すべてのおすすめ
汚れた雨が蹂躙する街角で
傷をかばいあうために手を繋ぐ
傘を持たない日だけ、どうしようもなく
君の手があたたかくて
切れた指先が痛みを増した

僕の手は
どんな温度で君に ....
抱き締めて
抱きかえす


口づけを交わして
手を繋ぐ


肩を寄せ合い
眠りに就く




言葉はいらない

だけど

言葉が欲しい
(天井にはたくさんの実がなって、今にも落ちるような気がする)

犬と抱合しましたの。 痩せた短毛の犬です。
私は十六日前に生まれた女。唖です。
この骨の肉は、絡み合ってようよう見えそう ....
夜が放つ神聖さを模倣しただけの
薄っぺらな言葉に、
どうしてこんなにも
心を掻き乱されて、しまうのだろう


持て余している
誰かの足になりたい思い、と
震えてそっぽを向く頑な ....
 
星を被ってみたいんだ

空の全てと夢の中へ

ヒステリック・モードを捨てて

君の全てと夢の中へ

小さな鼻を一つ鳴らし

僕の目の前クルッとターン

吟うリズムに君の耳 ....
そこに風があった
葉を揺らし
湖を渡っていた
やがて街へ
そして自分へ

そこに風があった
花に触れて
川を横切った
やがて海へ
そして彼方へ

一瞬の風は
また一瞬の風へと ....
あなたが
私の本棚の
背表紙をそっと
撫でる

私が
親しんだ本たちが
小さく
揺れているのがわかる

ああ
それは
古本屋でね

そっちは
お風呂で濡れちゃって

 ....
今、きみ
東京都渋谷区
スクランブル交差点と呼ばれる
モノクロボードで
にゃー、と一声
叫んだと同時に
爆走を開始
早く早く
風より早く
器用に人の群れを避ける
そこら辺で一番の
 ....
 
酷く懐かしいおとの方向に
ゆっくりと重たい足を運ぶと
静かに瞼をとじた
まだらな少女が蜘蛛を数えていました
 
ここは危ないよ、
逃げないとそのいやらしい銀糸に絡めとられて
ぱくっ ....
 自我像を絵にして生きている
 ゴッホの生まれたオランダ南部のズンデルトで豊かな自然に囲まれて
 元々風景画を専門として描いていたが
 信頼していた精神科医の女性が死んでから
 精神医学を勉強 ....
の中で、
けたたましく太陽の
鳴る
音で、水は光で、
どこまで行ったって空で、
光で、


カンカンカンカン


の中で、
どこまでいったって水で、
吹き荒ぶ光
帆は
な ....
白鷺の羽音の通り過ぎるその、揺らぎ
一面の青葉、その遠くで駆ける声、という声
ここにきて姉は心から、静かに千切れてしまった
さあ行こう、にも飛ぶための脚は足りず
退こうにも継ぎ足す、言葉も無く ....
それはそれは
沢山の雨でした
 
 
 
 
降っては止み
降っては止み
忙しなく
 
 
時に
神様の道具として
人に嫌われ
行き場を無くし
 
 
時に
優しく ....
耳に雨音
瞳に滴
触れるたび
肌はやわくなってゆく
身じろぎもしないで
硝子一枚に隔てられて
雨に囚われているのだろう

雨を除ける力など
もってはいないから
ここでじっとしている ....
散歩して

野原で見つけたんだ

何か丸くて四角で三角で

何ともいえない奴


君ととも

一緒に生活して

何か嬉しく昨日と今日も

毎日が楽しくて


 ....
ぼくはサッカー部のヒーロー
試合で何度もハット-トリック
もうぼくなしでは試合には勝てない

まさに今
強豪チームと対戦が始まった
早くも味方からボールを渡される
まずはドリブルで前へ
 ....
ケトル・
薬缶をコンロの火にかけている
台所には西日がさしこんで
それは雲と雲のあいまに
ほんのわずかのすきまがあって
そこから覗いたもので
束の間ってやつ
台風は過ぎていったようで
 ....
良く頑張っているよね

そんなふうに
自分を褒めてみるのは
なんだか
むなしい気がする

お馬鹿さんだからなあ

そんなふうに
自分を卑下してみるのは
どうしてなんだろう
ふぅ ....
手に届く場所にあること。化石は青かった。この皿に、ワタシハ上ト下ヲカキワケテ。
新しい宗教が生まれる度、医学書に項目を加える夢。それでも、裂傷は点を結んで、形をととのえる。ノゾク。沓と傘を。
狩り ....
大型台風は 
太平洋沿岸を次第に逸れて 
中心の(目)を閉じていった 

数年ぶりに
{ルビ小動=こゆるぎ}岬に立てば 
鉛色の海に
幾重も立ち昇る 
龍の白波 

腰越港へと続く ....
何もすることないから

とりあえず弾き返して

君が歌う歌

それまるごと

ヘッドホンに納めるかのように

天井に雲を吊り下げて

くるくる回す
 
産まれた時から
そこには あって
 
触れた感触などないのに
そこには あって
 
 
ちいさな
それはそう
とてもちいさな
 
 
溢れているよ

言うか言わまい ....
 
 
狼のように
ばっくりと口を開き
世界中の悲しみを吸い込めたら
どんなに平和だろうか
 
 
夏の夜に
ふと気づくと手元にある
一枚の折り紙は
すやすやと寝息を立てて掌にす ....
濡れた緑で
夜空を見上げる
数秒後にこの星空が崩れてくるのを知っている
そんな目で
おまえは言う

なんて きれい

薄い唇は街の光を捉えて
俺はその前に沈黙して ....
大丈夫
もう、泣かないよって
叫んだあとの
雨の日
 
寂しがりな僕たちは
分からない雫を
溢す
 
 
隅っこが
好き、なんだよって
笑ったあとの
晴れの日
 
夢を見 ....
灰色がかった厚い雲に覆われた大空
ところどころ仄かに煌めく
その煌めき
たちまち稚魚となり
大空を泳いだ

稚魚
風に煽られつつも
しっかり雲に身を寄せ
必死で風の流れにのっている
 ....
地球がゆれる
人間をふりおとしたいんだって
たぶん
 
きみが火星にとんで
あたしが木星にとんで
 
フォルダみたいに
分かれていく
 
単体は寂しい
 
--
 今日はまだ ....
雨が止んだ
そして他の誰よりも
最初に光を見たのは
ぼくだった

光は止まっていた
その光をくぐるようにして
白い蝶が飛んでいる
風も止まっている

雨が止んだ
閉じていたものが ....
うつくしい白を見た
白はすなわち無、というわけではなく
様々な存在を表現していた

 やさしくあたたかな白を見た
 白は世界をつつみこむかのような
 やわらかな空気を生みだした
 ゆるや ....
 今 君の為に愛の詩を書いているよ
CHE.R.RYを聴きながらね
 春の正午の風が暖かくてとても気持ち良いよ
 実在しない君に詩を書いているのかもしれない
 本当の「君」は想ってくれてい ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16274)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雨やみを待っている、僕ら- Rin K自由詩37*07-7-16
- 秋桜自由詩9*07-7-16
トロツキーの口唇、眩惑。- ミゼット自由詩8*07-7-16
神経痛。- うわの空 ...自由詩6*07-7-16
- ブロッコ ...自由詩207-7-16
そこに風があった- ぽえむ君自由詩10*07-7-16
背表紙- umineko自由詩10*07-7-16
同じ空- 倉持 雛自由詩907-7-16
くも- ゆるこ自由詩6*07-7-16
自我像- 円谷一自由詩5*07-7-16
落下母- 石田 圭 ...自由詩2007-7-16
今も遠くの風が吹いている- 霜天自由詩607-7-16
雨と言う名の物語- 青井 茜自由詩4*07-7-16
紅い魚- LEO自由詩34*07-7-15
落ちていた幸福- 生田 稔自由詩6*07-7-15
ヒーロー- ぽえむ君自由詩3*07-7-15
ケトルか薬缶か- 水町綜助自由詩707-7-15
- 恋月 ぴ ...自由詩35*07-7-15
偏在や躁暴- クマクマ自由詩607-7-15
腰越- 服部 剛自由詩6*07-7-15
ピックガード- ブロッコ ...自由詩307-7-15
未熟児- 青井 茜自由詩8*07-7-15
かなしいうた- ゆるこ自由詩7*07-7-15
賛美歌- 水在らあ ...自由詩31*07-7-15
すみか- 山中 烏 ...自由詩6*07-7-15
雲の子- hiro自由詩9*07-7-15
弧星- 倉持 雛自由詩8*07-7-15
雨の後に- ぽえむ君自由詩14*07-7-15
- アキラ自由詩4*07-7-15
CHE.R.RY(結ばれることを願って)- 円谷一自由詩3*07-7-15

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