すべてのおすすめ
誰の胸の奥
こっそり巣食って
ほくそ笑む


(オイシイノダヨ
奥底のとろけた秘密
舐めたいのさ
なめらかな偽善)


封印された
マメ粒ほどのヤツは
青むらさきの
促進剤 ....
夢路誘うは十六夜に 
声なく花の散る姿
また立ち返る如月の 
思いは誰に告げるべき

黒髪{ルビ梳=けず}るいもうとの 
面影やどる花びらは
雪の衣も厭わずに
音もた ....
午前3時に咲いた {ルビ鈍色=にびいろ}の花腐し
嘘を塗り重ねて
すこし刺々しく君に抱かれた柔肌が 
うっすらと赤みを帯びる


君は私の名前を呼ぶ どんな抑揚もつけずに
ただ平淡に溺れ ....
                07/02/03


回転計の願いに
知らん顔する
鶏頭の花

空には白い雲が群がり
レースの終りを告げている

ガス不足のマシンでは
回転も不足 ....
さよならも
すきじゃないも
ごめんねも

結局は
同じことで

柔らかなことばに包んで(くるんで)
食べてしまえばいい

きっとおなかの中ではじけて
永遠に消えない傷を残すんだろ ....
ふたつの手のひらを
使いこなせない昼下がり

耳を澄ませてわたしは
しずかに風を
遮断する


すべては
それとなく遠い気がして
けれども確証はなくて
言えずに続いた
 ....
どうしよう、スタートまであと何分も無いよ
周りを見渡せば皆速そうな人ばかりだし
私がここにいるのって何だか場違いに思えてきた

友だちに誘われはじめてはみたけれど
誘った張本人はとっくの昔に ....
 
 
 

不安のきえない夜は
こうやって
雨の音を聞くんだ


ひっそり こっそりと


しばらくはやまないよ

焦ったりしないで
明日に追われたりしないで
そこで ....
満月のしたで

とぼとぼとメールを見やる

いま妹と一緒にいるんだ、

月を見ていると、

顕微鏡をのぞいている気がした、

そんなことが綴られていた

月以外は夜の空だった
 ....
あっさりしたCDプレイヤーはどうかしら?
ねえねえ、君、いくらだい?
今にも崩れそうな掘建て小屋が並んだその影で、
俺は何かを埋めたようだ。
俺の意志から離れてしまったように上下運動を ....
生活するのでキョウインを始めた


サクジツまでのコロモ

満月を迎えたロウヒ家(オマエ)

格好の良い靴を履き
ヒトデの脳で知識のさんご礁を這ったか


今宵、ヒ ....
くずれおちて 波に
さらわれても いつか きみの渚に
ながれつき たちあがる 砂の城で
愛のために そして死のために
おなじひとつの 星座をうたう
この急な坂道をあがったら
あなたがいるっていうんなら

わたしは
全力疾走で駆け上がろう
転んでも
擦りむいても

泣かない

そして
颯爽として
あなたのまえに立つんだ
も ....
ガラス越しに夜明けを待って
カンボージ・ノーバの昼が去ると
体をちっちゃくした夜がやって来た

大体、同じ"周期"で回る "ルール"を守る
すごいなあ ....
                      07/07/15



うさぎバトンがまわってきたので、日記を認める。
ぴょんと跳ぶのは、ウサギ。
ひょいと隠れるのは、キツネ。
猫は、 ....
鏡を見ていると
もうひとり
自分がいるような
そんな感じがする

鏡に映っている
自分が
本当の
そのままの
自分なのかなぁ

少し
びっくり
することもある

もしかし ....
私の
大切なもの
人の心です
私が
宝にしたいもの
ほんの
ささやかなものと
言うのなら

人や
自分を
思う気持ちです

優しい人の
笑顔と
暖かいメッセージ

他 ....
立ち止まったところに
誰かの{ルビ欠片=かけら}が落ちていたので
拾い上げてから交番に届けようとしたら
持ち主らしき人が
不安を抱えたてこちらへ歩いてきたので
「捜し物はこれですか?」
と ....
ころがる
しずかな すいへいせんの上



あさ
お茶をわかしながら
てのひらで
背骨をなぞった
恐竜のように
そらへとつづく梯子の ように

あなたが
つづいている ....
詩のなかでは
ほんとうのことを言おう

どうしていつも
口を出ることばは
わたしをうらぎるのだろう
わたしからとおざかるのだろう

つたえようとするきもちから
どんどんどんどん
つ ....
(ベートーヴェン
最後の弦楽四重奏曲、第十六番
三楽章によせて)


土にもどったといったところで
だれも
これがあのやわらかな若葉だったと
気づくものはいない

虫の寝床となりな ....
心の底の声を
君は聞こえるかい?
手を伸ばせば
助けてくれる。

世の中はまだまだ
捨てたもんじゃない
生きる事を大切に
人に心を与える楽しさ

優しさを取ったら
何も残らない
 ....
8月の太陽さえ迎え撃つ照明弾が脳を真っ白に染めていき成り行きを見守っていたオーロラがその輝きを潜めても



butという接続詞がとても嫌いでBecauseの後にクリアな透明が取り戻せ ....
ひかりがひかりに逢えるように
そうであったうたに戻れるように
ひかりがひかりになれるように
そのままの水を飲めるように



足にからまるまだらな音
消しても消しても残 ....
わたしから

滴ったものの

壜詰めです

寝かせて

おいしくなります



壜の鈍色ラベルは

モザイクで見えないと

あなたはいった



あなたから
 ....
くり返す波に
届かずじまいの手を思うとき
ようやくかぜを
聞いた気がした

この世にひとつの
具象のような


二本のあしで
すれ違えるものを
まちがえながら
ここにいる
 ....
中国の森の
奥深く
誰も見た事の
ない、動物がいた。

空を飛び
川を泳ぎ
馬のように走り
変幻自在だった。

サルノコシカケを
食べていた
それでも幸せだった。
四千年生き ....
虫のいどころでも悪いのか
いつまでも押し黙ったままで
あなたはテレビの画面を眺めるでもなく
そっと箸を置く

テレビのなかには
つまらないギャグに笑い転げる顔があり
テレビのそとには
 ....
笑っている
見下ろされて恥ずかしくなる
毎日は
知らないところで進んでいた
取り残されたような寂しさが
独りぼっちみたいで悲しかった


 あの、
 昼間に薄く青くなる
 広大な陰 ....
 
空をさす小枝のような
父の指に
赤とんぼがとまる
お父さん
声をかけると
赤とんぼを残して
父は飛んでいってしまった
驚かせるつもりなんてなかった
いい年をして、と
笑われるか ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16274)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
MAJIN- 渡 ひろ ...自由詩7*08-2-4
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青い鳥- 千波 一 ...自由詩26*08-2-3
走るひと- 恋月 ぴ ...自由詩16*08-2-3
あまおと- caleha自由詩13*08-2-3
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みつあみをしたばけねこに- 榊 慧自由詩308-2-2
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宝物- 妖刀紅桜自由詩3*08-2-1
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かなしみ沿岸- 千波 一 ...自由詩8*08-1-29
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ささくれたひと- 恋月 ぴ ...自由詩23*08-1-29
簡単に空を空とは呼びたくない- 小原あき自由詩12*08-1-29
赤とんぼ- たもつ自由詩2908-1-29

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