すべてのおすすめ
今も昔も
景色は何も変わらなくて
変わってゆくのは自分だけ
さみしいけれど
少しずつ大きくなっている気がする

昨日も今日も
いいことは何も無くて
変わってゆくのは時間だけ
悲しいけ ....
夕焼け
みんな迎えがきて
またね
またあした
手をふって
さよなら
ジャングルジムのてっぺんから
いつも
見送るだけ

砂場のシャベル
ブランコのさび

おかあさんが
きょ ....
ギャラファ美術館の12月の企画展の裏企画として、カフカ的カフカ展を開催します。パリ・プラハ義姉妹都市10周年記念を祝して。不肖こたろうがキュレーターを勤めさせて頂きました。

19日間の開催期間を ....
ゆっくりと頬を伝って流れる涙

悲しみの雪の中を体中真っ白に染まるまで

一人で泣きながらあるいた

風が吹いてサラサラと粉雪が空に登っていく

僕の弱さを心を伝って捜した
 ....
澄んだ月夜の闇の中。
頭をよぎる人の名を
空しく呼ぶ声は
蒼きしじまにこだまする。

今宵の夜長をいかにせん。
若き血潮にかせ掛けて、
ただ待つ姿も痛ましく
君が心を奪うとき、
 ....
詩えない者の声を聞け
摩擦をすり抜ける
声は燃える

枯れた泉に
言葉は腐れ落ちる

枯れた泉で
喉を潤せ

錆び付いた下水道
手の届かない生活水
ガブ飲みし ....
それで ええねん


そんなふうに やさしくしてくれたりな


そんなことでも ええねん


その気がないことだとか

そんなことは ええねん


むしろ 期待することが  ....
遠くで
ずっと 遠くで
美しい人が泣いている
どちらの方角やら
聞こえてくる
祭囃子のスピーカー
日が差す昼の部屋
夕暮れの湿った砂
爛れたアスファルト
目の端の折り紙
遠くで
 ....
 狡猾な鶏ガラみたいな婆様が。
 自動改札ピコンピコン。
 通せん坊で、しかめ面。
 その後ろの若旦那。
 ガッチリ嵌まって、しかめ面。
 更に後ろの彼の妻。
 愛し旦那の醜悪な。
 し ....
たたん、たん、たん

明日の足音がタップして

僕に教えてくれる


たたん、たん、たん

眼差しの銃声が彼方を裂いて

どこへでも行けると高く叫ぶ


さようなら昨日 ....
{ルビ都会=まち}のなかで

電線に絡めとられた満月がわたしを見下ろす
おまえは自由なのだとでも言いたげに

「ほんとうのしがらみは見えないものなんだよ」
とつぶやいて

蛍光灯のした ....
冬の太陽が 目を差す

背の高い木々の間から

何度も何度も光の手足を伸ばしてくる

子供の影法師が10メートルもあるよ

木々が寒い風を運んでくる

口の中に冷た ....
君がいなくなった部屋で僕は呼吸をする
君の香りが消える瞬間を見逃さないために






僕も世界もなんて平凡でつまらないんだろう
もっとずっと素敵なものだと思っ ....
ほら
雪って、生きているのよ
空からここまで辿ってきた足跡が
真っ直ぐじゃない

一粒ずつみてごらん
そうしたら、ね
小さな顔がある
あ、いま 目線が合った
雪はそのむかし 薄紅 ....
雪ん子舞い散る故郷から
童子たちのまぶしい笑顔が消えた
あの頃の笑い声は
顧みることを忘れた古いアルバムのなか


北風ぴゅうぴゅう寒かろう


すっかり刈り取られた稲田を望む
古 ....
古いモルタルの
アパートの二階へ続く階段を
普段どおりに駆け上がる
足音はある意味合図だろう
鍵穴にキーを差し込んで
ここまでは完璧にいつも通り
ドアを開けた途端
部屋はいい匂いに溢れて ....
舞い落ちる雪が貴女の体温を下げる
愛は儚く 掌に溶けてなくなるから

瞬く間に街を覆ったイルミネーションの
カラフルなLEDが僕らを照らす
僕らの喜びと切なさを 幸せとノスタルジーを
立ち ....
第4巻 701ページ

『diamant de la nuit de clair de lune a detruit le ciel』
それはまるで雨のように
最後の瞬間に光るそれは揺らめいて ....
チェーレ
君の長い睫毛から
真珠がこぼれる
チェーレ
あまりに無垢すぎて
僕はひとつもこぼさないよう
手のひらで受け止めようと


振り向きざま
君の髪がやさしくなびく
歌を歌っ ....
{引用=

一、この手

誰かと比べてみたならば
大きい小さいは
あるかも知れないけれど
空はあまりに広いし
海はあまりに重たくて
ほら、
ひとの手は
どうしようもないくらいに
 ....
走って

走って

逃げてほしい

辛いことを耐え続けるのが

本当の勇気じゃない

勇者に憧れるのは分かる

でもね本当の勇者は

逃げる勇気も併せ持ってるんだよ

 ....
雨、戸、窓、
目の、瑪瑙、脳の、舌、他、多々、下、祟る、したたる、
吐、屠、窓、啼く、咎め、泣く、とめどなく、無く、櫛、
失くし。
苦笑、故障、瀟々、
少し、晴れ、はれあがる、腫れ、
剥が ....
遠く 見晴らす 草原
凍える手に 情熱にほだされた 息かけ
圧倒的な 旭日は希望と共に 昇り
草花の露は 烈風に揺れ 輝きを増す

地響きがする 遠く遥かな 思いを湛え
{ルビ群馬=ぐんば ....
降水確率が
七十パーセントだとか
予報された空から
雨は得意げにやってくる
ビルとビルの隙間を
灰色に染めていく
知らない顔の持ち主が
逃げるように通り過ぎていく
少女は傘も持たずに
 ....
勤労感謝の日の昼下がり
今年も晴れているから
散歩に行かなくてはならない

木枯らしの吹く前にと
慌ただしく一年分の
犬の散歩する人の群が
通学路の小径を占拠して
昨日の午後
学校帰 ....
もうすぐ狼がやってくる
山羊なんかを食う
羊羹なんかを歯の間に挟んで
山羊なんかを食う
めえ

俺は牛の乳を搾取する
俺の牛からも
お前の牛からも
しかたなく全て搾取する
それが俺 ....
あたしのいちばんでいたい

けどそれはわがままだから


そう言ったキミ・


わがままじゃないよ

だから
あなたのいちばん

私にして下さい


そう言って泣いた日 ....
かかえこまれて
光線から隠れて

鼓動の深さに滲む
羅列 

虹のような破線 

こぼれる 
ガラス の

底の底

あなた
立ち去りなさい

私が
自由になるのだか ....
 最初の日曜日、世界は混沌とした闇の中にあって、まだ私の手の届く範囲内でした。

 最初の夏、世界は混沌とした闇の中にあって、私はその世界で王様でした。

 最初の冬、混沌とした世界は終わりを ....
今日生きれてよかったと
思える日が一日でもあれば
一週間は生きてゆこうと思える

今週生きててよかったと
思える週が一週間でもあれば
一ヶ月は生きてゆこうと思える

そう思えるのはわず ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
今では昔を昔と思える- ぽえむ君自由詩13*06-12-6
ジャングルジムのてっぺんから- しゃしゃ ...自由詩1106-12-6
カフカ的カフカ展- こたろう自由詩106-12-6
雪だるまにさようなら- こめ自由詩1906-12-6
秋の夜長- ネコ助自由詩4*06-12-6
枯れた泉- なかがわ ...自由詩5*06-12-6
せやねん- わら自由詩27*06-12-6
遠く- 肉食のす ...自由詩6*06-12-6
連鎖地獄で修行は続く。- もののあ ...自由詩13*06-12-6
『たたん、たん、たん』- しろいぬ自由詩1*06-12-6
影踏み- lazy自由詩22*06-12-6
木枯らしとトモダチ- ヨルノテ ...自由詩406-12-6
今日の雨が- ________自由詩5*06-12-6
はつ雪の、舞う- Rin K自由詩32*06-12-6
雪ん子のうた- 恋月 ぴ ...自由詩28*06-12-5
さよならは言わない- LEO自由詩24*06-12-5
25- yukimura自由詩3*06-12-5
贖罪の羽- ルーファ ...自由詩106-12-5
チェーレ_真珠の涙- 石瀬琳々自由詩14*06-12-5
小詩集【ちいさなてのひら】- 千波 一 ...自由詩18*06-12-5
走って- 野薔薇自由詩6*06-12-5
雨の吃音- 渦巻二三 ...自由詩2*06-12-5
寒風にいななく一群の群馬- アハウ自由詩6*06-12-5
雨の降る街で- 青山スイ自由詩2006-12-5
勤労感謝の日- あおば自由詩11*06-12-5
牧場の夜に- 銀杏自由詩6*06-12-5
・壱・- はち自由詩706-12-5
コルクと瓶の海- 砂木自由詩19*06-12-5
- 真紅自由詩5*06-12-4
悲しみは明日には持ち越さない- ぽえむ君自由詩13*06-12-4

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