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月が銀青色に染まる時
ユニコーンが目を覚ます
冷たく輝く月の光に
象牙色の角が光り
キーンコーン
青白い星は夜を彩る

のっそり起き上がったユニコーンは
青い瞳を輝かせ
暗い森の中を ....
黒板の粉が
午後の日差しの中で踊ってた
あたしもその消された文字の一粒で
キラキラと笑っていたんだ

ブラウスの隙間から
風がこぼれないように
37℃の痛みを飾って
眼鏡越しに見える世 ....
あの頃に戻れるとして
(時計の針が逆に回ったとしても)

ここから
あの頃に戻る旅程に費やすものと
これから先に進む時間とは
夕焼けの回数ぐらいしか
違いはないのです

つまり
生 ....
夕映えを湛えた水面は
紅葉の最後に火照り
林に、ひっそりと隠れて

  雲場池

湧き水の注ぐ豊かは
常に清冽を極め
水鳥の、
その羽根の下にある深さを忘れさせる

黄色や褐色の ....
懐かしい曲が流れる
あなたがよくくちづさんでいた
T.H.というとあなたにはひらめく言葉

かなしいときは両腕を広げて
うれしいときは胸いっぱいに抱きとめて
雨宿りの午後に 傘もなく待つ軒 ....
足元が霞んでいく
進むごとに
そんなこと
とっくにお見通し
突き出した指の先
新しい冬の風が
舐めていった


夢を見てたんだ
極彩色の
鮮やかな天国
ああ
過ぎていった季節 ....
さて
どんなふうに君を射止めようか
作戦を練って振り向かせよう

なんて
手の平で転がしていると思ったら
君の手のひらの上で転がってた
ねぇ

ぼくたちは、
もっと、笑っていてもいいと思うんだ

もっと、はにかんでいたっていいと思うんだ



むずかしいこととかじゃなくて
かなしいくらいの澄んだ青空を見上げていて、 ....
空はいつからか
うそをつくことを忘れたようだ






また 冬に近づいた







寄せ集めた言葉で
とりあえず冬を迎える準備をした






 ....
最近さむいぜ、
手とかかじかむんだぜ
耳もいたくなっちゃうんだぜ! 

こうさむいとさ、やっぱりあったかいココアはおいしいから、

あなたがひどく淋しくなったときに
あなたのここ ....
めまいがするほどに単純な設問の数々
「はい」か「いいえ」のいずれかで答えよと記されていた
簡単な筆記試験だからと
人事部のひとはわたしを残し出て行った
小一時間もあれば出来るよね
何だかなあ ....
おめかししてまいりましょう
からす瓜もほんのり色づいて
アザミの花が熱いため息ついたから
あなたに逢いたくなりました


おめかししてまいりましょう
赤いカエデに負けないように
くちび ....
君がくれたものなら 唇に隠しておいた
手紙にするには 言葉が 足りなかった
誰かが逃がした涙 誰のもか僕にはわからない

今日犯した罪も 明日には覚えていないだろう
書き換えのきくルールに  ....
キミは太陽でボクは月

ボクはキミに照らされて
キミはボクを照らしてくれた

たまに喧嘩したり拗ねたりで
姿を地球に隠して
みんなを困らせたね

曇りは雲がくれた優しい時間
雲に隠 ....
貴方は、

私の、わたしたちの標の
星。



(悪魔の概念を指し示せ、けれども溢れ出る優しさは隠さず に)



ショッキングピンクの大気上、10代の熱狂を
詰め込めんだ12 ....
ただいま調整中 メロウ おまえ ちい先生を見たか
庭の大きな老木に しあわせにしがみついて
羽化をする せむしの 背から
ギラギラとした 出てくるんだ
真っ昼間から 羽化だぜ
メロウ おい メロウ おまえ
 ....
図書館の本は
公務員みたいに黙って
読まれる、という役目を
少し怠そうに待っている

田舎の図書館は
どうも品揃えが悪くて
本にも覇気が無い

手に取ってみても
抵抗はしないけれど ....
三日月が降らせた星は
角砂糖のようで

アタシをわくわくさせた


あしたのことなんか
いいや

そんなふうに想いながら

星見夜月のシロの中

角砂糖の星は
カラ ....
もう大丈夫
なんてごまかしてるだけ
心配かけたくないもの
気に病ませたりしたくない

会いたい
なんて一度考えたらもうおしまい
今の今までおさえてた気持ちが
みるみる溢れて

まだ ....
金属製のペインティングナイフでキャンバスに油絵の具を塗りたくっている。
イーゼルの横にある机にはテレピンと絵の具が付いているらしいパレット。
伸ばしている途中の中途半端な長さの髪が、どうしようもな ....
who

おまえは誰だって問われても
わたしって誰なのかな
今のわたしがわたしなのか
ほんとうのわたしは他にいるのか
自分探しの旅路
だなんて聞き飽きた科白だけど
わたしってやつは
 ....
はにかんで笑う アノコの
やわらかな心のヒダを斬りきざみ
助けをもとめるノドブエを噛みくだいた


アノコに突き刺した
痛みと悲しみの
鮮烈な返り血を浴びたとたん
それはドス黒くキミに ....
暗闇の中
天使が羽を広げて
きらきら粉を降らせた

あのひとの上に
見えないエンジェル・ダスト

あのひとはかがやいて
わたしは追いつけなくて

そして
わたしは
路上で
売 ....
あなたのひとみから
こぼれ落ちた悲しみが
約束された事象の
織り込まれた糸を伝い
ぼくを貫く

海底のような
揺らぎのなかで
ふたりの合わさった痛みは
祝杯をあげるように
胸の水盤 ....
ピアノのあしは楽器を支えているのか
それとも音楽を支えているのか
ギターをかき鳴らす仕草は
そのあしに似て、共鳴する独り言
マイクを持って空を指したとき
ひとはただのマイクスタンドでしか ....
現実はいつも
残酷な音をたてるからね


いまだに
感情をふりきれないこの男は

情けない、と

つぶやくコトバ以外を思い浮かべられなかった


あてもなく
わらい顔をつくっ ....
***


明日の
天気に
首をかしげたり


紅茶の中で
角砂糖が詠うほわほわと
スプーンを遊ばせたり


そうでした


ぼくは

ぼくをさがさなくてはいけない ....
この歌の横顔にあなたがいなくてよかった

坂の上にぽっかりあいた空は遠くて
青くない方がいい気がした
降ってくる光が指先を透過して
平面なわたしが散らばり始める

透明になれなかった二人 ....
たまには荷物を捨て去って

自分を大事にしてあげて

苦しい苦しいばかりだと

張り合い見えずに終わってく。

辛い辛いばかりだと

頑張る自分が可愛そう。
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
月とユニコーン- 未有花自由詩11*07-11-12
透明だけど、在る- ku-mi自由詩11*07-11-11
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初冬- さき自由詩1007-11-10
GAME_BOY- 虹村 凌自由詩1*07-11-10
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五つ目の季節- なつぎ自由詩27*07-11-10
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☆☆≠$- やまぐち ...自由詩507-11-9
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- 小原あき自由詩39*07-11-7
スモールドペペ- Sa;自由詩507-11-7
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落日- shu自由詩607-11-5
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ぽぽろん- わら自由詩10*07-11-5
.о5- かたくり ...自由詩707-11-4
やがてかたちを変えるもの- ku-mi自由詩13*07-11-4
労り〜シリーズ仕事3(完)〜- 梓ゆい自由詩107-11-3

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