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目覚まし時計の呼ぶ声に乳白色の霧をかきわける朝

夢の続きの小路をたどればあの古い石の門がが見えるかもしれない


丘の上の教会には孤児院が併設されていて僕の友達がいた

通りを浜のほう ....
気が付くと私は広大な庭園の前に立っていた。
そこは薔薇の花で埋め尽くされ、屋敷へ続く道は整備されてはいなかった。
庭園の向こう、遥かなる屋敷の全貌は見えない。人間を死の果てに導く薔薇の棘が道を ....
甘いモノばっか口にして
青写真の上で踊らされ
あからさまな嘘に 慣れていく

他人の思惑に乗せられて
自分の声には耳を塞ぐ

そんな生き方が 楽ちんだ
なんて 思っていたけど

ど ....
その時刻に 目の前で 会いたい存在
寝そべるネコの背後で 鳴り響く 戦慄

あれは ピアノ線
透明過ぎて 見えなかったから
澄んだ瞳は 無かったことにして
済んで しまった
住んで しま ....
ある満月の晩、女友達が私の家にやってきた。シャンパンを片手に。何かのお祝い? と尋ねたら「まあ、そんなようなもの」とほほ笑んだ。酔っぱらうと虚言癖のある彼女は「やっとわかったの。わたしは王女さまだった .... 童謡を読んで
書いた詩人を紡ぎだした
環境を排除して
言葉を撫でるように
なぞるだけで

現代の裕福な子供たちが
詩を受け取ることは
出来るのか



会場にいた観 ....
右腕を残像が目で追えるかの如くの動きで上げ 右顔面を覆う
左目はこっちを恭しくも冷たく見る 凝視を 含み笑い隠しながら

艶を消した呂色化の湿度感
首から下は呂色の黒身

 気にも ....
いくつもの交差点を越えて
道はまだ続いている
緩やかに弧を描くカーブの先に
終わりはまだ見えない

進んで 止まって 曲がって 進んで

約束事を守って運転していても
右折してきた ....
慕情とか
郷愁とか
そんな古めかしい語句を
あてはめてみたくなる
吊り革につかまってみていた
車窓の風景

たくさんの人々の日常が
幾重にも重なり すれ違っているはずの
それでいて私 ....
九月十三日の朝
風のこどもたちは
キッチンの西窓の向こうで
すでに足踏みを繰り返していたとみえ
私が縦長の窓を押し開くと同時に
遠慮なんかこれっぽっちもしないで
じゃれあうように
とびこ ....
お義母さんから昨日メールがあった
ここ2・3日夏が惜しんで最期の力を振り絞っているから体調大丈夫とのこと

 若くして最愛の伴侶を亡くしながら 女手一つであの人を
 逞しくそして優しく育て上げ ....
雨上がりの木立の緑は歓喜に溢れている。
森の音楽隊が優しい音色を響かせる。
今はオルゴールの狂乱も記憶の彼方に薄れゆき、
深い瞑想の時に親しむ。ある厳かな雰囲気を持って。

等身大の天使 ....
仕事が早めに
終わるときには
少しの安堵を抱くように
同棲は始まっていて
郵便局での仕事がおわって
晴れた日の夕暮に
実家から少し離れた
二人の住まいへと
自転車で走る

なぜか携 ....
宇宙を 黙読しつづけて
何万回死んだかしれない
こむすめコスメ ポーチから
四方八方に轟く その呻き


きょうは
おとなしい おくさま風
おとなしいおくさま
おとなし ....
深海魚が太陽を見る日
光のパレットナイフが
海鳴りの弦を切断する
青い狂喜で上塗りされ
それが比喩かも忘れて

人がひとり墜ちて行く
閉ざされた貝のように
白く饒舌な泡に抱かれ
記憶 ....
力を抜きたくない
力みたくない

走り挑みたい
赤裸々にモザイク細工施す 重ね塗り 厚みの飛び出る 絵

きっと自画像だと感じる 季節の寂しさの木葉の裏側の瞠目
高揚と背中合わす 己に革 ....
川のせせらぎに今ひとひらの葉が落ちた。
すべての音や空気や木々の彩りが秋に向かっている。
突然の驟雨でさえも、今はもう晩夏の趣は無く、
ただひたすらに秋の匂いがする。

日本の秋が今年も ....
校庭跡に残った桜の木
ビルに挟まれてわかりにくいが
駅の改札口を出てほどなくのところに
ふと足が向いてしまう
今はないという
桜田小学校
晴れの日の緑はすがすがしく
ベンチで
ブランコ ....
近くで誰かと話せば
あなたの言葉が
あたまをよぎり
気持ちをいっぱいにして
あなたの言葉の意に添った
未来を探してしまうから


遠くで話す
距離を詰めない
言葉たちをかき集め
 ....
右に悲しみを越えた愛の持ち主
左に575777777の天才
そして向かいに顔文字のお面をつけた小僧

窮陰の毎度の集い 私は信号無視ギリギリで
編集長の愚痴を零しながらスタバに向かう

 ....
泥に塗れた暗い世界
体が重い
酸欠状態が続く

『痛い』『苦しい』
そんなセリフすら時間の経過と共に出なくなる

僕の原点は此処

貴方を引きずり下ろすその日まで
僕はこの地獄 ....
澱みの時を超えて、今再び大空を飛翔する。
冷ややかなあなたの眼差しを全身に浴びて、
それでも希望に満ちて、全ての生に感謝して。
鳥瞰する大地が平和で満たされる日を祈って。

行動する者は ....
人の大事な気持ちは どこか大切な処で静かに呼吸をしている

多分 処理なんて出来ない しない

劣っているなんて 億劫だ

途上だから 親しみ歩み近づいてゆく

 大事な気持ちは臆病に ....
走りまわっていました。)図書館でファ
ミレスで墓地で迷惑の意味を知りませ
んでした。そして悩んでいました。校
庭で部屋で商店街で孤独に憧れていま
した。私はいつから空気が読めるよう
になった ....
そろそろ 準備はできた頃かな
心の準備なんて本当は要らない
君が時間をかけたいなら
合わすしかないから

 待っている
 待ち草臥れない音楽を流しながら 中秋の名月には準備できているよね
 ....
インスパイアを拾う頂く 奪う本能 アタシのもの
形成された思考回路に新たな道を工事している 音が煩い

タイヤが滑らかに唸る様に 道を削いでゆく 鍛冶職人の様に
未だ雷師の様な閃きはない 如是 ....
近所に温泉があって
泥水のように濁った湯と
青みがかった透明な湯と

泥んこ温泉はホントに温泉らしくて
透明温泉は井戸水お風呂のようで
でもどちらも温泉

晴れた朝の風景を
 ....
一人にやけて 窓ガラスに姿を映せない真昼間
一人企んでいる その後の人生設計を ニタニタ気味悪い
にやけているから そのままにして置く 放置プレイさ

 肉体が保っている間に 主演しなければ  ....
思考と感情機能



わたしが
ふたたび
世界をもつために
陥ってはならないことは
まとまらない衝動で
突き動かされてしまう前に
感情を別けて考えるのではなく、
感情を読み取り
 ....
生前の祖父のことをよく覚えてはいない
祖父はわたしが物心つく前には亡くなっていた
抱かれた話を聞いても
、抱きおとされた怖さを聞いても
、色の剥げた写真に並ぶしわくちゃな姿だけが写る
 ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
海流の街- 梅昆布茶自由詩1613-9-15
恥知らず- ヒヤシン ...自由詩9*13-9-15
心の運動不足に関する覚書- まーつん自由詩11*13-9-15
ピアノ線- 藤鈴呼自由詩5*13-9-15
王国- そらの珊 ...自由詩11*13-9-15
パチパチ- 鵜飼千代 ...自由詩7*13-9-15
呂色に映える・・・- 朝焼彩茜 ...自由詩6*13-9-14
交差点- nonya自由詩21*13-9-14
夕暮れ- Lucy自由詩14*13-9-14
風の通り道- そらの珊 ...自由詩12*13-9-14
お義母さん- 朝焼彩茜 ...自由詩15*13-9-14
時流- ヒヤシン ...自由詩5*13-9-14
夕食はサラダスパゲティ- りゅうの ...自由詩2*13-9-14
小娘- るるりら自由詩17*13-9-14
海に描いた反ジガゾー- ただのみ ...自由詩21*13-9-12
真摯の紅- 朝焼彩茜 ...自由詩5*13-9-12
秋の音- ヒヤシン ...自由詩6*13-9-12
大人のための桜田公園- 乾 加津 ...自由詩12*13-9-12
慕う- はなもと ...自由詩313-9-12
両サイドと向かいに詩人- 朝焼彩茜 ...自由詩6*13-9-12
奈落の底- みゆ自由詩113-9-12
飛翔- ヒヤシン ...自由詩8*13-9-12
甘美にくちづけ- 朝焼彩茜 ...自由詩6*13-9-11
みらい- 左屋百色自由詩13*13-9-11
月を止めた愛の次- 朝焼彩茜 ...自由詩6*13-9-11
思考回路工事中- 朝焼彩茜 ...自由詩513-9-10
温泉水と詩- イナエ自由詩6*13-9-10
酔いとボケの狭間に来てくれたら- 朝焼彩茜 ...自由詩4*13-9-10
思考と感情機能- はなもと ...自由詩513-9-10
青黄黒緑赤- アラガイ ...自由詩18*13-9-10

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