すべてのおすすめ
からだじゅうがジンジン哀しい

だあれも悪いわけでもない

空がまあるいわけでもない

それでも謝ってしまうのだ

なみだで夜道の外灯たちが

お花畑んなってにじんでいるよ

 ....
       髪の一本一本を
       毛穴の一つ一つを
       しわのあいだを
       襞の縫い目を
       歯の表を裏を
       すべてを磨く ....
少女は ある年の四月からというもの バラードの中のヤマネだった
両親と同じ名ではなく ヤマネだった
冬眠のように まどろんで
春眠のような いつくしみで育てられ
ひかりが はねようが  ....
空は青くて
当たり前だし
雲は白くて
当たり前だし

夕日は赤くて
当たり前だけど
月が赤いと
なんか不気味で

理屈を知って
賢くなって
なんか僕らは
小さくなった

 ....
質素の中の曼陀羅 血液の中は赤だけに止まらない
溢れ出す 吐き出す息に 染め上げる曼陀羅地図

 辿れよ硬直に不動の直感

木漏れ日の隙間 紫外線の害を圏外に寄せ
高級の煌きの蓄積される  ....
            130305



名高い幻影城趾に佇んでは
古くさい携帯式の並四ラジオを鳴らしていた
城趾とは名ばかりの小高い丘は
松の疎林に囲まれて
がさごそと石ころを踏み ....
僕はいつでも敗戦投手

君のこころのミットにボールを投げ続ける

変化球はいらない
走らない直球だけが僕の武器だが

九回裏観客席のざわめきが鎮まる

打席にはイチローではなく
ど ....
        夕べ見た理不尽な夢を
        起きぬけのコーヒーに浮かべ
        スプーンでぐるぐるかきまわす
        寝起きの頭はぼさぼさで
     ....
さかのぼる 水晶のような 水滴が
高速バスは雨の中を走ると フロントガラスの水滴が
同じスピードで のぼってゆく
静かな行列が たゆまなく のぼってゆく
そんな様子を何時間 見続けてい ....
書くことで
いま
始まるかもしれない
もちろん何も
始まらないかもしれないけど

始まりも終わりも
あいまいに漂っている
生も死も
そのときには
わからないのかもしれない

知 ....
中一のとき

はじめての週テストで三点をとった

百点満点で三点だから

まわりもびっくりして面白がって

ぼくのあだ名は<さん>になってしまった

みんな同じようなテストを受けて ....
浮かれたうたで

浮かばれたい

めまいのする

メロディーライン

とても楽しい




青い空に

浮かばれたい

僕は君を救いた ....
重箱のすみをつまむような性格なのですが、どうでしょうかって云われ、わたしは重箱のあかをおとすような性格ですって、云いかえしましたら、あなた、第七官界ですねって笑いました

わたしは恋はじめたばかり ....
世界の片隅に
埋もれて
つらつら物思い

世間しがらみ
離れて
ふらふら風来坊


生きているうち
埋没しそうな
絶望的切望

生かされてるうち
観じるような
実 ....
歯を磨こうと鏡の前に立つと、おわりなんだね、と
喉越し用のコップはからっと笑う。白い歯磨き粉は
まだ処女のような振りしているが、ねちっこく、ま
だ始まってもいないのにさあ、と寝そべってにやに ....
 生きる


乾いた空の木の枝は
去年と同じ姿をしている
彼らは信じて疑わない
この冬が
やがて春になることを

人はどうして姿かたちを変えるのだろうか
老いることは人も木も同じは ....
一枚の紙を
折りたたんでいく
半分に折れば
にぶんのいちの面積の
しかくが出来る
そこには
重なる相似形

出来上がりの形を
思い描きながら
そっと指で伸ばしていけば
ちいさなさ ....
             130302



弾けてるコーラの瓶が
熱すぎて溶けかかった
プラ板の上へと涙を流す
腹立ち紛れに壊されたと
へたな芝居も終わると
砕け散るバイオリ ....
待っててくれ

いつまで?

かならず行くから

それまでもたない

からだが?

こころも

からだもこころも?

そう

そっちに行ったらどうなるの?

からだ ....
権利にゆるキャラん マスコットくっつける
ふさふさするの 指よりこだかい風に住んでて

かかせないものが重くって
踏めない道草が悪そうに笑う

染み付いてしまっても
ショルダー バック  ....
 
あんたの「いつか」は

あたいの「いつか」ぐらい

「いつか」だよね



 
マリアは涙を流している
階級のなみだ
金属製の胸には革命の歯車が
コチコチと廻る

フリッツラングの見たニューヨークは
セピア色の未来

摩天楼には愚かな文明がのさばって
素朴な世界 ....
いつも否定論とか肯定論が錯綜する

それって当たりまえかも

でもねいつかはいっぽんにしたいの


ありさんとはちさんだってそれぞれにがんばってる

僕達はいつ

昆虫になれるん ....
子供色の産声が虹になる ようこそ春

肌に窘めの風 中身をピンクが指揮をとり

 奏でる 現在地 ようこそ春

新しい雲が先頭をゆく ついてゆけば微風の柔らかクッション席

大人たちの ....
  ――なんの欠如を
    怖れているのか


 踊りたいから踊るのだ
 何が悪いか阿呆ども
 元来人は踊るもの
 踊って歌って
 笑って泣いて
 怒れるものが人なのだ

 鳴 ....
眠りから目覚めてしばらくのあいだぼくは不安なことのない世界にいられた。

息子と公園で遊んでいちど家で仮眠をとった。

夕方のひかりがベランダから射している。布団のおもてがすこしひんやりしてい ....
強い力を持つものは
最初は敬われ
次に怖れられ
そして憎しみの餌食になる
それは
誰もが一目で好きになる
うさぎの耳のように長い
ハートの形の花びらをもつ
白いレースのような花

どんな花にも素直に寄り添い
本人さえまだ気づかない
相手の愛らしさを引き出し
 ....
      夕飯に缶詰をあける
      100均の鯖缶だ
      閉め切った部屋に
      さかなの匂いが充満する
      ろうそくの灯りの中
      ....
セロファンに透かした景色を不思議と笑う

揺れてるブランコの向こうから


「ここまでおいで」




赤いボールそのままにして

追われる流れに溶け込めば

いつものよう ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
お花畑- 吉岡ペペ ...自由詩1013-3-6
磨く- 石田とわ自由詩11*13-3-6
幻影のバラード- るるりら自由詩16*13-3-6
感度- カルメン ...自由詩1013-3-6
無玄色_色は色- 朝焼彩茜 ...自由詩813-3-6
幻影のバラード- あおば自由詩8*13-3-6
草球- 梅昆布茶自由詩813-3-6
最高の朝はほろ苦い- 石田とわ自由詩13*13-3-6
塩を_少々- るるりら自由詩29*13-3-5
救いのために- 三田九郎自由詩6*13-3-5
きょうも三点- 吉岡ペペ ...自由詩613-3-5
浮かれたうた- 多紀自由詩14*13-3-4
第七官界彷徨 - 阿ト理恵自由詩10*13-3-4
埋もれ木- シホ.N自由詩413-3-4
おわり- 乱太郎自由詩9+*13-3-4
北の亡者/Again_2013如月- たま自由詩29*13-3-4
家族の音がする- そらの珊 ...自由詩16*13-3-4
コーラの泡が弾けてる- あおば自由詩5*13-3-3
こころたち- 吉岡ペペ ...自由詩913-3-3
ラッシュ- 砂木自由詩8*13-3-3
いつか- 殿上 童自由詩17*13-3-3
メトロポリス- 梅昆布茶自由詩21*13-3-3
お話し- 梅昆布茶自由詩613-3-3
空の先頭の春- 朝焼彩茜 ...自由詩413-3-2
自由舞踏派宣言- ただのみ ...自由詩23*13-3-2
看取り(4)- 吉岡ペペ ...自由詩813-3-2
強さの成り行き- HAL自由詩8*13-3-2
オルレイヤ- Lucy自由詩9*13-3-2
さば物語- 石田とわ自由詩16*13-3-2
ポエム- 自由詩6*13-3-1

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