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碧いカーテンの中に入って
僕を探して
とクスクス泳ぐ

すいみん
すいみん

君に許した部分が冷たくなる日が
ふと考える
非日常の中の非通知が鳴るみたいに

すいみん

くび ....

暑さの中で
何かが動いている
畑で汗を流す人
工事で体を動かす人
営業で外を歩く人
みんな汗をかいている
涼しい部屋にいる人も
心の中で汗が出る
この汗で
今日という一日が
 ....
午後からは雨なので、
傘を持っては出掛けなかった。
昼食の蕎麦屋から出ると、
案の定、
雨が降り出した。

色取り取りの傘が、
街に花開く。
わたしは蔓 ....
揺りかごより這い出でて
私たちは人間になったのでしょう

帰る場所が存在るのなら
揺りかごに戻りたいなんて
おいそれとは言うべきではないわね

生きる事は楽ではなくてよ
死ぬ事より ....
彼はどこにもいない
会社にだって
公園にだって
トイレにだって
いない
それなのに彼は
どこにもいない植物を
育てている
何のために使うのかは
わからない
でも ....
壊れたら直せばいいが口癖の
父からもらったラジカセは壊れてばかりだった
とくにアンテナはしょっちゅう折れた
そのたびに父は何も言わず修理してくれた
まるでそれが生きている理由であるかのように
 ....
めまいがするほど
一度どくんと心臓が跳ねて
膝につけた頬が重い
何度迎えても夏は早足で


あの歌が流れるたび
いないあなたの口笛がついてくる
今も泣けない苦しさで
胸がやぶけそうな ....
きのう
蒔かれた種が
もう 発芽へ発芽へと
夏が至るまでのあいだ
止まらない
エスカレーターの列は長く
せめて みどり色を思い浮かべる
わたしとは
違う人たちに前と後を
挟まれて ....
もしもし、オレだよ。
3年前、心地よい概念に吸い込まれたオレだよ。
ほら、何でも二律背反にしてしまうオレだよ。
大変なことになったんだよ。
是非、振込んでほしい。

もしもし、オレだよ。
 ....
   新緑はリビングの奥まで染みこみ
  薫風はねこぜとうなじを舐めまわす
             梅雨入り前
  日向と日陰がくっきりと区分された
              広場では
 ....
四.五畳間
小さな巣穴

軟体生物になりきる

私はクラゲである
私は蛸である

なんでもいい
骨のない生き物になる


なんせ軟体生物ですから
背筋はしゃっきりでき ....
弟はいつの間にか
僕の背を追い越していた
身長をたずねると
三メートル五十七センチ
と言って悲しそうにうつむく
明日になれば
弟は遠いところに連れて行かれる
多分頭のてっぺんも見えないく ....
                したたる、

水のひびきのなかに、私の声があ
ります。暗いこころのままで死ん
で幽霊となった私のとうめいな喉。
ぬれながら、だえきもでないほど
にかわいてし ....
今、会いたい人がいます
否、ずっと会いたい人がいます

会えない時間が
愛、育てるのさ
と言う流行歌が
昔あったけど

これは
会えると言う確約があるから
成り立つもので

 ....
振り返ったら
影法師しか
あなたの名残は落ちていなかった


雷雨が滑りこむ昼下がり

四角い白い箱の中
些細なことで
笑う
二匹の赤い鈴
あの日
パスタの蝶々結びが
{ ....
 窓辺で育てられた月光の花は
 子どもが{ルビ手折=たお}ってしまわぬよう
 朝日に昇華してゆくのです
 夜になればまた蕾開く


    葉が雨に濡れているのなら
     月が涙を落 ....
かけ足に過ぎなかった

いまでもそれは
よくみえる


ほろにがい
夕暮れの日を
燃え尽くすには
まだ早い

わからないほどに
からまり続けて
いるからね


 ....
コトバを上手く言おうとすると、
きっと下手になってしまう。

コトバを綺麗に言おうとすると、
きっと汚くなってしまう。

コトバを書こうとすると、
きっと途中で変わってしまう。

コ ....
雨に濡れてる紫陽花の
赤が濃くなるその花に
ほのかに光る銀の雨
一つ一つの音を聞く

そこには時が動いてる
膨らみながら進んでる
雫に溜まるその詩は
紫陽花の詩

風に吹かれる紫陽 ....
               2007/06/12


クロッカス畑に
クロッキーを植えて
クロッキー、クロッキーと囃し立て
引き籠もったクロッカスのお人形の綽名は
誰が付けたのか付けら ....
階段の一段目にある
農村を踏まないように
慎重に飛び越える
出前の人が誤って
畑の上に器を落とした
突如あらわれた
ミステリーサークルにより
村の人々は大騒ぎしている
ことばにならないこと
ことばにするから
やさしい

かたちをもたないもの
かたちにするから
たのしい

なんでもあるようで
なんにもないせかいと

なんにもないようで
なんでも ....
あなたがいた
ある午後のことを
ただ
あおいビー玉と
して


ふと
体をわるものと認めたら大人になり
わるさがすでにこころに及んでいることに
気付くころには、あ、 ....
部屋の机の上に飾られた写真立てに
うっすらと積もった埃をなぞって
ここで過ごした時の長さを思った

写真の中の笑顔はそのままに
もうずいぶんと遠くに来てしまったような
そんな気が ....
今日は、スタジオにモモンガーさんを御呼びしています

伝説のモモンガーさん、こんにちわ

「うぅぉふ」

さて、今日は色々聞いていきたいと思っているんですが、、
さっそく、視聴者 ....
犀川の 
芝生の土手に腰を下ろし 
静かな流れをみつめていた 

午後の日のきらめく水面には 
空気が入ってふくらんだ 
ビニール袋が浮いていた 

近くで
ぴちゃりと魚が 
跳ね ....
ちぎられたもの
砕かれたもの
ひとつひとつに触れる指が
それらの色に染まりゆくさま


色のないもうひとつの指に触れ
血のにじむまま触れ
あたためるさま
染まりゆくさま
 ....
#6
        屋根裏の姫


廃屋となった古い旅館を安価で買取り、なにやら得をしたような気分で引越しをした。築100年の余を越え、廊下の椋の板も黒ずみ真ん中がへこむ。梁や柱の材も曲 ....
#2

  雨の魚

雨に濡れながら歩いていると
死んだ魚の匂いが漂ってくることがある
湿った空気が ねっとりとまつわりつき
地球が水の星だったことを思い出す

そんな時、あたし ....
青空が映った瞳は
力強い光の匂いがする
その目が捕らえるものは
枯れた幹でさえも
息吹きが聞こえてきそうで

夕焼けが映った瞳は
哀愁が漂い
声をかけることすらも
ためらいがちにさせ ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ユラグ- 唐草フウ自由詩11*07-6-13
暑さの中で- ぽえむ君自由詩7*07-6-13
「_午後は雨。_」- PULL.自由詩13*07-6-13
ヘブン- 優飛自由詩4*07-6-13
どこにもいない男- 麻生ゆり自由詩5+*07-6-13
修理- 小川 葉自由詩1007-6-13
口笛- 藤原有絵自由詩707-6-13
播種期- 南 広一自由詩307-6-12
現在は細部を足蹴にして- ブルース ...自由詩9*07-6-12
ささやかな祝典- 信天翁自由詩307-6-12
休日独言- 赤月 要自由詩307-6-12
てっぺん- たもつ自由詩1407-6-12
したたる、- 岡部淳太 ...自由詩23*07-6-12
*会いたい*- かおる自由詩10*07-6-12
創書日和「窓」__さよなら- 士狼(銀)自由詩11*07-6-12
MOONLIGHT- 灯和自由詩4*07-6-12
夕焼け- 千波 一 ...自由詩17*07-6-12
想いコトバ。- 狠志自由詩507-6-12
紫陽花の詩- ぽえむ君自由詩10*07-6-12
クロッキー- あおば自由詩13*07-6-12
農村- 小川 葉自由詩407-6-12
ピース- 松本 涼自由詩1107-6-12
わるい頬- A道化自由詩1407-6-12
白い病室- あずみの自由詩7*07-6-12
モモンガーの唄- 那津自由詩307-6-12
犀川_- 服部 剛自由詩18*07-6-12
指と指- 木立 悟自由詩707-6-12
「ものとおん」#6- リーフレ ...自由詩607-6-12
「ものとおん」#2−#4- リーフレ ...自由詩7*07-6-12
瞳の中の空- 小原あき自由詩28*07-6-12

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