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風船が
割れなくなって

空が
割れて

閃光星の隣まで
来てしまった
息の代わりに
靄を吸う

風船の中は
温かい未来で
階段も天井も
白く

湿ったものは
どこに ....
死んだ人々の霊が
自然の事物に宿るように
僕に忘れられたものたちは
自然の事物となるのかもしれない
僕が忘れてしまった
初めてプールに入ったときの記憶は
山道の苔となって
ひっそりと生き ....
人は炎のように形を変えて
そっと温め
時々燃やして
いつかは消えて

世界は炎のように形を変えて
そっと温め
時々燃やして
いつかは消えて

けれど炎は消え去らない
くすぶり続け ....
僕の生れつき茶色い髪に
指を絡ませるあなた
だけど僕は空回り

僕はいつでも空回り
昔はよく髪のことで男の子にからかわれた
いじわる言われて下を向き
またからかわれて空回り

今 ....
蝕まれる日のいろをぼんやりと眺めてた
次の宇宙がうまれるまで
ぼくらはここに立たなくちゃならなかった

一度でもきみがさみしいを言っていたら
ぼくだってその腕をつかんで  ....
目を閉じることと口を噤むことは似ている。
眠りに就くことと死ぬことは似ている。
さようならを言いながら終わっていく。
世界について考えるときに眩暈を起こす。
沈黙する、



沈黙する ....
線路にはひかり

ホームには

風鈴がなびいて

夏の音をたてている


春のような夏の幻視

影だけしずかに

夏をだまらせている


線路にはひかり

ホームに ....
殻の無い
カタツムリは言う

 

(差別するのは、
よくないぜ)

 

ただ、ソレがついてるか
ついてないかの
違いなんです

 

わかってるさ
塩に溶 ....
 
安東{ルビ史継=ふみつぐ}(二十六歳)と
高柳ロワ(十六歳)は
バレエを通じて知り合った恋人同士
「ロミオとジュリエット」のように
悲しい物語は持たないけれど
「安東とロワ」と呼ばれて ....
 
生まれつきの
アウトオブオーダー
 
完成しない
 
僕という
アンドロイド
 
 

組み立てて
張り合わせ
 
何か
ひとつが
余るんです
 
 
 ....
     ある日、
     (傘を忘れてしまった

     朝焼けに焦れた視線が
     日影の後ろ姿を おいかけていった
     風光は二度と再び帰ってこなかった

 ....
目を閉じ
骨を確かめる
歯のかたち
牙のかたちを確かめる


地平線まで
指はのびる
ひらいた骨が
永さを失くした海を奏でる


あらゆる証書が
毛虫のようにうご ....
あたしは起きると夜になっていて、
サメザイはいつも、
「おはよう。」
とは言わず、
「こんばんは。」
と言う。
それは皮肉ではないのだけれど、
あたしには ....
必死で追いかけてくる夏に
ついに追いつかれてしまった
逃げ切れると思ったのに
逃げ切れなかった

見上げると空に大きな鳥が飛んでいた
まるでスタッカートのような声で
何かに叫び続けている ....
しゃぼん玉飛んだ

マンションの二階くらいまで飛んだ

マンションの二階くらいまで飛んで

壊れて消えた


も一度しゃぼん玉飛ばしてみた

今度はすぐに消えた

今度は ....
きれいな人になりたいと願った
お金や名誉や地位、そして人とのつながり
全ては必ずしも一線に並ぶものではないが
愚しくも僕はそれに順位をつけて遊んでみた
するとどうだろう、むなしさ、むなしさ、む ....
こんなにきれいな夜には きみと一緒にいたい

夜空をこえてきみのもとへ 飛んで行けたらいいのにな

叶わぬ空に ぼくは願うよ

きみの他にはもう何もいらないから
構って欲しい欲求が交差して
母さんへの手は今日も降参した
 
毎晩割り箸の音が窓を叩く度
そろばんで計算したお弁当の旅
 
 
泣きたくなるね
 
 
帰って来てからの第一声が
 ....
闇に川音の迷う{ルビ硲=はざま}の村
トンネルに切り取られた高架橋
しじまを蹴散らしていく道しるべ
{ルビ硲=はざま}に閉じこめられていた記憶が目を覚まし
一瞬顔をしかめるも
手招きに不安を ....
ねえ、
地下鉄の中の私の中の
柔らかい容器を満たすアルコールの中でゆらゆらする
ぬるい両生類みたいな内臓が既に私を憎むことを始めている
グヮ、グヮ、グヮ、そうだ ....
気づいたら
自分の後ろに
千の詩がこぼれていた
足跡とともに
時には運命に悲しみ
時には人に喜び
生きてきたことを
生きていることを
感謝する
まだ前に道は続いている
そう
まだ ....
鼻先に突き出してやると
給食の匂いに
ひょいと頭だけを出す
小さくあくびをして
そこでは伸びも出来ないだろう
机の中の猫

小学生の夏、4年目の
算数の教科書を探そうと思ったら
手を ....
澄んだ滴が軒から落ちる
木々のざわめき
静寂なる空間
生命の呼吸

やんちゃな少年
廊下を走り回る
走馬灯がくるり
猫がゴロリンコ

植物は優しい
落ち着かせてくれる
楽しくさ ....
こんどは

そらだけを

みつめて

いきられる

ものに

なりたい
ガラス窓が
ごつん、と鳴った
振り向いたら
何かがぶつかって
怪訝そうな顔をした
ガラス窓がいた

蝉が死んだのだ
わたしはそっと拾い上げて
犬にやった



窓の外には
 ....


わたしの住む町にはトンネルがある
トンネルはぽっかり口を開いて
雨の日にも晴れの日にもただ
怠惰そうに横たわっている

トンネルってなんだか産道みたいだ
トンネルを通り抜けるとい ....
おそうめんを食べていると
だんだん体が軽くなってゆくようだ
でも夏はあまり高く飛べない
空気がにごっているからだ

わたしはお座布団の上で正座したまま
少し浮いて
おそうめん ....
白い時間が
砂のように降り積もる


ときに蛇行し
ときに立ち止まり

誰もがその上を歩いてゆくけれど


いつしか
そこには波が打ち寄せ

僕の足跡も消えていく
よく泣いた次の朝に小鳥が鳴く
風が叫んだ日には雪が降る

これらの振動は全て僕に伝わる
それから脳によって指令をだし指に伝え文字を書く

そこにつながりを見出して少し安心した

夢はい ....
巡り来る また 夏
六十年の時

英霊と戦争で亡くなった 
全ての人々へ

鎮魂の思いにとらわれ
この 暑い日々に
あなた方を 偲ぶ

神風が吹くと信じて
現人神の帰依に
恋人 ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16259)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
風船- ロカニク ...自由詩10*07-7-28
忘れる- 葉leaf自由詩1707-7-28
炎のように- 夕日央自由詩5*07-7-28
絡ませて空回り- 楓川スピ ...自由詩6*07-7-28
いつか世界の終わりで- アオゾラ ...自由詩12*07-7-28
溶暗- さいらと自由詩607-7-28
越後湯沢にて- 吉岡ペペ ...自由詩307-7-28
エスカルゴ・パーク - アラモー ...自由詩207-7-28
安東とロワ- 楢山孝介自由詩4*07-7-28
未完成- ゆうじん自由詩107-7-28
(零雨の予感)- こしごえ自由詩9*07-7-28
ノート(火と自乗)- 木立 悟自由詩707-7-28
「_とまどうペンギンどもよ今すぐ羽ばたきあたしに続け!。_」- PULL.自由詩6*07-7-28
あいみーむとかへとぴあのの音楽- プル式自由詩3*07-7-28
しゃぼん玉- 優飛自由詩8*07-7-28
「これがきみにわかるか」〜必読お願いします、読んでもらわない ...- syou自由詩107-7-28
そら- CALIL自由詩7*07-7-28
欠家族- 青井 茜自由詩4*07-7-28
無人駅- 悠詩自由詩8*07-7-27
容器- A道化自由詩607-7-27
千の詩- ぽえむ君自由詩20*07-7-27
あいのねこ- 夕凪ここ ...自由詩1307-7-27
ワクワクワクベジ- ペポパン ...自由詩8*07-7-27
こんど- 松本 涼自由詩807-7-27
まつり- 小原あき自由詩15*07-7-27
トンネル/天国/書店- 吉田ぐん ...自由詩2107-7-27
おそうめん- 吉田ぐん ...自由詩907-7-27
痕跡- 由希自由詩5*07-7-27
「僕はこんなこと考えている」〜必読お願いします、読んでもらわ ...- syou自由詩2+07-7-27
英霊たちの午後- アハウ自由詩507-7-27

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