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うつくしい白を見た
白はすなわち無、というわけではなく
様々な存在を表現していた
やさしくあたたかな白を見た
白は世界をつつみこむかのような
やわらかな空気を生みだした
ゆるや ....
どこからかほんのりくちなしの匂い
梅雨に入って水の声
雨が上がったその日の夕方
ゆっくりゆっくり空を見上げた
じんわり西の空が赤くなる
カラスの声が遠ざかる
大切なものは陽で滲 ....
昨日浮かんだ君へのことばは、
朝になったらはじけていた。
部屋の隅には、かけらが浮いていた。
部屋の隅に浮かんだかけらを、
手を伸ばしてつかもうとしてみる。
拍子に空気がふわりと動いて、 ....