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薄暗い軒先で
植えてもいないのに咲いている
高貴とは程遠い
紫の嫌な匂いを放つ花を
じっと 見ていた



「毒に彩られた花やね。」と教えてくれた
少女の丸くかがんだ背中から
 ....
いくつも詩を読んでくうちに
詩なんてくそくらえと思う
飾っちゃってさ




君をもっと知るために君の陰部を見せてくれないか
君は呆れ身構えるが
そうしないと僕には君が見えないんだ
 ....
静寂を破る蝉時雨 湿った空気を揺らす陽炎
熔けた夢にも気付かない
傾いた陽が眩しくて ただ流される

行き着いた波止場 雨の匂いが垂れ込める
誰の視線も一点を捕らえる

重い空にも 人の ....
月の明かりを浴びながら眠る少女
氷のように澄み切った心

わずかな時間
心惹かれ 心奪われる

永遠に続く 幼い瞳
そっと赤い唇に触れる手
少女の瞳
心の中でひそかに思いを寄せる
 ....
君は寝た振りが得意
わかっていてもウッカリ騙され
今朝もゴミ捨ては僕の役目


君は大人だから
分をわきまえているよね
僕はと言えば歳はくっても
燃える恋と燃えない恋の分別さえ
未だ ....
上町の焦げ臭い定食屋の隅に
加藤が座っていた
何十年も前からここに憑いている

かつてはこの辺りにも産業があった
公僕たちがしなやかな課税に遊ばれ野原をかけめぐっていた
雨音を聞いた俺は外 ....
毎日毎日好きと言いたい
毎日毎日キスしたい
毎日毎日彼の笑顔が見たい

毎日毎日好きと言われたい
毎日毎日キスされたい
毎日毎日私の笑顔を見せたい
みんな星の天井のしたで生きているんだ

地球っていう家に住んでいるんだ

ただ家の天井をみれば心が休まるのに

みているだけで癒される

ふと考えるとこの天井ってすごいんだよ

3 ....
あなたが、サングラスをかけた顔が大好き!!
久々に胸がドキドキした

胸がドキドキしたのは、カッコイイて思ったからだけじゃない
あなたの素顔は、私にしかわからないんだと思うと
周りの女の子よ ....
水曜日の唄



色とりどりのビーダマが
ぱらぱらと
空からガラスの水曜日

みんみんぜみのたましいが
ころころと
みんな飴玉水曜日

とんぼが落としたサングラス
きらきらと ....
私の大好きな二人が
木蓮の詩を書いていたので
私も書こうと思って
毎日 家にある木蓮を見に行った

山の日陰にある木蓮は
つぼみはつけても
なかなか咲かず

そこだけいつまでも
く ....
きみのせなか

きみのこえ

とどかなくても
すきなんです
かたかたタイプライター
歩いていった
壊れたままで
歩いていった
がたがたタイプライター
キーがこぼれて
水たまりから
空にこぼれた
ときどきタイプライター
パンチ叩いて
カーボン ....
ある時、何にもしない時期が
けっこう長い間、続いてしまって
ヤバイ、金がなくなる、と思って
バイトすることにした

別に
不景気だったし
フリーターとかニートとか
いろいろ社会問題とか ....
のどに はしゃぐ みめいの
つきの すずか つむぐ かるた

まわる やまの はるか さます
かやの ねむり まどう むごん

みちぬ おもい ゆきて きえる
かえぬ こころ ぬぐう ....
パーティーは散々だった
おやすみ、のあいさつの方角へと
だいだい色のシロップが
ゆっくりと流れて 
しだいに
粘性を増してゆく、
夜の


水の底で ゆうべ、まき散らされて
わたし ....
こすもすもくもく
ゆけむりもくもく
おはなむずむず
おなかゆるゆる

よかぜぶるるん
こすもすゆらゆら
あかトタンやね
くずれておちた

いつかわらった
こすもすころころ
みづ ....
天国に注ぐ 暖かい波に
僕はただ、
{ルビ戯れて=じゃれて}みたかっただけなんだ
僕は持っていない
ただ、それだけ

月夜に 高く 清く
響く君の歌声は
真昼の空でも変わらずに・・・? ....
スーパーを出たら突然の青い雨
夕立が行き過ぎるまでと
僕は煙草をふかして
隣では君がまたあの話をしていて
少しだけ尾ひれが付いていた

泳ぎ出しそうだ

街中が青く青く染まって
話を ....
      潮風にのって白髪が
      飛散するのを
      じっと 
      唇をかみ締めて
      耐えていた、
      (藤壺を舐める舌の痺れ)
     ....
詩が生まれた
あなたはどこから来たのでしょう
あなたに辿り着くまでに、
どれだけの根を共にしてきたのでしょう
たくさんの親指に包まれながら
あなたは産声を揚げたのです

この世に生まれた ....
夏が終わるね
少年が
風鈴の音を撒きながら走り抜けた
この胸元ではまだ 汗のビーズが貼り付いていて
蝉しぐれが落ちてくる 私たちの地上では
色付きの花々が 太陽を仰いでいるけれど
ゆきの花 ....
すきとおる泪が
青い洞門をすべり落ちる
あなたほど自然に私をさとすものはない
美しく象形した蚕の吐糸がやさしく肌を包む
あなたは私を裸にせず裸にする
新しい息吹は真珠となり
このく ....
詩を 描きました。 

小さな詩を 書きました。

相変らずそらは 真っ暗だと言うのに

いきがって 小さな 詩を描きました。

トラさんや タツノオトシゴさんは、

もう ずっと ....
浴衣着て髪をゆって会いにゆきたい

慣れない下駄は足をきりきりひずませ

夏の暑さが心地よくなる

柔らかい心が潰れてきりきり悲鳴あげて


あの日一人で見上げた橋桁の花火
 ....
待ちくたびれて

今宵も 携帯握り締め

布団の中 夢の中・・・ 
一冊の絵本のような生涯
浮遊するひとかけらの海
あれは君なんだろうか

思想のない森と夜の魚
そんな絵本だとしたら

月がちょうど半分 あとは少しの湿度
そんな海だとしたな ....
閉じる
今日が終わったら
とりあえず雨音の中で
夢を見よう
出来るなら昨日の続きがいいな
懐かしい人が居た

閉じる
今日が終わったら
とりあえずいつものように
明日が来るまでは
 ....
もし人間が 地球で一番のゴミだとしたら

この地球は 宇宙で一番のゴミ箱なのかな

僕等人間が 好き勝手描いた夢は

この日まで 生きるために使ってきた

エネルギーの 何分の一の大き ....
七夕の夜 道草くって 銀河の線路を辿る
その星空は 君をなくした日の空に似ていた

体育座り 作りかけの溜息 飲み込んで消化して
切っても切れない関係を 繰り返しては生き繋いできた

何か ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
自然治癒- 千月 話 ...自由詩25*05-10-19
いんぶ- 自由詩905-10-16
打ち上げ花火- 灯兎自由詩705-10-9
永遠の花- saya自由詩3*05-10-8
恋の捨て方- 恋月 ぴ ...自由詩32*05-10-4
ある定食屋で- 不老産兄 ...自由詩1005-10-3
幸せ☆- ゆずっこ自由詩405-10-2
HOSIの家- saya自由詩4*05-10-2
サングラス- ゆずっこ自由詩405-10-2
水曜日の唄- m.qyi自由詩1405-9-28
日陰_の木蓮- 砂木自由詩14*05-9-24
こっそりと- 逢坂桜自由詩5*05-9-23
こわれたよ- くろねこ自由詩5*05-9-20
フリーターでもニートでも- うめバア自由詩11*05-9-19
月光- 砂木自由詩17*05-9-18
過酸化水素の夢- 望月 ゆ ...自由詩45*05-9-16
こすもすのうた- くろねこ自由詩8*05-9-5
Strain_at_the_leash- 三架月 ...自由詩1*05-9-5
青い街- 自由詩1605-9-1
こころみ__3- るか自由詩2505-9-1
しはいきてすくう- つきのい ...自由詩20*05-8-29
ゆきの花- たちばな ...自由詩13*05-8-29
聡明- つきのい ...自由詩1605-8-27
墓所。- すぬかん ...自由詩18*05-8-25
夏の予感- 自由詩12*05-8-24
返信- 空 春色自由詩8*05-8-23
手紙- 黒田人柱自由詩2005-8-22
閉じる- 自由詩905-8-18
CALL_CALL_CALL- 蒼穹自由詩5*05-8-16
月になった君へ- 蒼穹自由詩6*05-8-14

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