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誰もいねえよ
目には無人バス停
足元振り払え
闇の声

飛ばせ遠くの
走りながらの
石ころドライブシュート

空を切れ
月がきれい
一瞬夢心地

だけど汗模様
涙は見えない ....
俺は君の喉奥に居て
いつかの歌を聴いている

いや、ラ
ヴぃ
飲み込んでいる

俺はかつて
空に下りる全ての命は爆弾だ、
と言いかけてやめた
君に会えて嬉しい
四季が蠢いて
 ....
懐かしいと思ったのは、
かつてそれが自分のものだったから?

それとも自分だったものは
もうどこにもいないから?

でもぬけがらを手に取って
こんなことを考えてる、

そんな自分は誰 ....
 天国から贈られてきた歌を聴くと
 荒んでいた心が洗われたような気がする
 背中に翼が生えて
 夜空を飛び回れることができる
 人間は殺生という罪を償うために自ら翼を削ぎ落としたのだ
 君の ....
遠鳴りを
たずねてゆびは
更けてゆく


 傾き、
 あざむき、
 なき、みさき、


橋の向こうを告げられぬまま
こころもとなく
火を浴びて

頑なに
待ち人の名を ....
桜を煩わしいと
思ってしまうのは
どうしても
思い出してしまうから

葉桜のほうが好き
そんな嘘をつくのは
桜そのものを
嫌いになれないから

どうしても
思い出す
あなたの頬 ....
M子はさぁ、
ちょいと小柄な女なんだけど
子持ちでキャンキャン働くOLで
けっこう可愛いんだけど だいぶ生意気。

去年の暮れ・・・・部長とさ
ホテルから出てくるクルマに
サングラスかけ ....
息停めて
ほーっと階段一気にかけあがってみてん


一息ついて
階段の踊り場でふっと息をのむ


あっちゅう間に十段も飛ばしてしもうた

もったいないことしたかなぁ
そっと視線を ....
背後から抱きしめられる気配が
して
「だぁれだ?」
そんなのあなたに決まっているのに
他のだれかを想像してみる

雪の降らなかった今年の冬を
ひとりで歩いてみた
行き先なんか
決めた ....
夕方に無性に悲しくなったので
人参と玉葱とジャガ芋と
それから少し高いお肉を買った
湯気で前が見えなくて良かった
テレビがひとり
笑い声をあげている
曇った 庭の かたすみ に

そんな 便りが ある

二季を 過ぎて きた 冬の 朝顔が

ア・カペラを 一輪 ふるえて

白さに ひらかれた 暗さの 土地で

無伴奏(  ....
始発の電車に乗り
網棚に鞄を置いて
クロスワードする
この本のは難しい

待ち受け画面に
彼女の写真見て
笑顔の練習する
自然と頬が緩む

喫茶店でコーヒー
革靴の汚れを拭く
 ....
キャベツにフォークを突き刺した
ズキッと心が痛むのに
フォークの突き刺さったキャベツは
平気な顔してそこに居る

フォークを抜いた跡は
痛々しい穴が
4つ開いていた

そこからは
 ....
胸をお借りしても いいですか

肩に少しだけ 寄り掛かってもいいですか

もしよかったら 抱きしめていただきたいのですが

そんなこと 頼んでも いいですか



貴方と私はついこ ....
カノジョは抱きしめると林檎の匂いがして
ニュートンの空を見つめている

ちきゅう

と、くちびるが動いて
俺は抱きしめて
「おまえさんを中心に地球は まわってるな」と言うと
 ....
ふと気がつけば
後ろ手の冬

雪の匂いも薄らいで
それとは知らず
陽をまとい

季節は
追い越せないものだとばかり
待ち続けてきたけれど
いつの間にやら
景色は流れて

 ....
たくさんの事
不揃いな事

集めて

一つの袋に
ないまぜ

振ってみても
心地よい音など鳴らないが

愛しさの重みがある

証だね

隣の人がぽそりと言って

私は ....
もう少し、
もう少しだけ此処に居させて。
君の隣りに居させて。
この夜の体温を感じさせて。

もう少し、
もう少しだけ残酷に愛して。
残酷に夢を切り刻んでしまって。
手遅れになった私を ....
花かんむり
シロツメクサの匂い

透明色
ソーダ水の水面の波紋

むせ返る夏を
不器用に泳いで
よろめいた夕暮れ時に涙

びーだま、の

陽炎のアスファルトで
かなしい音を立 ....
ああ。やっぱしね
唐組のエンディングって
こうじゃなくっちゃ
唐組第38回公演「透明人間」千秋楽
ぽっかりと開いた夜の闇に
石灯籠の怪しい灯火
唐さんのおはこだよね
花園神社でも鬼子母神 ....
朝焼けた空に 名前をつけてみて

産まれたばかりの「今日」が高く泣いて

真っ赤に腫らした ひとつきりの瞳


泣き疲れた「今日」の 幼い手をひいて

ほら、こっちだよって
 ....
考えることによって
悩むことによって
答えは見つかる。
何かを得たいと思うのなら
意識すればいい。
当たり前という無意識をやめたらいい。
香り立つようなあなたの薄桃色のその頬を
ほろほろと熱い涙がゆく
自身のためでなく誰かのためを思って


ああ
この世にそんな涙があったのですね
本当は逃げてるンだ
君の優しさに甘えながら
一定の距離をおいてしか
心を許すことをしない

ごめんね
今の私には
余裕なんかないから
君の期待に
応えられないンだ
知ってるかい。 俺も君も天才だってこと
知ってるかい。 躁鬱病で劣等感と優越感の間を繰り返し往来していることを
知ってるかい。 その振り子運動が生きる力を発生させているということを
知らないだろ ....
 静寂が怖い
真剣に耳を澄ましてみるとキーンという耳鳴りだけが聞こえてくる
 不気味なほどの静寂さ
 死神が造り出しているに違いない
 鎌を研いで僕を手招きしているのかもしれない
 さ ....
隔たりを埋めるために

どこまでもどこまでも下ってやるんだと思っている

今数々の生き物たちと別れを告げて

新しい出会いと別れという

いわゆるお涙頂戴を繰り返しながら

たまに ....
ベッドサイドの淡いスタンドの灯りが
ほの暗い部屋の一角を照らしだしている
窓から見下ろす都会の夜景は
今の私には冷たいほど綺麗に
無表情な横顔で輝いている

独りには慣れているはずなのに
 ....
卵から孵った夢の中
僕はアリスとお茶会へ
双子とダンスを踊ったら
女王様とクローケーをしよう

にやにや笑いの猫ちゃんと
バタつきパンの蝶を追いかけ
うさぎの穴に飛び込めば
グリフォン ....
安易に手に入らないものなのに
ぽろぽろとたやすく綴られていく


       夢
  恋・・・

心地良い響き
唱えると口の中で
泡雪のようにとけていく
まるで言葉の砂糖菓子
 ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16330)
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