すべてのおすすめ
もうすぐ間氷期が終わる
と言ってももうすぐは
宇宙サイズの話だから
明日の事かもしれないし
百年後の事かもしれないし
なかなか終わらないかもしれない

まもなく氷河期がやって来る
 ....
夕刻の道
ヘッドライトをつけると
うす暗い未来に
灯りが
ともる

おまえのゆくべき道は
目の前にあるではないかと
指をさすように

向こうからも
ふたつの光の輪が
あらわれて ....
いくらおしは(か)らいしたら、狂ってくれる?


ただでゆらしてさしあげますって


ただよってるだけじゃん


はくくらい、して


いけないことなんか、あるわけないから。


ごろつきとにらめっ ....
世界が終わるその日には

いつもどおりの朝が来た


世界が終わるその日には

ありきたりな言葉だけど さよなら としたためた


世界が終わるその日には

ニュースだって ....
泣き虫はきらい、っていったのは君

おしゃべりなのはきらい、っていったのも君


それじゃまるであたしが

泣き虫とおしゃべりだけでデキテル、

みたいな言いぐさね


でもあ ....
10月も、もうじき終わってしまって
きっと僕らは置き去りにされるのだ。
秋風がさようならと言っている。
一々、挨拶などいらぬのに。


ただ一羽、乾いた秋空の高い処をすべっていく鳥の
あ ....
なでられて
ほおずりされて
よるはおなじふとんのなかでだきしめられて
ときには はらだちまぎれにほおりなげられて
なみだやよだれをつけられて
それでも
きみはいつもわらっていた

きみ ....
物語の主人公で終わるのは当然わたしなのだが
思いもよらず次から次へと脇役に死なれてしまうとは
脚本はやはり書き直すべきだったのだろう。
肉体的に屈強な男だったり
あるいは繊細で我慢強 ....
月が欠けたら
雲におおわれて
まっくろな魚で
どこまでも

うみとそらの
境いを
今夜はなにと
呼べばいい

詩がこぼれたら
昨日につかまれて
おんなじ夜明けを
どこまで ....
たいそうなこと ではなくて
そう
立派な家庭とか
何不自由ない暮らしとか
そういうのが望ってわけじゃなくて
だけど
憧れってのはあるわけで



現実は
ただ
どうにかやってま ....
星空の底で悶えるしか能がない私を

これ以上ないほど嘲るような感じで

煮えたぎる太陽が夜だ夜だとうるさい

山脈の向こうから見ている人は誰

山脈の途切れるあたりで自分自身と向き合っ ....
さらさらと無限にかたちを変えてゆくもの
どくどくと体の中を対流するもの
ぼそぼそと語りかけるもの
ろうそくの科学で薔薇の庭園を飾る
 
スズメバチの襲撃を警戒しながら僕たちは生きている 
 ....
おやすみなさいと
私の周りで泳いでいた言葉の魚たちがささやく
まるで百年の眠り姫の林檎のように

私が初めて口にした小魚は母の胎盤の中
臍の緒に繋がれて
息遣いの音と共にやってきて
生き ....
 人の爪の根元に、白い浮島があることを知ったのは小学生の頃。

「これね、大きいほど元気な証拠なんだって。病気になると薄くなったり、小さくなったりするらしいよ」
 友達から教えてもらったなんの根 ....
夜ふけの町を
自転車で走っていると
住宅の庭から
金木犀がほんのりと漂ってくる
ああ 甘くてよい香り 

若い頃 東京に住んでいた
渋谷 荻窪 吉祥寺が大好きだった
私は男と漫画を描い ....
黒い服についた 絵の具の白色

それは汚れでしょ

心を真っ白にして 無になって……

ムラサキ色の心が 決して

虫に食われた イチョウの葉であっては

ならないなんてね
 ....
契約社員の給料は安い
だからアルバイトも必用になる
午前四時前 朝刊配達に出かけると
山のふもとの住宅地
時折いろいろ見かけるが

エゾシカを見たのは初めてだ
角ある雄と雌のつがい
街 ....
目の前に、一本の棒がある。 

誰も高飛びをしろとは言わない 
ただ、越えねばならぬ。 
向こう側に、行かねばならぬ。 
誰もお前の美しい技を待ってはいない 

目の前の、一本の棒を見る ....
月満ちて
生まれることなく
消された 小さな命

誕生を望まれず
悲しむ人もなく
花を手向けたくとも

 この子に 墓はありません


母の胸に
抱かれることなく
消された  ....
キミだって、僕だって
人は、生まれたときには、みな泣いたんだ。
あらん限りの大きな声で
無垢の叫びで泣いたんだ。

「涙」という字は
戻る水と書くように
泣くことで、気持ちも ....
暖簾をくぐり、席に着く。
「もり大盛り」
静かに言う。
店員が厚手の湯飲みをことりと置く。
その半分を飲んでいるうちに蕎麦が運ばれてくる。
どんな蕎麦がくるのだろうか、初めて会う人を待つ ....
「お母さん、コンデンスト・ミルクっておいしいね!
 明日もまたこれ作ってね!」

娘達が練乳をお湯で溶いた飲み物を啜りながら言う

「いいよ。
 お母さんも子供の頃 これが大好きだったんだ ....
なにがほんとうか分からなくなっていた

夢のなかで見たことなのか

現実に起こっていることなのか

ぼくはおかしくなっていた

たぶん夢のなかでの出来事だった

それを現実の出来事 ....
道の駅で白菜を買う

むいた白菜から虫がでてきた
さすがに新鮮なのはちがうねと
そうおもわなかったのは私のだめなところ

水に浮かぶ虫の姿を
ぼんやりみながら畑を想う
命のやりとりはあ ....
きょうレインボーブリッジを2度とおった
ゴールデンゲイトブリッジは世界有数の橋だが

カリフォルニアの海風は太平洋を渡ってきっと
お台場の空を見ているにちがいない

つかの間サンフランシス ....
セルフィッシュな心臓が
トマトゼリーの海を泳ぐ
すべての貝類は甘い味で
海亀は快速の血流に驚く
高濃度の脂肪が溶け出す
海底の静脈瘤の大噴火だ
もうとっくに満ちていると思ったら
まだ正面を向いていなかったのね

でも魂を物質化した細胞は 光を反応させてたわ
付き合いが長いのに 何も知らなく

ただ焦がれるしかない自由ロマン

 ....
夜を渡ってくる
飛行機のために
夜毎、灯りがともされる

ここへ舞い降りよと
目印となって誘導する

人はなぜ
夜を渡りたがるのだろう
眠れない夜が
あるよね



あなたを
もとめている





ふざけていないの





眠れない夜がある
明日に
疲れたよ
って


ソファーに
ストンと座る



ぐてーっと
もたれかかって



90度回転
コロンとすると





美味しいご飯を
作っ ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
もうすぐ_まもなく- nonya自由詩25*12-10-27
ヘッドライト- そらの珊 ...自由詩13*12-10-27
ジャンキー- 阿ト理恵自由詩5*12-10-26
さよならの世界- 川上凌自由詩2*12-10-26
なきむし- 川上凌自由詩3*12-10-26
秋風がさようならと言っている。- 元親 ミ ...自由詩512-10-26
ぬいぐるみ- そらの珊 ...自由詩8*12-10-26
事件とウイスキーと- アラガイ ...自由詩15*12-10-26
うみとそら- 古代 透自由詩6*12-10-26
一日一日- さち自由詩812-10-25
スケッチ- 2012自由詩312-10-25
沙漠と薔薇- 梅昆布茶自由詩1412-10-25
おやすみなさい- 乱太郎自由詩1812-10-25
浮島- そらの珊 ...自由詩14*12-10-25
【_金木犀と月_】- 泡沫恋歌自由詩13*12-10-25
ステンド・ハート- 芦沢 恵自由詩22*12-10-25
もみじ悔いたし鐘は無し- ただのみ ...自由詩21*12-10-25
向こう側__- 服部 剛自由詩212-10-24
【_水子供養_】- 泡沫恋歌自由詩6*12-10-24
戻る水。- 元親 ミ ...自由詩312-10-24
「蕎麦っ食い」- 山人自由詩9*12-10-24
練乳- 夏美かを ...自由詩19*12-10-24
午前2時33分- 吉岡ペペ ...自由詩712-10-23
食うか食われるか- 朧月自由詩1012-10-23
レインボーブリッジを渡る風- 梅昆布茶自由詩1412-10-23
- 和田カマ ...自由詩6*12-10-23
彼女は月- 朝焼彩茜 ...自由詩812-10-23
航空灯火- そらの珊 ...自由詩1012-10-23
眠れない夜がある- 鵜飼千代 ...自由詩21*12-10-23
美味しいご飯- 鵜飼千代 ...自由詩10*12-10-23

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