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あの日ぼくらは堤防で枯れてく月を眺めていた
泉の先には透き通る風がいつでも吹いていて
雨に汚れて乾いた髪を血溜まりの中で潤した

砂漠のピエロが泣いていた空には小鳥が飛んでいた
降りしきる雨 ....
ささくれた指先
押し当てた唇から
滲むのは
深まった傷の痛みと
濡れた痺れ

説明書の
但し書きには
何の注意も
されていなかったから
僕には
僕の考えの及ぶ範囲
でしか
走 ....
潜り込めこの家に
この家に潜り込め

何故かって


遺伝子の記憶
羊水の細波、
原初の叫び
意識の拡張。




潜り潜り潜り潜り込め
この家に。

何故かって、
 ....
便器の水面に浮かぶ吸殻が
ジブラルタルを指している

生きる事は苦しむ事だと教えられた
人に生まれて幸福なのだと教えられた
善い事を重ねれば
来世も人として生まれると教えられた
でも何処 ....
黒い道路を
雨が流れて
激しい雨が
夜を始めて
光が映って
楕円に歪で


激しい
雨が
降って


鍵盤を

両手で

駄目な

両手で

ちぎれ

 ....
             071027



インフルエンザの大人達
子供の顔して震えだし
大人の顔して入院して
子供の領分荒らします
パラパラ漫画を読み下し
笑い出したら良く ....
悲しいくらいに青い青に泣きそうになった
忘れられた様な鉄道の線路
遠くまで見えるその先に浮かぶ海
空とと混ざり合った青は
果てし無い奥行き
永遠に届かない青
美術館前の石畳は冷たい雨に濡れ
慌てて開く折り畳み傘は
夢のなかから引き摺りだされたのを
ごねてでもいるのか
機嫌の悪さを隠そうともせず

冷えたこころをあたためてくれた
あなたの背中が ....
月曜日
わたしには仕事などない
だけど、うちにばかりいると叱られるから
とりあえず、仕事に行くふりをして
たんぼの畦道をよろよろと歩いた

畦道は細くなったり
太くなったりして
歩きや ....
思いっきり見捨ててほしい

着信拒否にしてほしい
電話番号変えてくれてもいい

気づかないうちにマイミク切っちゃってほしい
日記にアクセス制限かけてくれたらもっといい

あたしがどんな ....
サイレンがゆく
都会ではあたりまえの
田舎ではとてもめずらしい
いのちに象があるならこの音だろうか
いのちが鐘の音であった昔のもっと前から
一羽がはばたいてあとはただ盛り上がるだけの鳩の ....
言葉なんていらないなんて言ってみる。
水族館はもう飽きた
ぼくらは都市を閉じ込めたかった
一瞬を
フラッシュをたいて、めをつぶらぬよう
外は豪雨と雷
出られないね、とつぶやいて
 ....
冷たい井戸の水を汲んだら
とたんに雨が降ってきた
開け放した口に次々と
重たい雨粒が入ったり砕けたりした

久しぶりに自由に飲める水だけど
濡れて帰ればまたぶたれる
痣は青い花のように
 ....
窓から忍び込んだ風 僕の生まれた季節を運ぶ
少し風邪気味だって言えば 心配してくれるかな

愛って凶器と 孤独って盾
矛盾を生むことは 必然だったのかな
最後の最後まで その優しさに 甘えて ....
罪を犯した私が
どこへ逃げようとも
誰の許しも乞うことはできない

たとえ誰かが許してくれたとしても
何も変わらない
置いてきた事実は
過去の中

あなたでさえ
私を許してくれるは ....
赤ちゃんになった気分で
ベッドの上で眠っていた

あやす声や 子守唄を聞いて
がらがらをまわして わらっていたの

あなたはお父さんになって
そばで見詰めていた
きゃっきゃっとわらった ....
今日もまた誰かが死刑台への階段を登っている
死刑台からの眺めはどんなものなのでしょう

死刑台に立つあの人に慈愛を

だって僕達は皆罪人なんだから
冷たい金属のドアノブを回し
軽い色をした重たい木製のドアを開ける
笑顔で迎え入れてくれた先輩方は
僕の方に腕を回す

僕は震える手で小さなショットグラスを掴み
ひと思いに流し込む
出した ....
君のまつげが
ふいに
揺れて

まるで手のひらに
雨粒をうけるように
かなしみを
見上げている

そうして
たった今降りだしたかのような顔をして
胸の中に一気になだれ込んで

 ....
あなたは
いつも楽しそうだけど
時々
みんなから離れて
ぽつんと一人で
カメラをいじっているよ

わたしが寄っていったら
笑って
たまには
わたしの写真を
撮ってくれるから
思 ....
私は孤独な夢占い人だから
出会いをむかえる度に カードをめくってきた
カードをめくりながら
いつも 次のカードを夢見ている
いつも 次のカードを夢見ている

私は孤独な夢占い人だから
 ....
恋 矛盾

愛 矛盾

切 矛盾

願 矛盾

祈 矛盾

心 矛盾

希 矛盾

望 矛盾



あなたの幸せを願っているのに

あなたを求めてしまう

 ....
あなたが感じた
その美しさを
僕の手のひらで触れることが出来るのなら

あなたが感じた
その痛みを
僕の右足で蹴ることが出来るのなら

あなたが感じた
その優しさを
僕の頬がさ ....
生きている理由なら ひとつだけ
例えば 今 「死ね」と言われたとして
きっと死ねないと思うから それだけ

与えられた意味なんて 後付にすぎなくて
美しいものよりも 汚れていないものを求めた ....
教室の斜め後ろの席から
窓の外を眺めるふりして
本当は君だけを見ていた

机の隅に書いた相合傘
先生が通るたびに隠して
ずっと君の事を考えていた

それだけで良かった
 ....
 
ふられてしまいたい。
触れられてしまいたい。

ぴんと張ったものは全て
ちくり、 とした痛みで
ふにゃけてしまうでしょう

やさしさなんて、いらないよ。
(十七夜は素直になれない ....
それは約束された儀式
かりそめの情熱

どちらが先に瞼を閉じるのか
けものの眼差しとなり相手の出方を窺い合う

わざとらしく歯を閉じ
拒んでみせるのは
初々しさをこころにまとい

 ....
自己陶酔の狭間に

置き去りにされたメロディーを弾いた

メジャーな旋律は流れない

あなたを想いながら弾いたから



久しく使わなかった涙腺は

ろ過機能を失っていた

 ....
ちょいとアンタ

一体如何したって謂うんだい?

アタシをこんなにしておいて・・・

今更 怖気づいたとでも謂うのかい?



なぁんにも心配いらないよ

アンタの心まで盗った ....
両の指を痛い位絡めて
錆びたフェンス越しに友を見ていた


立ち入り禁止区域
思い切り高く遠くへ放った
僕達の鞄
一瞥して走り行く
君の ズザザと力強い
足元の埃


駆け上が ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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君離れ- 蒼穹自由詩5*07-10-24
置いてきた事実は過去の中- sekka自由詩5*07-10-24
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死刑台- 鋼鉄漢自由詩3*07-10-24
創書日和「酒」- 虹村 凌自由詩3*07-10-23
雨の風景_Ⅰ- shu自由詩707-10-22
曖昧ならせん- とうどう ...自由詩25+*07-10-22
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わずらい- 蒼穹自由詩11*07-10-21
アスピリン- 1486 106自由詩10*07-10-21
矛盾をばかになさらないで- 哀詩自由詩107-10-21
秋、くちすい- 恋月 ぴ ...自由詩26*07-10-20
脈絡のないトリオ- めぐちみ自由詩207-10-20
手練手管- ライチ自由詩2*07-10-20
「青い春」と呼ぶ- 千月 話 ...自由詩14*07-10-19

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