すべてのおすすめ
「君は必要です」
上司から言われたその言葉に
自分が認められた気分になり
その後は毎日のように
仕事をこなしている
カップラーメンを食べながら
いくつもの書類に目を通し
会社メールと携帯 ....
心の傷を刻んだ日記を
銀の檻に閉じ込めた
底の見えない泉に沈めて
冷たい鍵を握りつぶした

もう二度と振り返りたくない
この手で穢した自分
別れの言葉も告げずに目を閉じ
背中を向けて歩 ....
死と眠りが
同じようにみえるときが
ある
ひとめみたとき

だからときどき
はっとして
大切な人にかけよる
あなたたちは
人の気もしらないで
静かな息をしている

あつい
手 ....
吸いかけのタバコを押し当てた

心の奥底に住む陰険な目つきで

こちらを睨み付ける邪心に押し当てた

ジュウっと音が鳴るわけでもなく

肉の焼ける嫌な臭いもない

ただ邪心の高笑い ....
会社の帰り ふと空を見上げたら

小さな星が光っていた

なぜだか、急に涙があふれてきて その涙を誰にも見られたくなくて

自転車を止めてしばらく 顔をあげて 星を眺めていた

小さな ....
きみの心臓をすこしわけて
羽根が生えたんだ
ぼくにもさ
空はあおくて
きみに出会えないカイトが
泳ぐ

捨てるべきものをぼくらは失くしたんだ
血がでたんだ
赤い血がでてい ....
さよならは、さびしいことだ。
だけど、かなしいことじゃない。
お別れは、さびしいことだ。
だけど、かなしいことじゃない。

かなしいことなんかじゃないから、
ぼくは上を向いて、空を見るので ....
終わりそうにもない言葉達は、あなたの優しさだと分かっているの。
けれど私は、あなたの言葉達が途切れてしまうその瞬間を考えると、怖くて堪らないの。
的外れでもいいから終わらせないでいて。
あな ....
いつつゆびさきがきみをみる

やわらかい皮膜の中は
どうしたってみずだから

つたってしまって

一本の
跳ねた
よわい針の先までが

とおくゆびさきの
たてるかぜにも
ふる ....
家族で豪華な料理を
食べに行った
お父さんとお母さんは
とても満足そうだったけど
ぼくは
おしゃべりしながら
家族みんなで分担して作った
カレーライスの方が
美味しいと思った

家 ....
 
バスに乗る
名前だけが剥がれていく
何かの間違い、というより
むしろ略式でも正しいことであるかのように
良かった、わたしたちは
バスに乗られることがなくて

席に座り
バスの一番 ....
こんな世界に眠れる夜なんかあらへん
目ぇ覚めんのか、覚めてへんのか、それとも冷めたんか
そんなこともわからへん
お前がおらんとあかんのや


山しかないようなとこやった
山の向こうに何あ ....
黒い布で顔を覆い隠した女が
まるみをおびた重いはらをかばいながら
前から、後ろから早足で通り過ぎる人々に
おびえるような足取りで市場を歩いている
ときおり女の腰のあたりにぶつかっては
”ベバ ....
帰る 帰るよ
と言って
やっとで戻ってきたのは
二羽のアゲハチョウ
母は泣き続けて
二日後に命が崩れた

幾百のコバエが家屋から飛び去り
雨戸は裂傷し
静脈血を纏った鳩が2羽
黒ず ....
長期出張を終えた気分晴れやかな私の前に
あんな残忍な光景が待ち受けているとも知らず
私はエレベーターの前で玄関扉の鍵を指に絡ませ
クルクルと回しながら扉のほうへと足を進めた

はじめに玄関扉 ....
夕暮れの示す赤、に
静かな夜が
そうっと足を
降ろす
 
生まれたばかりの
一筋の淡い青は
瞬間的に広がってゆき
世界を、ふわり
包んでしまう
 
 
ビルの窓に反射する
車 ....
荒野だと思えば

ここはそんなところだ

悲しみは哀しみに

それが営みというものだ

ひとりではないのに

ひとりに酔いしれ

それが生身であるということだ


七月の ....
空 海 山 風 水 土

どんなに沢山の言葉をならべてみたって
一文字に思い浮かべるイメージに勝てやしない

解ってるけど
決して止められない

伝えたいのは景色じゃなく感動
 ....
繰り返される福祉が、
新しく歓迎の声を受けて――、
福祉は、いくつもの、与えられた菓子を食べる。
なかには、埃を被っている、
国民精神総動員要綱も、
    遠くに、ちらついて揺れている。
 ....
 東京を越えてのどかな場所へ行こう
 東京駅からなるべく遠くへ行く電車に乗る
 初めは美しいコンクリートの建物ばかり過ぎていったが
 だんだんと水田や畑がぽつぽつと見えてくる
 終電に着くと  ....
京都には
たくさんの色がある
錦の糸、その数だけの

雨が降れば、石畳の
風が吹けば、竹林の
雪が降れば、杉山の
星が舞えば、祭囃子の

さらりと、するりと、
あたりまえの顔をして ....
子どもたちの広げたパラソルが
クルクルと回って
それは梅雨に咲く
パラソルフラワー

アジサイのように
一度にたくさん咲いてるのもあれば
一列に並んでいるのもあり
色鮮やかに咲いている ....
   <ホルン 
     1st、3rd:主に高音部
           ソロを演奏することが多い
     2nd、4th:主に低音部
     パート数に人数の満たない楽団では
   ....
目を塞ぎ
研ぎ澄ます


クラスメートの会話
車の騒音
止むことのない雨音



目を閉じて
探してみる

クラスメートの溜め息
車のウィンカー音
雨に紛れた泣き声
 ....
まるで
氷5個
一気に食べたみたい
体が震えだす感覚に
支配される
 
静かな雨音の
リズムで踊る
行き先のない足跡を
くっきり残して
薄暗い世界へと
ついて行く
 
進行を ....
 困っている人がいれば
 それがその人にとって必要ならば
 助けてあげよう

 哀しんでいる人がいれば
 それが反省しているならば
 慰めてあげよう

 寂しがっている人がいれば
 ....
暑い夏だと、手がひとりでに動く。
発せられなかった声も、潮風の涙腺にとけて。

装飾のための深い窪みまで、
透き間なく、枯れている、古い桐箱に眠るフィルムを、
年代物の映写機に備え付ける。
 ....
薔薇食む墓場のランタンと
タルトタタンを焼く釜戸
薫る薪の火泣く音色
ネイビー展がる夜のビロード
溢れる熱の鳴咽の煤で
すっかり黒く、染まる空飾る
六花の星座は地下の骨
墓場に響く言い得 ....
五線譜に引っかかっている
音符をひとつ 
つかんで
鍵盤に落としてみた


小さく高く弾んで
涙のしずくに
変わってしまった


やさしく
なにか語ってくれると
思ったのに
 ....
燃え上がる恋を吹き消した
君の冷たい言葉
君の冷たい態度
それでも再び燃え上がる恋
片想いでもいいよ
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
君は必要です- ぽえむ君自由詩7*07-7-12
檻の女神- 悠詩自由詩2*07-7-12
死と眠り- 美砂自由詩6*07-7-12
邪心- hiro自由詩3*07-7-12
小さな星- ゆずっこ自由詩307-7-12
やわらかく痛いもの- アオゾラ ...自由詩6*07-7-12
夕空- ゆうと自由詩9*07-7-12
待ち時間- hope自由詩107-7-12
_- 水町綜助自由詩1007-7-12
豪華な不満- ぽえむ君自由詩13*07-7-12
ひきつづき- たもつ自由詩1807-7-12
あかん- アマル・ ...自由詩21*07-7-12
石榴- ワタナベ自由詩807-7-12
死体- たけ い ...自由詩8*07-7-12
彼女はサボテン- hiro自由詩4*07-7-12
青い亀裂- 山中 烏 ...自由詩6*07-7-12
群青のサンドウィッチ- 吉岡ペペ ...自由詩807-7-12
今日も明日も- 優飛自由詩13*07-7-12
幸福のデッサン——デッサン- 前田ふむ ...自由詩31*07-7-12
電車に乗って田舎へ行こう- 円谷一自由詩7*07-7-12
くろのかたろぐ- たりぽん ...自由詩1307-7-12
パラソルフラワー- ぽえむ君自由詩6*07-7-11
無伴奏- 悠詩自由詩5*07-7-11
耳をすませば- 秋桜自由詩5*07-7-11
泣いている- 倉持 雛自由詩6*07-7-11
笑みの鎖- 山崎 風 ...自由詩907-7-11
包まれる夏の風景___デッサン- 前田ふむ ...自由詩33*07-7-11
暗い日曜日- 六崎杏介自由詩8*07-7-11
五線譜からの囁き- 渡 ひろ ...自由詩14*07-7-11
恋のろうそく- ゆうと自由詩7*07-7-11

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