせ- 朝焼彩茜 ...自由詩11*12-6-12
命の重さ- ちゃむ自由詩212-6-12
蟹屋の丁稚- まきしむ自由詩6*12-6-11

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