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やわらかな鉛筆の芯で
ここにはいない君を
スケッチしました
身体をおおう毛は
鉛筆を少しねかせてふんわりと
ひげは鉛筆を立てながら
細い針金のように
それは君の
生きることにまっすぐだ ....
年老いていく 秋は黄昏の川に
燃え残った夢の残骸は 流れて
それでも 生きなければ ささやかな
喜びのために あてにはならない


忘れられた郵便ポストに 投函した
出しそびれた手紙 ....
角膜を塗らす涙が涸れて
風景が乾燥する

人々は宙を歩いて
ぼくの中を通り過ぎ

アパート群を包む
光の霧はさらさらうごめき

新緑の山に光の粒子が
飛び跳ね渦巻き

光の雨が ....
船は水平線を追いかける

疲れた今日が沈み
絶望が沈み
青春が沈んでいく水平線

追いかける船も
やがては
水平線に沈んでいく
 
目には見えるけれども
決して捉えることは出来な ....
今まで歩いて来た道の途中に
弱くなってきた自分がいる
山が過ぎてしまえば忘れてしまうはずなのに
心の中に悔いが積もり積もってしまい
泣けてくるのはなぜだろう。

音のない木霊が聞こえる
 ....
失う日を想い泣く
誰より長く隣にいる
それでもいつか別れはくる
君が嫌う
君が他を好く
君が死ぬ
私が死ぬ
愛情の情に傾く頃
君の白髪を笑いたい

今を覚えて狂いたい
君の面影に ....
存在という湖面に感情の漣がたつ
嫉妬や猜疑や後悔
期待と不安の入り交じった舟を浮かべて生きて行く

執着というホームに立ち
何処かへとむかう列車を待つ
想いを伝えきれない哀しみ

限り ....
 
所変われば旨さも変わる

しかも賞味期限つきときたもんだ


あんたとあたいの正しさも、そんなもんだろ



 
夏の終わり
夢の終わり

花火が散るのを見届けたら
一人誰かいなくなった

誰かわからないことで
傷ついて 穴が空く

今私に降りかかる
呪縛とか 幸せとか
全部 全部
 ....
木に止まる一羽の鳥 蝉の鳴き声にうんざりしている
巣では子供達が餌を待っている {ルビ蜥蜴=トカゲ}を狙ってるの
{ルビ叢=くさむら}には{ルビ飛蝗=バッタ}や蜥蜴が沢山いる
子供達の大好物 ....
純白の雲から
いつか夏の終わり
銀色に耀く雨粒となって
熟れた小さな果実のように
堕ちていったBluesky
なくしていた蒼い傘が
見つかりました

遠く霞む
紅にたたずむ山脈の
 ....
 なあ
 おまえ歩くスピード遅くなったな

   そうかな

 そうさ

妻と散歩する夕暮れの利根川の土手は久しぶり

   ねえ
   誕生日プレゼント リクエストしてもいい?
 ....
ぼくらは言葉を繋げて
この暗い宇宙を何処まで渡って往けるだろう
一冊の詩集が時を越えることは
真空パックの棺が難破船のように
意識の浅瀬に漂着し鮮やかに燃え上ることだ
死んだ詩人についての{ ....
 .
なつかしい匂いは場所が覚えている 線路の隈が匂いたたせるのか
それとも地名がわたしの古いニューロンを刺激するのか
アスファルトの箱庭にされてしまっても場所は記憶を失わない
律儀につながっ ....
           140912


先生! 謝罪公告読みましたかの声に
こっそり安堵の息を漏らすハラスメント
今日も、
改竄された記録を書き写す児童たちは
退屈して鉛筆を嘗め回し ....
衝動的かつ冷静さは皆無
迷うではなく凶暴
未来の為ではなく今の欲

それが私だと村長は言った
「皆からは素晴らしいと言われる」
心から残念そうに呟いた

少女には意味が分からなかった
 ....
喜びはほんの数秒で消え去っていくのに
悩みは何時間でも付き纏う
ビルの屋上から飛び降りてしまおうかしら?
女の背後にその女の声が聞こえる
自分の声なんて いつも自分から聞こえてくる気がしないの ....
秋が来ていた

遠い遠いところから
この家のどこからか

そっと耳を澄ますと
秋がわたしを呼んでいた

遠い遠いところから
あの日と同じ声がした

呼ばれるままに
仏間の襖 ....
見上げると、木漏れ日は白く
辺りの緑を淡く包んでいる。
優しい。
ただひたすらの優しさが僕を愛撫する。

沈黙する森の中でころころと流れる風。
郭公の呼び声も既に久しく、ひぐらしさえも歌わ ....
カボチャ色の土
蝙蝠の編隊
誘蛾灯の黄土
すべては水晶玉の中の出来事
吸血鬼の繁殖不能なカボチャ色の土の上
他に何が不在しているのかが分かりづらい
百万の敵に包囲されて死んだ中世の騎士が二 ....
昨日君は僕に言った
「もう、終わったの」って
「もう、止めにしましょう」って
「もう、別れましょう」
「あなたが何だか遠くに感じて怖いの」
それから彼女はさよなら二回でごめんなさいを ....
想像のいたらなさに潜む無知は
残酷な悪
一生涯きえることのない
火傷の痕の様な哀しみ苦しみが
わたしをみないでと
泣きながら
わたしをちゃんと知ってと
泣いている
想像のいたらなさに潜 ....
なんなりと なんなりと
幌の中 豚小屋に 鬚の集まり
空間に 靄がモヤモヤと
薄い光 浮かぶ薄い感情

言葉では表現できないものを
言葉で表現する

団子 机 足跡 名前
叢 飛蝗  ....
逃げている
追いかけてくるものから
ひたすらに逃げる夢

スローモーションで
お決まりのように
足が重くて
だるくて
走れないのに
すぐそこにまで
迫りくるものから
逃げている
 ....
どんなにおそろしいか
どんなにふあんか
まくらやみのなかで
ふみだす そのいっぽ

声をかけられなかった
ずっと昔
学校帰りの交差点で
その人は白杖を持って
信号待ちをしていた
声 ....
話の前後は覚えてないが
がんばらなあかんなーと言った
隣にいる人は
せやでーと言った
夕暮れ
川沿いの道につづく石段
中ほどに座り込んで
雲の際の輝き
暗く沈んだ
民家の重なり具合
 ....
ふと
淋しさの風が吹く
秋は寂しいと誰かが言った
ふと
自分が殻だけになる
スペースキーを押した
零ですらない
ふと
空虚な気持ちになる
自分は無数の細胞の集合
それが
 ....
 真っ白な紙を見て
 僕は、こう考える

 ここでは、
 何にでもなれる
 どんな事でも出来る
 どんな世界にも行ける

 なにかを
 創造するということ
 言葉を通じて

  ....
人型サボテンは狂い咲き
愛人は血を流し過ぎたのだ
肌蹴た胸に呪詛めく黒子口移しで
器から器へと移動しながら
情熱は霧散して往く愛は
溶けないままで重く沈殿する 


裂く天つめたい銀河 ....
夏のばくだん

硝煙???

息がすくなくなる

かかとが上がらない

光と蒸気のなかをゆく

やがて

やがて秋のけむり

熱がほどける

うすら冷たい大気

拍 ....
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