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マラリアのような空の下 猫の親子が歩いてる
僕は極楽鳥の羽を漁って そいつを黒服に売り渡す
いかしたスーツとネクタイが どうにも癪に思えたから
嫌味を隠したその口で 「素敵ですね」と呟いた
街 ....
その男は
音もなく戸口に立っていた。

帽子を深く被って
顔はよく見えない。

ーあんたの夢を買うよ。

ー・・・

ーあんたの夢を買うよ。

やっと答えた。

ーどんな夢 ....
意気地なし!!

だったらどうして行かないの?

時間をかけても腰据えて

こつこつこつこつ探したら?

悲しいわ・・・・。

悲しいわ・・・・。

水が流れる様に

風が ....
働くってことは
否応無く押し付けられた役柄を演じること

食品会社に勤めれば
賞味期限の記されたシールを貼りかえる日々
罪の意識など三日で消えてしまう

コールセンターに勤めれば
クレ ....
彼女は
他人のことを
一切話さない
でも言葉の壁
なんて何一つ
感じはしない

他の女性の話を
彼女の前で
したって
聴いていない
ふりをするだけで
毎夕 仕事帰りに
ドアを ....
1枚めには
あなたに会える喜びを
風に吹かれて待っている

2枚めには
悲しみが潜んでいる
私のことを忘れないでいて

3枚めには
胸いっぱいの愛を
あなただけにあげるの

そ ....
胸は
すぐに
いっぱいになります
それゆえわたしは
多くを連れて
行けません


あなたを
はじめて呼んだ日に
こころの底から呼んだ日に
海は向こうになりました

永 ....
仕事場で

見かけるあなたの周りには

大輪の花にも似た人々が

笑顔いっぱい咲き誇る。
ジャガイモの皮を剥いたことある?

妻に尋ねられ
そういえば
記憶に残っていない

娘が小学校低学年のとき
いもの皮むき みんなでしたとき
血だらけになった男の子がいたらしいよ
娘が ....
それは学校の帰り道
ふいに表れた入道雲のせいで
大きな大きなたまり水ができていた
ふとノゾいてみると
さかしまの街が映っていた
でもよく見ると
私もさかしまに映っていた
反 ....
さあ 耳を澄まして 心を静めて
金木犀の香りにだまされないで
こちらをじっと見つめて
あなたの手のひらにのっている
この罪は何の罪?


そう 口を噤んで 囀り止めて
秋桜の可憐さにま ....
僕の
頭の上で

機嫌を損ねた
灰色の空が

意地悪そうに
雨を降らせる瞬間を
見計らっている

僕は
被った帽子を
顔の半分まで引き下ろして
小さく
舌打ちをしたけれど
 ....
嫌な事あったその日には

鉛筆手に持ち滑らせて

ゲロゲロゲロゲロ吐きながら

自分の気持ちを出しちゃいな!!

固めて丸めてはい完成。

キャッチボールの出来上がり!!

え ....
すべてうまく消せたなら
だれも迷わなかったろうに
わたしのおさない手では
触れることすらできなかった

書いたのはだれだったっけ
望んだのはなんだったっけ

忘れたふりを
できるよう ....
ひとりで
回転寿司に行きますと
何周もしている
モンゴイカにふと
周回遅れのじぶんじしんを重ねて
真向かいの
ホスト風の男が
うにいくらと注文しているのを
同じ色の皿ばかり積む私は
 ....
駅へ向かう道すがら
はいいろをした四本足の生き物が
とぼとぼと歩いていた

(   )駅では
列車が遅れていることをみんな知っていて
でも
みんな口をつぐんでいた

恋人たちは
別 ....
手でも叩こうよ
しあわせであっても
そうじゃなくても

しあわせなら
よりしあわせになるように

そうじゃないのなら
少しでもしあわせに近付けるように

できることなら
あなたの ....
それはきっと

お月様
木漏れ日
嵐の夜の海
森深くにある空気
金木犀の薫り
我が子の寝息
君と触れ合う指先の
ぬくもり

当たり前にあるすべて

当たり前じゃない

す ....
灰色のコンクリートには
ない、ない
としか書かれていなくて

薄紫色の夕暮れには
さあ、さあ
としか書かれていなくて

茶色の地面には
まあ、まあ
としか書かれていなくて

青 ....
鼻腔に遺された
親友のお骨の匂い

身体に染付いた
病院の匂い

金木犀でもなんでもいいから

どうか消して

いい香りで
わたしをいっぱいにして
恍惚の森の道化師は骸骨のようなその腕に
あの娘の頭蓋を抱いていた

砂漠の泉の畔には烏が群れを成していて
魚の死骸を囲んでた

それなら僕は群青に染まる夕日を閉じ込めて
夜に輝くあの星に ....
一生懸命マスカラ塗って

暖めたビューラーで扇状にカールさせて

鏡の前で何度も角度を変えてチェックした


なのに このありさま


ここ一番て時に下まぶたは黒ずんで

至近 ....
また原油
高騰の影響で
野菜の値段が
上がっている
そうだけど
生命が燃焼し
続けるその熱効率は
これから永い
冬までずっと
下方向に
傾いていく
ビニールハウス
栽培の野菜を ....
夜更け
車窓に映るわたしの影
扉にもたれて
窓外を見ても
映っているのは
疲れた車内

電車を降りれば
きっと夜風が吹いていて
わたしをやさしく家まで連れ帰ってくれるだろう

け ....
九月
あなたが好きでした

あこがれの名ばかりを孕んだ
鳳仙花が弾けています
木の葉が
択んで
静かなところへ落ちつくように
黄金の峰からふく風がゆきます

夕暮れがやわく優しく
 ....
電気が消えた中庭
ライトを運ぶシルエット
刷毛を握ってベニヤに汚い絵を殴り書き


f..f.f...flower!


花の絵を描く
勢いは乱雑


f..f.f...flo ....
夢のように細い骨で
ぼくたちは生きてきたんだね




愛についてを乞うたのならば

骨と枯れても

幾千

幾憶


そこには声があった、と
想う

 ....
僕の今いる部屋からは月は見れん

窓から乗り出して東を見ても黄色い奴はおらん

パソコン閉じて さあ帰ろうかなんて思うときに

そういえば最近 月を見てないなぁなんて

センチな発想し ....
『海の中で時計は止まる』

そっと手をつなぎながら
僕ら海に泳ごう
ひと足とびに歌を口ずさんで
思い出の波にゆらぎながら
毎日君に話せなかった言葉を話そう


『羊が手を振る』

 ....
此処から視える世界は

何て判りづらいのだろう

街も、空も、君の笑顔も

総て朧げで、悲しい

やっぱり僕は

魚の気持にはなれないや


さぁ、早く出ようか

 ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ブランコ- 風見鶏自由詩307-10-11
夢を買う男- 風音自由詩6*07-10-11
叱咤- 梓ゆい自由詩107-10-10
働くってことは- 恋月 ぴ ...自由詩28+*07-10-10
白痴のこと- りゅうの ...自由詩9*07-10-10
クローバー- 未有花自由詩11*07-10-10
肺呼吸- 千波 一 ...自由詩27+*07-10-10
あこがれ- 梓ゆい自由詩207-10-9
じゃがいも- 乱太郎自由詩17*07-10-9
たまり水- 麻生ゆり自由詩4*07-10-9
林檎の刹那- 渡 ひろ ...自由詩11*07-10-9
気ままな散歩- Porter自由詩2007-10-9
物書き- 梓ゆい自由詩307-10-8
とおく_きおく- ねお自由詩4*07-10-8
おひとりさま- ふぁんバ ...自由詩22*07-10-8
again- ふるる自由詩16*07-10-8
- 恋月 ぴ ...自由詩27*07-10-8
kamisama- こころゆ ...自由詩7*07-10-7
人生ノート- 小原あき自由詩24*07-10-7
金木犀でもなんでもいいから- 風音自由詩5*07-10-7
- 風見鶏自由詩207-10-7
バリア- まりも自由詩2*07-10-7
初秋- りゅうの ...自由詩5*07-10-6
こんな夜は- 風音自由詩5*07-10-6
九月- soft_machine自由詩15*07-10-6
f..f.f...flower!- 皆川朱鷺自由詩2*07-10-5
ぼくのかなしみが骨に似ていても- わら自由詩36*07-10-5
今夜は月がでてるのか- 短角牛自由詩5*07-10-5
宵闇気取りでコンニチハ- プル式自由詩12*07-10-5
in_the_water- manabe kenta自由詩3*07-10-4

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