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噴水の仕組みがわからないから
それはもうじっと見ているしかできなかった
一定の水が噴水の中にはあって
それがどこかで汲み上げられて
吹き上げられている
そして落ちて回る
それくらいはわかる ....
 トンボ玉 八つ

転がって描く

虹色の軌跡

もろくて

たくましい

 トンボ玉 八つ 


ふ と

交わる明日模様


終わらない

明日へ

今 ....
触れようとすると
指は変わる

漏れ聴く 光


見ているものは
既に違う

遅い 光


雨のはじまりを鳴く鳥に
枝はまぶしく満ちてゆく
羽と幹と音のはざ ....
ふいに夕立ち、

道を行く人々
急ぎ帰るなり引き返すなり
笑っている。

うなる空

大粒の水玉

白い歯で
目を細め笑い合う自転車の学生
それでもパンツをかばう女学生
缶蹴 ....
終電前の 
人もまばらなラーメン屋  

少し狭いテーブルの向こうに 
きゅっ と閉じた唇が 
うれしそうな音をたて 
幾すじもの麺をすいこむにつれ 
僕のこころもすいこまれそう 

 ....
せつなさ

という名の花が

いま咲いている ので


時間という

風の中で

さびしい さびしい と

泣いている ので



あなた

水をくれるぐらいなら ....
皮を脱ぐと、
彼女の触手は濡れている。
「…見ないで。」
そう俯く彼女の目は、
もう既に触眼で、
照明を落とした部屋の中、
仄蒼く、
ふたつ灯っている。
 ....
 忘れようとする
 それは心のエコロジー
 節約ばっかしても
 不意に蘇える

 忘れたよ と笑った君

 でもホラ、泣いた
 何年たったって
 どれだけ過ぎたって

 枯れ ....
あったまに きたんだ
台所に立つ君を観て
たんたんたんたん
包丁と俎の奏でるリズムが
初めて 僕を大きくしようとする
今の自分を
姿見で観てみるといい
君がいけないんだ
たった今 浴び ....
死にたい

それは呪文


ただただ生きたいという意味をもつ




.
今日は夕焼け空だった
だけど今日は相変わらずどこへも入り込めなかったので
迷っているうちに一日が閉じた
そして空欄の日記が増える
今日も何もない一日だった

なあ、嘲うなよ電気
そりゃ確 ....
ママに聞いたら
パパは生まれた頃から
毎日私の体を洗ってくれていたそうです
どんなに忙しくても
パパは毎日体を洗ってくれました

小学生になると
周りの友達は
誰もパパと ....
卓上でピエロがたたずんでいる。しばらくぼんやりとピエロを見つめていると、突然彼はこちらをむいた。どうやらぼくの呼吸の振動に酔ってしまったらしい。彼はそのことを簡潔に説明した。すみません、とぼくは右腕で .... 電線の仕組は分からない
とにかく君のことばかり考えてしまう
国道沿いの、看板のライトの下から見上げる
電線を。向こうの夜空も

僕は官舎にテレビを持ってきていない
新聞も、ラジオもない
 ....
 冷たい空の下街を見下ろしながら死に神は救急車のサイレンに合わせてリズミカルに踊る
 ママからプレゼントされた巨大な鋭利な鎌を振り回して それは血塗られた三日月のようだ
 今日も魂を刈るのが楽しみ ....
かわいがっていた犬が死んだ夜に
新しい犬を飼おうと思う人がいました

家族、いなくなる為に準備をして
汚れた服を着るほかないのなら
いぶかしそうな視線に
それでも
違います、とは云え ....
乾いた手紙を君に送ろう

元気にしてる?って
始めの言葉

君がいなくなってから
僕は相変わらずの生活さ
なんて言うのも
どうかなって思うけど

少しは頑張っているよ
例えば最近 ....
  「 雪の罪深さを知っていますか?」


 私の名前が今はもう
 とても遠くへ行ってしまったような
 そんな静かな夜

 貴方はいつも
 "大好きだよ"
 とは ....
名付けたいひかりの先に
やさしいリビング・ルームがない


一握りのたましいが
あかるみに美しく滅んでいる


並んで有機物が芽吹く
動とも植とも
青とも赤ともつかないまま

 ....
お母さんが天井にひっついた電球のカバーを指さして
UFOだといった、僕はそのジョークにのっかって、
いつものように眠る前のひととき、ふざけていたんだけど、
いつのまにか「未知との遭遇」という映画 ....
 阿呆、阿呆と、鳥が鳴く。

 狼狽した末、二日寝込んだのである。大いに酒を飲んだ。目の前がかすみ、起きても寝てもおなじようもので、酒を飲み、ひたすら寝込んだ。

 希望を笑う我人生破滅の路と ....
 1

もう、
ふりかえらないのだ
髪をゆらしていった風は
束ねることはせず

つまさきは
後ろに広がる汀を
走れない世界にいて
こころだけがいつまでも
波になりたがっている
 ....
あなたとの
夢を見た

一緒に
波のない青い海で
手をつないでいた

でも目を覚ますと
私は独り
どうして
手が離れてしまったのだろう…
隣には誰もいない
 ....
男は体育館の裏に
女の歳の数だけ
星を埋めた

女は男のために残しておいた
夏の一番柔らかいところを
まだ寄木細工の箱にしまってある

詐欺師の家では
換気扇がゆっくりと壊れて
ま ....
真っ黒な雲の中から
大きな目を開いた瞬間
ものすごい声がする
その声だけで家の窓が
殴られている
窓ガラスが割れそうだ
家が震えている
今度はぼくが雷に殴られる
胸からずしんと
体全 ....
星屑のなか
ほどけて飲み込むSunday
溶けそうな太陽を
かためて飲み込むSunday
おやつにはキスを

林檎の皮を
恋のかたちに
剥いたら
芯まで
食べられちゃいそう
 ....
朝焼けと夕焼けの色は
決して重なりはしない

始まりはオレンジの衣を纏い
終わりは朱の衣を纏う

ただ繰り返すだけ

太陽は月を照らしはしない
月は太陽に照らされてるだけなの ....
介添えの眠るお天気雨
ふくらませたかかと
眼を覚ませば

占いのためにだけ
花を摘めない人がいる

なくした言葉を入れる
風の器は すぐに壊れ
花の行方に問いたかったのに

ここ ....
美しい言葉をさがすために
美しい言葉をさがす旅に出た

海に行けば海は美しく
山に行けば山は美しく
空を見れば空は美しかった

けれどそれを表現するだけの
美しい言葉を知らない ....
詩を殺すのはいつも詩人で
詩を愛するのはいつも他人で
涙を流すのはいつも美人で
笑顔を殺すのはいつも愚人で
君はいつのまにか大きくなって
僕の目の前を通り過ぎていった
大人になる怖さからナ ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
噴水の仕組みがわからないから- 水町綜助自由詩17*07-5-21
*トンボ玉*- ちと自由詩3*07-5-21
降り来る言葉_XXX- 木立 悟自由詩607-5-21
- 七味とう ...自由詩9*07-5-21
ゆげのむこう- 服部 剛自由詩19*07-5-21
声にならない花- さち自由詩12*07-5-21
「_彼女の触手は濡れている。_」- PULL.自由詩6*07-5-21
限りある資源を大切に- doon自由詩207-5-21
生平- FUBAR自由詩4*07-5-21
あなたのまほう- ちいさな ...自由詩407-5-21
アカネ- チグトセ自由詩8*07-5-21
体洗い- なかがわ ...自由詩8*07-5-21
我が家のピエロ- 加藤泰清自由詩307-5-21
声のない夜- プテラノ ...自由詩7*07-5-21
死に神- はじめ自由詩6*07-5-21
白梅- ピクルス自由詩18*07-5-20
返事は要らない- そらいろ ...自由詩5*07-5-20
さよならはいつも突然だから。- 灯和自由詩307-5-20
ひかりちゃんとそらちゃん- 石田 圭 ...自由詩2307-5-20
寝物語- 美砂自由詩1*07-5-20
辺境の路- 小川 葉自由詩2*07-5-20
海と声- まほし自由詩36*07-5-20
福音- 麻生ゆり自由詩4*07-5-20
あしたのわすれもの- たもつ自由詩907-5-20
雷が殴ってくる- ぽえむ君自由詩8*07-5-20
電飾バランス☆ショートケーキ- ペタ自由詩107-5-20
憂月- 優飛自由詩7*07-5-20
誰も知らないけれど- 砂木自由詩13*07-5-20
「美しい言葉」_(青年詩片)- ベンジャ ...自由詩4*07-5-20
詩人- おるふぇ自由詩607-5-20

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