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目覚めはじめた街の夜を 置き去りにして
東京発二〇時三〇分 のぞみに乗り込む

この列車に乗って人はどんな望みを持つのだろう
あるいは捨てたのだろう

 夜と昼の混濁したこの街は わたしに ....
月はね 二つあるのだよ 
望遠鏡から離れて 自分の目で見てごらん
三日月の尖ったあごは二つに分かれているだろ
昔の人が見た乙女や兎が住んでいる月
今見る乾いた月の後ろに少しずれて
ぼくに ....
いつもヒーローのかげで彼の役回りは決まっていたんだ邪悪の仮面を纏わされてね
子煩悩な彼の私生活なんて誰も取り沙汰もしないんだね

彼の故郷は地球よりも遥かに道徳的に高次な世界善悪さえもありはしな ....
 
アカシアの雨がやむときをききながら

雨がふっているんじゃないかと、窓をあけてみる

月夜なのに、こんなに明るい月夜なのに、



*YouTube アカシアの雨がやむとき (西 ....
回転寿司屋の板前のブルースとか
山手線の運転手のブルースとか
今でもそんな事ばかり考えているんだ

この前の事なんだけど
風呂場の鏡に捨てられた犬みたいなのが写ってたんだ
誰だって聞いたら ....
ギリギリのデザインで 君を喜ばせたくて
浮ついたメールも 泥まみれの湖に捨てた

散り散りの運命と それを照らす太陽光
慌てて閉めたカーテンの隙間から吹く風

蜜柑色の満月を 望遠鏡で臨ん ....
育てていた蜜蜂が 熊に襲われた
蜜を狙って巣箱を壊し 女王蜂も食べられた という話

熊って 蜜だけじゃなく 蜂も食べるの?
食べるらしいよ それ以来 蜂が怖がって
外へ蜜をとりにいかなくて ....
 言葉がなくても
 生きていける

 もっと大切な
 ものがある

 それが何かは
 知らないけれど

 言葉だけでは
 生きていけない

 温もりは
 肌で受け取る
 も ....
 顔をかきむしり
 皮を剥ぎ落とし
 血を雨と流しても

 自分の素顔が
 見つからないのであれば

 鮮血の海に
 溺れそうな
 二つの目に

 空を走る
 雲の足取りを
 ....
           130511


摸倣の得意な伊賀忍
 切り隠れ才蔵が有名
擬態が得意な甲賀忍
 猿飛佐助が有名
二人そろって
各地の城下に潜り込み
手柄を立てて真田十勇士に ....
精神と物質

いれもの、と、なかみ
姿を持ち喩となるものとならないもの

ことばが
わからなくなった
真正面からしか見ていなかったから
裏側もわからなくて

スピリット

呼 ....
僕はスカイパイロット君の空を翔びたいんだだけど悪天候で視界ゼロさ
空の星を取りに来たわけじゃないんだ君の心を探してるだけなんだからね
僕はサン=テグジュペリじゃあないんだ

誰も見えない暗闇の ....
分かり切って
いることだけど

悲しくて
泣くのではない

涙が出るから
悲しいのだ

だけど

本当に
悲しい時
涙が出ないのは

心が空っぽに
なっちゃった
 ....
父の母が亡くなり
その後しばらくして
父の兄が亡くなった時
父がぽつりと言った
「今度は俺の番だな」

その順番の通り
父は亡くなった

四十九日が過ぎた時
母がぽつりと言った
 ....
バイクで信号待ちをしていると
学習塾の窓がそっと少し開き
にゅうと黒板消しを持った手が現れた
ぱんぱん一生懸命腕を振って
ぱんぱん外壁に叩いているのだが
あまり白い粉は出てこないみたいだ
 ....
ペルソナ



わたしがあなたに与えた
役割が
欲望をもって
ひとつの姿を現す




顔を覆ったら
変幻自在
ほら
もう本当が何かわからない



そのも ....
1.障害のある屋根のしたで


虹といた

ほら、また打ちまつがったと言って舌をかむ
仕打ちのむこうの
わたしよりもずっとあどけない家族写真の風景

ギテイが舐めるように ....
今日
薬缶のたまごで目玉焼きを作りました
蒸気を吹くので食べるのに一苦労でした
ソーセージのたまごを割ったら
中から生肉が出てきたので
塩を振りかけて焼きました
いつの間にか皮に包まれてい ....
修復と言う名の慰謝があるんだきっとどこかにね
今ここになくてもきっと何処かで待っているんだそう信じてる
それは魔法じゃなくてごくごく普通の平凡な光なんだ

手を伸ばせば届きそうなそれは柔らかく ....
 涙は手頃な宝石です
 貴方のほっぺを飾ります
 私の心を溶かします
 嘘でもいいかと許せます

 嗚咽が喉を焼きだしたら
 抑え込むのは無理でしょう
 風に押される野火のように
 貴 ....
いるはずの人がいないと
その人の型の空気ができている
動いている
呼吸している

私は寄り添って
(いるよね) せいかつをしている
していたいとおもっている

ささえられたり
声か ....
恋ってとおいおとぎ話だってずっとおもってた
まるで車輪の錆び付いた自転車のように前にすすまないんだ

ほかの世界のことさぼくなんてとどかないことさ
カモメのジョナサンにでもならなければね

 ....
ひがないちにち丘の上で雲をみていた
雲には歴史がないんだただ瞬間だけがあるんだ
アンタレスは赤色巨星で太陽は金の林檎なんだな
僕はちょっぴり白色矮性みたいな気分だ

120億光年の彼方の銀河 ....
いち 1はカカシの数
一本足で風に震える
縫い付けられた微笑みの数
細すぎる腕を広げて
波打つ小麦畑を守る

に 2はつがいの数
人々を見降ろす街灯の上
互いにキスを振舞う二羽の鳩
 ....
みんな
だいたい頑張っていて
だいたい戦っている
分かっていてなお
それに
手を染めようとするのは、


リフレインしているのは
泣き出した大人たち
頭を撫でてあげたら
少し微笑 ....
星がかろうじて見える夜に
PCメガネは駄目ですね
真っ青な
街灯の残像が
揺れる


影おくりなら十数えれば消える
けど
青が散る
視線を追いかけて
振り切れない



 ....
庭にでて現代詩を忘れた。
草が揺れている理由がわから、ない。
夕方の事件に対しての答えは、ない。
世界地図は地面に落ち
そのままとけてなくなった。

遠くに見える
三角の山は現代、詩が生 ....
理性と狂気


意思決定において
必要な情報
正しい目標は何か

それぞれの個人において
モデルは、ない

システムは
自らが自らのかがみとなり
うつし出されたものを
自らで ....
          
順調に河をくだっていたはずだが
気がつけばこの船は
豪華絢爛な泥船で
狸顔したチワワ数匹
キャンキャン喚きながら
不安定な船の中で走り回り
客の老若男女たち
口々 ....
{引用= 
御控えなすって 

御控えなすって くださいませ


さっそく御控えくださり ありがとさんで ございます

軒下三寸 液晶一面 借り受けまして

失礼さんに ございます ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- イナエ自由詩6*13-5-13
- イナエ自由詩8*13-5-13
電波星人の孤独- 梅昆布茶自由詩813-5-13
アカシアの雨がやむときをききながら- 殿上 童自由詩24+*13-5-13
名前も知らないところから- 虹村 凌自由詩1013-5-12
濡れる群青- ねこ歩き自由詩413-5-12
蜜と毒- 砂木自由詩20*13-5-12
言の羽根- まーつん自由詩12*13-5-12
張り付いた仮面と、果たし状- まーつん自由詩6*13-5-12
模倣と擬態- あおば自由詩12*13-5-12
精神と物質- はなもと ...自由詩3*13-5-11
ハートブレーカー- 梅昆布茶自由詩11*13-5-11
悲しみ- nonya自由詩18*13-5-11
順番- 夏美かを ...自由詩24*13-5-11
黒板消し- 灰泥軽茶自由詩10*13-5-10
ペルソナ- はなもと ...自由詩3*13-5-10
ア・ピア- 平井容子自由詩713-5-10
日記- 葉leaf自由詩7*13-5-10
リペアー____回復___救済- 梅昆布茶自由詩813-5-10
悲しみは好きですか- まーつん自由詩17*13-5-10
人型の空気- 朧月自由詩813-5-10
哀しみの法則- 梅昆布茶自由詩913-5-10
丘の上のお馬鹿- 梅昆布茶自由詩913-5-9
いち、にい、さん、し- まーつん自由詩6*13-5-9
星のない夜- 伊織自由詩5*13-5-9
ブルーライト- 伊織自由詩7*13-5-9
現代詩投稿前夜- 左屋百色自由詩6*13-5-9
理性と狂気- はなもと ...自由詩313-5-9
酔い泥船- ……とあ ...自由詩8*13-5-9
詩人口上- 月乃助自由詩1213-5-9

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