すべてのおすすめ
 女の首と肩をよく揉む日々が続いている
 というのは
 マフラーを編んでくれたお礼にふと
 思いつきで裸で肩車をしてヤリたくなり
 女は勢い天井にしこたま頭を打ったからだ

  ....
「御用邸の月」という
那須のお土産を食べている
おととい貰った
「萩の月」そっくりな
数多あるパクリもんだ
案の定カスタードが全然劣る
何で真似さえできないのだろう
ウコッケイでも使って ....
 空は
 白紙に似ている

 私たちの
 頭上に開かれた
 広大な空間

 人は そこに
 想い想いの
 絵を描く

 でも 私は
 そこに描き得る
 どんな夢も
 持ち合 ....
今何時?
問いただせばセピア色の風が旋回する
空(クウ)と空(クウ)の狭間で私は眼が覚め

誰も居ない空間に独り取り残された私
セピア色の風がゴーゴー私を旋回した

今何時?
空と空の ....
午後と午前が一瞬だけ相槌を打ち
手渡される密書
時間を知る者だけに閲覧を許される

一日を均等に二分割したのは人間だけだが
月と太陽は有史以前から
地球に影を描いて輪切りにしていた
 ....
薄暗い博物館の
階段下 脇

上半身だけの
腕組をした文覚像
その見開かれた眼

その視線の先には
首無き骸の袈裟御前

聞こえぬ絶叫の声と
絶望の表情

何思うか苦悩と ....
あの日、
そうです。あの日からわたしは詩をつ
くれなくなった。何も浮かばないので
闇が静かに明けてゆくのを待っていま
す。ほら、ありふれているだろ。君の
言葉は素晴らしい。必ず朝を呼びすべ
 ....
天気予報が
いい具合にはずれて
空に陽が差してくる

中学校の校庭
トラックに引かれた真新しい白線
「出陣」の文字が描かれた入場門
砂埃の匂いがくしゃみを誘う
テントの下に置かれたキャ ....
サーカスも消えた広場に
日付が変わった南瓜の馬車
燃え落ちた隕石
既に 青くない地球


十二色のクレヨンを握り
極彩色のテレビに見とれている児


やり過ごされていく毒の風に晒さ ....
うどんの出汁をとった

ご飯の炊ける匂いが嫌になったから

ツルツルと食べられるものが良かった


掛け布団を洗った

柔軟剤の匂いが嫌になったから

今夜は少し寝苦しい夜だな
 ....
きっと目に見えないほどの

花びら5まい広げる花を

見つけるのだろうね

やっと つった足指を

起きない体反らせて

伸ばしてみても

それがそんなミクロの花には
 ....
大きな雲は
空の広さを証明する

こんなに空が深くて
澄んでいることを

青空だけでは
はかりしれない
知ったようなことを
ほざくのが
気持ちよくてね

その代償は
賢者からの軽蔑

ハイヒールの踵で 不意に
背中を蹴られるような気分さ

気の利いた冗談を
言えるようになりたいんだ ....
秋の午後を脅かして
突然の雨
雷の轟音に
台所から急いで
手をエプロンで拭きながら
昼寝している児のもとへ
布団に起き上がり
今まさに泣きだそうとしていた彼は
私の胸にかじりつく
よ ....
朽ちてゆく薔薇に敬虔な祈りを重ね合わせる深夜の戯れ。
矛盾のように見える行いのうちに机上の蝋燭の火がゆらゆら揺れる。
古い書物の中、詳細に描かれる神々の行為に戸惑いを感じ、
劇的な出会いを求める ....
風のなるほうへ歩くよ
誰かを傷付けてしまったわたしを
きっと忘れないために

だからね
あの月が静かに輪郭を失って
カフェオレのような夜に溶けていたこと
あなたも忘れないで


雨のふるほうへ走るよ ....
                  130917



雨戸があったから
被害は少しだけで済みました
無かったら
瓦や小石が飛び込んできて
ガラス ....
 ダダ漏れのDark Matter 鉛色の重力
街を歩いてもアスファルトに走る無数の亀裂
から滲み出てくる闇を見つめるだけだ

   ああ この皮膚がすべて剥がされても
  感じているか ....
{画像=130917162815.jpg}

この幸せが
たとえば うつろいだと言えば
消え去ったあと
笑ってしまえる

この幸せが
たとえば とこしえだと言えば
消え去ったあと
 ....
「お父さんは、いつもむっつりしてたけど
 家族は結構大切にしたんだよ。
 日曜日の度に色々なところへ
 連れて行ってくれたんだから。」
 
週六日精一杯働いて
やっと巡ってきた休日なのに
 ....
たったひとつの科白で終えるとき
誰もいない薄暗い部屋を飾ろう
もし手向けられるならば
二度と咲かない蒼い薔薇がよく似合う
使われない硝子が棚の底に
染み付いた煙は放置され
黒い黴が支配 ....
時間割通りに 進まない 気にかかる空気を吸い
吐きたい処に建てる 何処にでも城を

 絶対死角から触覚で攻める 気儘な時間割り砕き者に

 促すガスマスク 酸化した元素の気儘な様にムチで叩く ....
「コラッ!あっかんべーしたなっ」

バックミラー越しに


「今、あっかんべーしたなっ」

わざと見えるように


「もう!あっかんべーしたなっ」

お母さん、こがん(こん ....
恋すれば
身体に
お互いをむさぼる
欲望が溢れ
こころからからだ
共有できるかもしれない

けれど

ごめん、
わかりあうための
言葉のために
身体をささげる
気にはなれない ....
陽当たりと静けさを求めてこの
大きくも小さくもない寂れた町に流れ着いたおばあさんがいました
南西角の四階に住んでいました
階段の最上階です
知り合ったのは近所のスーパーマーケット
あまりに荷 ....
眠れない夜に 夜中三時に

林檎が届いた

梨の方が好きだけれど

林檎が届いた

品種は普通の赤い林檎 艶もあった

林檎の連想を脳内に犇かす 

眠れない冴えの夜に 夜中三 ....
少女、
月曜日の放課後につくった詩が
火曜日の朝には消えていた
細い指でなぞった物語が
校舎裏で砕けていた中2の夏
西の空がまぶしい
あれは現代詩ですか
いいえ、
夕暮れです
毎日す ....
 
雨は平等に降りしきる

あなたにも、わたしにも、

だけど、わたしには傘がない



 
右向け左の天邪鬼 猜疑心を頼りに唯一を突き抜ける

迂回をへビメタルに足音はウーハー 進んでは振り返る
素直の尻尾は出ていないかと・・

隠れ愛の肩書き 天探女に取り憑かれた 寄り道の小石拾 ....
曇り空 夕方 現在地座標不明

体のどこかに記号番号の焼印があるはずだ

見当たらない 潔癖に皮膚を擦り過ぎたかもしれない 当の昔に

勝手に地球に線を引いた小癪な国々 

痛くも痒く ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
男は_女は_- ヨルノテ ...自由詩313-9-20
生活- salco自由詩9*13-9-19
天と地が出会う場所- まーつん自由詩913-9-19
セピア色の風・・・- tamami自由詩213-9-19
二分割- 乱太郎自由詩19*13-9-19
文覚像- ……とあ ...自由詩6*13-9-19
わたしは詩をつくれない- 左屋百色自由詩14*13-9-19
遠景- そらの珊 ...自由詩13*13-9-19
午後の祈り- Lucy自由詩19*13-9-19
私の子供は3cm- 中村 く ...自由詩8*13-9-19
それならば- 芦沢 恵自由詩20*13-9-19
今日の空- Lucy自由詩12*13-9-18
馬鹿は嫌いですか- まーつん自由詩10*13-9-18
雷雨- Lucy自由詩12*13-9-18
一夜の祈り- ヒヤシン ...自由詩4*13-9-18
謎解- 自転車に ...自由詩513-9-18
それからはこぐまのサーカスばかり見て暮らした- あおば自由詩5*13-9-17
賛歌- 壮佑自由詩17*13-9-17
夕空の虹- そらの珊 ...自由詩13*13-9-17
無口で運転の上手い人- 夏美かを ...自由詩30*13-9-17
終幕の薔薇- アラガイ ...自由詩16*13-9-17
触覚VS触発- 朝焼彩茜 ...自由詩6*13-9-16
あっかんべー- hiroto22自由詩6*13-9-16
ある軌跡- はなもと ...自由詩513-9-16
雀になったおばあさん- もっぷ自由詩6*13-9-16
林檎のキー- 朝焼彩茜 ...自由詩5*13-9-16
中2は今日も- 左屋百色自由詩14*13-9-16
- 殿上 童自由詩33*13-9-16
天邪鬼迂回- 朝焼彩茜 ...自由詩613-9-15
下書き上書きの線- 朝焼彩茜 ...自由詩4*13-9-15

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