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充血した太陽が
嘲いながら昇り来る
私はカーテンのない窓に身を潜め
涙を流しながら鶴を織る

畳からぢわりと火が漏れる
天井からぼとりと火が垂れる
侵食は涙をも喰らい去り
鶴は鮮や ....
いつからか
巨大な目/まばたきをしない目が
わたしをじっと見る

青い/緑の目をしたきれいな雌鹿
自分を巡って戦う牡鹿を
じっと見る
興味深そうに/興味がなさそうに

丘の上にある一 ....
不敵な笑顔で
不意を突く君
不発気味の嘘
不定期の疾走
不安がる君は
不足した体で
不具合を妬み
不信感を憎む
不審な行動や
不満な言葉を
不穏な空気で
不思議に包む
不可思議 ....
夜は海
街も時間も
何もかも飲み込んでしまう
私の体も海の底
静かに息をしている
夜空の星たちは海に沈んだ金貨
海賊たちに盗まれぬよう
あんなに高いところにある
ああ もうすぐ夜明けだ ....
りさちゃんに
2組に転校してきたけんちゃんって
かっこいいよねって言ったら
次の日の黒板に相合い傘で並んでた

この前、算数のテスト0点だった事も
オカアちゃんにバレちゃって
夕べは ....
たとえば
それは、
晴れわたる夢に
やさしい雨がのこした跡
テーブルのオレンジは
断続的におとずれる早朝、
半透明のまま
ころがっていて


方向性をなくした部屋に
ふりそそ ....
優しさにぶらさがる
重なる星の巡り合わせに
ふたりだけの夜
ドブ板通りの古びたカウンターで
わたしをみつめる
瞳と
Never mind
歯並びの良い口元が闇に浮ぶ
迷路のような船底で ....
 詩を書くのは楽しい
 なんだか冒険しているみたいで
 時間も忘れて書いてしまう
 それも夜の帳が降りた後の深い時間や星々達が消えてしまう前に
 詩になる生き物達を失う前に僕は目を泳がせてキー ....
ぽつぽつと濡れた
到底そうだとは思えぬ
現実と懸け離れた
麒麟と眼が合ったのです

何かを言いたげな
でもそれが何なのか
哀しいかな
疎通ができない

だから
思い切り
喉の奥 ....
古ぼけた色
懐かしい香

記憶を焦がすのは

揺れる翠緑
透ける群青
舞い上がれ、白々たる雲

―君の後姿を追ったあの日―

ただ甘さに酔っただけ
深々と 寄せてくる
夜の 間に
下弦の月が 静かだから

開かれた 秘密の扉
漏れくる 天界の光

倦む事を知らない 瞑想だから
月の鍵穴を そっと 覗く
幽かな 天空の序曲に 耳を ....
温もりを感じたくて手を伸ばす
あなたは私の手を握り返し
日溜りの様に笑う
優しさは
あなたの手から私の手へ
じんわりと伝わってくる

私もあなたに笑みを返す
嬉しさは
私の手からあな ....
雪の結晶を ブローチにして 
蓮華の花で ティアラを作って

突然の 夕立に 行く手を阻まれても
二人で歩く 道の先が 霧に霞んで見えなくても

紅い薔薇の ブーケを抱いて
カスミソウの ....
遅れてくる 朝に
日輪の再生が 静かに 遠く

密やかな冬至は 過ぎて
節をも分け 春分に 向かう

風もなく 穏やかな 一日なのだが
澄んだ 透明な陽光 麗らかな
味の無い 真空の時 ....
朝起きると武士だった
(拙者、もうしばらく眠るでござる
と、布団を被ったが
あっさり古女房に引き剥がされた
長葱を{ルビ購=あがな}ってこいという
女房殿はいつからあんなに強くなったのだろう ....
序章

薄くけむる霧のほさきが、揺れている。
墨を散らかしながら、配列されて褐色の顔をした、
巨木の群を潜ると、
わたしは、使い古された貨幣のような森が、度々、空に向か ....
誰にも見られたくないから
急いで家に帰った

母さんが心配そうに声をかけた
でも
無視して階段を上がって行った

ドアノブをまわした
中には私だけの世界があった
そこにあるベットに滑 ....
ペニーロイヤルティーに
ネガティブクリープを入れて
混ぜて混ぜて飲んでみれば
十代の魂の香り

ごめんね
色々と
全部ごめんね
ハート型の箱を置いていくから
遠くに行くから ....
オレンジ色に染まる公園で
僕はひとりかくれんぼうをする

ぞうさんのすべり台の上で
数を百までかぞえても
僕を探しに来る子はだあれもいない

風が気まぐれに揺らすぶらんこの
長くのびた ....
ポケットの中で粉々に砕け散ったビスケットを
乾燥した指で摘んで口に運んだ
解けたチョコチップが指に絡んで
煙草のフィルターまでベトベトになった

お前がくれたチョコチップビスケット
これで ....
 君の街で喫茶店を開いてから八年が経つ
 今年も染井吉野が色鮮やかに咲き乱れる
 桜色に滲むトンネルを通って君に会いに行くよ
 今までの経験を基にして書いた詩で賞を貰ったよ
 今度詩集が出るん ....
抱きしめて
あたしがあたしでいられるように
ちいさな子どもみたいに
あやして

ぎゅうぎゅうでしんじゃいたいよ
息ができなくなる
圧迫じゃなくてせつなさで
考えただけでしあわせ
 ....
嘘を 全て偽りと決め付けてしまわないで
貴方のためにつかれた嘘が
貴方を 今も 守り続けている

ほら ごらん
その手から伸びる指が 人を守ることを望んでいる
望ませたのが何か 思い出 ....
 君の街へ白のバスに乗って病院へ行く
 君の街は僕の乗っているバスを最後に閉じられる
 僕は病状が悪化し 入院することに決まった
 喫茶店のバイトも辞めた 詩を書くこともやめたのだ
 氷でコー ....
 彼女は意識が戻らないままだった
 季節は夏を通り越して秋になっていた
 生き物達は冬に備えて食料を蓄え
 永い眠りに就く準備をしていた
 僕は情緒不安定になっていた
 彼女のことを思う度
 ....
花の咲いた間だけ
とげに触れぬように

見張るように透明なコップに
移し変えたのは

空の下で枯れるすべての事から
逃げるためですか
守るためですか

とげよりもおそろしい指で
 ....
青い月の下で
唇が切れると
錆びた味は生温く
舌先に現実とゆめとの
境目をおしえて
わたしが誰であったか
あなたが誰であったかを
思い出させる


青い月の下で
繰り返されるくち ....
たった一言の失言のせいで
創りあげたい美しい国の
議会はまた空転を続けている

かつての集団就職の金の卵たちが
機械化の波に押され
三高神話に駆逐され
猫もしゃくしも
大学と言 ....
心があるから人間
それを無くすと人形

ならば私は人形
心なんてとっくに無くしちゃったから
もう 戻れないの
それでいる事は楽だもの

人形は悲しまない
人形は傷つかない
 ....
 君が死んでからもう二ヶ月が経つ
 僕は病院に行くために若草色のバスに乗る
 僕は19歳で喫茶店でバイトをしながら詩を書いている
 最近調子がいいんだ
 病院の帰りにメールが来て彼女から会わな ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16299)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
くう- Asako.H自由詩207-2-8
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- vi自由詩3*07-2-8
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*にんげんスピーカー*- かおる自由詩13*07-2-8
ブルー、- yuri.自由詩15*07-2-8
ヨコスカ物語- 恋月 ぴ ...自由詩30*07-2-7
詩を書くのは楽しい- はじめ自由詩5*07-2-7
新ジャンル- FUBAR自由詩5*07-2-7
*柚子飴*- ちと自由詩9*07-2-7
月の鍵穴- アハウ自由詩5*07-2-6
重ねた手- ajisai自由詩15+*07-2-6
6月の午後- まりも自由詩6*07-2-6
そっと_遅く訪れた_朝に- アハウ自由詩5*07-2-6
武士のつかい- 佐野権太自由詩58*07-2-6
虚空に繁る木の歌___デッサン- 前田ふむ ...自由詩22*07-2-5
春待ち- 緋月 衣 ...自由詩10*07-2-5
ペニーロイヤルティー- 虹村 凌自由詩6*07-2-5
夕焼けかくれんぼ- 未有花自由詩18*07-2-5
真夜中ビスケット- 虹村 凌自由詩6*07-2-5
君の街まで桜色のバスに乗って〜それから〜- はじめ自由詩4*07-2-5
わがまま- lazy自由詩10*07-2-5
- 自由詩5*07-2-5
君の街まで桜色のバスに乗って〜冬から春へ〜- はじめ自由詩5*07-2-5
君の街まで桜色のバスに乗って〜2004年秋〜- はじめ自由詩5*07-2-4
きっと_いつまでも- 砂木自由詩20*07-2-4
青い貝殻- 銀猫自由詩26*07-2-4
*ひめさまへ*- かおる自由詩19*07-2-4
ココロ- 優飛自由詩7*07-2-4
君の街まで桜色のバスに乗って〜2004年初夏〜- はじめ自由詩7*07-2-4

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