すべてのおすすめ
時間はレンガとなり積み上げられてゆく
今夜はロボットたちと宴会しよう
私の手はロボットより冷たいから

本棚から現代詩を抜き取り
そこにレンガを入れる
ロボットたちにみせてあげる

ロ ....
腰が大きく曲がった
近所のおばあちゃんが通るたび
あの中には何が入っているの? 
と、母に質問して
そんなこと聞いてはいけません
と、言われた

大人はいつだって
ほしい答えをくれやし ....
花柚子を貰った
実家のお向かいの家で
段ボール箱3箱も採れた内
実家でいただき、
そこから、
わたしも鍋いっぱい分けて貰った



柚子は好き
柚子胡椒も好き

柚 ....
樫の実ひろって、晒して食べた。

樫の実ドングリ、渋くて苦い
樫の実ドングリ、渋くて苦い
森の獣しか食べられない。

けれども、食べたい
食べなきゃ飢える

晒して晒して白くして
 ....
誤解していたよ

僕らはよく
人生の節目などと言って
「節目」を何かの区切りみたいに
扱っていたけれど

君たちの節目は
違ったんだね


普通の植物の
成長点は
先端の1カ ....
つららが少しずつ短くなった
しずくがきらめいて揺れてる

あたしの頬に触れる指先は
ささくれだって冷たいけど
やわらかな子猫を抱くような
そんなしぐさから伝わってくる

手の冷たい人は ....
1995年
この道が好きで
通勤路にしていた
国道16号線の裏道
川間のあたり

季節の花がいつも咲いている道
楽しげな子供たちの通学路
ゆっくり車で走っていた道

ある時
父と ....
おおゆきが降った夜
雲の切れ間で
三日月につかまって
空中ブランコしてたのは
木の葉の舞う頃
行方不明になった黒ネコ

最初は新聞の折り込みチラシ
猫のアップの写真の下に
「飼い猫を ....
露草な心のまま こぶしを天に突き上げ
リズムを刻むたび 霧が 晴れてゆく

遥かな思い出は 縁側の飛行機模型
竹ひごをしならせて 夢は青空 

若くて死ぬことも
老いて生きることも  ....
 
言葉を編み

視線を編む

少しは暖かくなってくれたかな



 
夕方過ぎの薄闇の中

自転車に跨った

塾帰りの少年少女

信号機は止まれのままだ

いずれ青に変わる時が来るのだから

ゆっくり大人になればいい


僕はと言えば車の中
 ....
 新たな年の目覚めと共に、大いなる父、
 日輪は、貧しき山麓の村を照らす。
 明けましておめでとう、という言の葉が
 人々の白い息に紛れて、辺り一面散り散りに輝いている。

 過ぎていっ ....
私の記憶が確かならば
去年の今頃は猫がいました
私の膝の上に私とは正反対の
とても品のある猫がいたのです
気づいた時にはもう既に
あたり前のようにいたのです

私の記憶が確かならば
去 ....
この世に亡き方は
すべてを
香りで感じると聞きました

なので
大切なことを手紙にしたため
手紙とともに香を焚き
言葉を香りにのせて
先に送ります



  この世で会えぬ ....
手渡しされた新しい年は
少し
湿り気を帯びていて
私の砂時計は
サラサラと流れていかない

古い年に取り残されたものたちが
色を失い
塵、となって積もっては
風に吹かれて
冬空に溶 ....
 

ずっと先の未来より
明日のことを
考えていたくて
考え続けていたくて、
眼なんか
開かないままで
いいのにな

そう呟いたら
愛人が
私の瞼を
縫ってしまった


 ....
七草なずな
唐土の鳥が
日本の土地に渡らぬ先に
スットコトンのトンのトンのトン

室町時代からか
江戸時代からか
七草の疫病対策
まるで
鳥インフルエンザを知っていたみたいな
七草 ....
ゆらゆらと揺れる
君の黒い瞳が好き

過ぎてくものは表面で
わたしが行動することに
実感は湧く

あ、ハッピーニューイヤー

今日から昨日とは違う空気
なんてことは、 ....
私は白馬に乗り風をきり野原を駆けている

白馬は翼を広げ天空へと舞い上がっていく


私は音楽を聴きながら幸せをかみしめよう

何を齷齪し何を不安がっているのだろうか


美に触れ ....
<十年>
もう十年も
好きでいるのですから
あと十年は
好きでいるのでしょう。





<途絶>
報われたいと思ったことはありませんよ
報われてしまったら
そこで終わりです ....
1980年になったと
あの日、テレビはカラフルにうたっていた

パロディでも懐古趣味でもなく
アイドル歌手は真っ正面に
キラキラな服を着て歌い
その後に続いてニューミュージックがかかる
 ....
半年ぶりの実家はいつも通り
父は孫と はしゃぎ
母はセカセカと 動いている

ちょっと気になる
カレンダーと
冷蔵庫に貼られたメモ用紙の枚数が

カレンダーはもう日付がわからないくらい ....
餅を食べ過ぎて、ジーパンがきついので

「お腹が、いっぱいになった。」と誤魔化して

近所を走ってみた…。。
子供らが、親に急かされて車に乗っている。

若い男と女が、手を繋いで駅へと ....
元旦
ぽかんと開けた口に

〈賀〉が入って わたしは   わたがし   になった   べたべた   甘すぎて   たまらん   と
〈誰〉が逃げだ   し
   わたがし  ....
数字がまた一つ増していくのを
昔より 特別なことだとは思わなくなった

人の恩 もらうは易し 伝え難し
僕は人の気持ちを何に変えてきたのだろう

ランドセル 背中の家路に 刻む罪
すべて ....
伯父さんのお葬式の日に
父に会いに行った
病床で 夢と現のあわいを
ゆっくり行き来している父は
「今○○さんが来て行った」と
仲良くしていた兄の名を言う
その人が亡くなったという事を
お ....
栗色のたてがみをなびかせ
どこまでも駆けて行く
その凛々しい姿どこまでも
草原の果て 日の昇る場所
おまえは駆ける 駆ける
休むことを知らない
この大地をどこまでも
おまえはひとり駆けて ....
竹はしなる
そして折れる

金属はしなる
そして曲がる

矢の
1本は
3本より
しなりやすく
折れやすい

JIS1級金尺の
1本は
3本より
しなりやすく
曲がりや ....
ことしもあたらしいかなしみがやってくる
それでいいのだと思う

ことしも友が去ってゆく
それはしょうがないこと

遠慮なく時は過ぎひともかわる
すべてをうけいれてはいられない

僕の ....
金木犀の香りは
砂漠の夜を連想させる

闇に光る 強く…

沈丁花は雨上がり

桜は都の盛衰
だから
古今の東西を問わず
桜の木の下には
屍がごろごろしている事になっている

 ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ロボットが詩をかく時そこにテーマはあるのか- 左屋百色自由詩8*14-1-8
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マーマレード- 鵜飼千代 ...自由詩28*14-1-8
ドングリ- ……とあ ...自由詩10*14-1-7
生きるものの術を僕らに教えてくれないか- ichirou自由詩5*14-1-7
ねこやなぎ- 藤原絵理 ...自由詩414-1-7
50年を隔てた同じ道- ichirou自由詩8*14-1-6
黒ネコのタンゴ- Lucy自由詩15*14-1-6
飛行模型___(第三稿)- るるりら自由詩26*14-1-6
編む- 殿上 童自由詩23*14-1-6
点滅信号- 中村 く ...自由詩1014-1-6
梅に想う〜新春に- ヒヤシン ...自由詩8*14-1-5
鎖骨を狙え- 左屋百色自由詩13+*14-1-5
夢支度- ichirou自由詩6*14-1-5
明け惑い- 小林螢太自由詩12*14-1-5
愛人- 自転車に ...自由詩614-1-4
七草囃子- ichirou自由詩5*14-1-4
ハッピーニューイヤー- かの自由詩114-1-4
幸せをかみしめて・・・- tamami自由詩1114-1-4
十年愛- クナリ自由詩7*14-1-4
1980- うめバア自由詩914-1-4
メモ- ichirou自由詩16*14-1-4
三が日- 梓ゆい自由詩514-1-3
我田引水- 阿ト理恵自由詩10*14-1-3
初日の出、365日- Neutral自由詩414-1-3
牧場- Lucy自由詩18*14-1-3
- 未有花自由詩23*14-1-3
しなること_折れること_曲がること- ichirou自由詩5*14-1-3
ぱたぱた- 梅昆布茶自由詩2114-1-3
闇に光る。- 駒沢優希自由詩214-1-2

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