すべてのおすすめ
何度振り返ってもあのタンポポ
踏まれる場所に咲いている
アスファルトから芽を出して
どうしてもそこが良かったんだね

風からの問いに頷くように
そよいでもみたそうな
けれど地に這って咲い ....
人生って奴は
いつでも だれにとっても
脚本もなくリハーサルもない
ぶっつけ本番なんだ
さようなら を言えるのは
一人じゃないから
さようならを 言う時は
一人じゃなかったから
あなたは何を待っている?
誰と何を知って来た?

こんにちは は日和見ことば
人に投げておしま ....
マニキュアを塗って

少し特別な気になっていた

真っ赤なマニキュア

小指だけは黒

趣味が悪いと笑われた

それでも

特別な気になっていた



あなたの ....
君と初めて
手をつないで歩いた
赤錆びた鉄橋の上の
線路づたいに
まるで世界のはじっこに
流れ着いた人のような気分だった
空は重く
カラスが頭上を何羽も
飛び交い
柱の上からこちらを ....
相変わらず僕は
たいていの場所へ
行けてしまう

羽ばたかない翼にしがみついて
南の島に不時着することだって
くねらない蛇に飲み込まれたまま
海峡の下に潜り込むことだって

軽過 ....
  間違いを犯し続ける
  勇気が欲しいね

  何が正しいのかを
  忘れてしまわないうちに

  黒板に殴り書きされた
  白いチョークの言葉を覚えてる?
  あれが最初の知恵だっ ....
?公園に女の子が八人いました。
さらに後から男の子が何人か来ました。
全部で子供は十五人になりました。
公園に男の子は何人いますか??

レスリーは両手の指を曲げたり伸ばしたりしている

 ....
もっともらしい言葉で
魔法をかけようとしても

下心は見透かされて
彼女は立ち去っていく


もっともらしい儀式で
神を呼び起こそうとしても

やってきたのは雨雲
雷を落として
 ....
地上の灯りが胸を刺し魂は飛翔を続けて
まるで未知の惑星系を探索するように浮かんでいる

永劫の時の打痕と蓄熱された空間
斜めに切り取られた過去の累積をトリミングしてみる

太陽が眼に焼きつ ....
千年の恋を織る
記憶の斑
泣いてこんにちは
そして笑い合って
「さようなら」

百年の愛を知る
秒単位の海馬
争い殺し奪ったあとで
守った者たちへ
「ただいま」

ねえ神様
 ....
バスの中はおばあさんだらけだ

おじいさんは何処に行ったのだろうか

小さな小さなおばあさんは飴玉みたいな瞳で

少し高い場所から外を眺めている

歩く人を通り過ごし

自転車の人 ....
希望とは明るい絶望のことです 真っ白な空に飛び込むと
記憶がだんだん失われていき
気がつくと白い部屋にいる

外を眺めるとレモン色の月が輝いている
手を伸ばすとすっぽりと明かりが降りてきて包まれる

目をうっすら開け ....
老齢の愛犬のお散歩も

寒さの和らぎで

幾分面倒な気分が薄らいで

そんな私の心持ちなんて構わずに

草花はより色濃く鮮やかで

老齢の愛犬も

いままで入ろうとしなかった
 ....
出来事の奇妙さに
不気味さに無機質さに
呪術に
気付いた時には
ザカリーは森の中


追いやられたと証明は出来ないけれど
優先順位を崩してまで
秩序から外れた
ザカリー
追い立て ....
      つるりとした
      おんなでいたい
      煮干しのように出汁がでても
      干からびるにはまだちとはやい
      やっこのように
      醤 ....
つぼめて 槍のように立つ
咲いたら 雪にとらわれ
爪の先 包み乞う 花びら

紫 赤 黄色のスクリュー
破る葉と土 ほどけた傾斜

雪の香りに 身をひめる







 ....
雨がたくさん降って来て
空も窓も塞いでしまうから
わたし達
砂漠の夢を見ていましょうよ 
と女は言い
男と一緒に目を閉じます

でも、雨の音がするね
男が言いました
わたしはもう流砂 ....
粘りついている私

張り付いて剥がれない

経験なんてなんだろう

一回性の事実


誰も愛せなくて

こころ焼き付いて

悲鳴はいまさらあげないが

次のことを思うんだ ....
王様は絵画の中に

閉じ込められた

もうその存在も感情も

何もない




そしてピエロは解放された

ああもう貴方の為に

わたしは

 ....
雨の日曜日

その午前のひかり

冷えた大気がまだ

あらゆる空間に存在している

すべての音は軽やかな音楽だ

うしろから突かれる

指紋は溶け合うことはないのに

ちび ....
あなたの涙で溺れる
わたしは蟻
ちっぽけな男だ
慰める術もなく
船乗りみたいに沈んでゆく

あなたは太陽を恋い慕う
蒼く 潤んだ惑星
わたしはせいぜいその取り巻きだ
自分の像も保てや ....
一.

雨あがりの きみの靴は
つま先が いつも
虹のうまれる方角を ながめている



二.

黄のバイエルを
途中でなげだしてしまった
きみの
メゾピアノで吐く息が
ス ....
だれも結べない
だれでも結べる

信頼できること
不信が台頭してそれでも

無理やりロープで結んでしまうんだ

核になるものが欲しい
いつも綱引きばかりじゃ
地面が見えんし

 ....
 ゛る゛の字の
 足のところって
 くるりと丸まってる

 ギャグマンガ的表現の
 横から見た駆け足みたいで
 なかなか愛らしい

 ゛る゛の字の
 頭のところは
 べったりと ....
なにも棄てずに走って来てしまったさて
なにを獲得できたのかな

あいつも去ったこいつも彼女も
だってそれらはぼくのコレクションではないから

すべてを捨てようとも思ったさ
でも無理

 ....
ちいさくても
いい?
おかあさんと
いっしょにいても
いい?
手をつないでいても
いい?
ねえ、
なにをいえば
いい?
人生という背景に流れる雑多な出来事が奏でる
輝いてやや重苦しいときには燃え上がり
それは言わば副旋律の舞踏

略奪者は戦利品の花嫁を娶る
血みどろの殺戮の季節のあとに
戦士はしなや ....
僕達の薄ら甘い関係は
砂糖というよりぶどう糖だった

君の囀りにも似た言葉は
体液のように僕の身体を巡り

君の微笑みの陽だまりは
L-アルギニンのように
僕の生活に治癒力と免疫力 ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
靴とタンポポ- もっぷ自由詩1313-4-25
ぶっつけ本番- HAL自由詩7*13-4-25
さようならの子守唄- salco自由詩5*13-4-24
マニキュア- 永乃ゆち自由詩8*13-4-24
ダイブ- Lucy自由詩8*13-4-24
アシカセ- nonya自由詩16*13-4-24
黒板消し- まーつん自由詩6*13-4-24
中庭のある小学校で- 夏美かを ...自由詩26*13-4-24
泥まみれ- まーつん自由詩5*13-4-24
夜の翼- 梅昆布茶自由詩1313-4-23
千年春- 村上 和自由詩313-4-23
バスに揺られて- 灰泥軽茶自由詩9*13-4-23
希望- 佐藤伊織自由詩213-4-22
空白の空- 灰泥軽茶自由詩8*13-4-22
春風に背中を押されて- しょだま ...自由詩5*13-4-22
ザカリー- ゴースト ...自由詩4*13-4-22
つるりとせ- 石田とわ自由詩11*13-4-22
クロッカス- 砂木自由詩13*13-4-21
夢の行方- salco自由詩7*13-4-21
妄執- 梅昆布茶自由詩1613-4-21
王様とピエロ- 多紀自由詩20+*13-4-21
宿題の獲得- 吉岡ペペ ...自由詩313-4-21
ちっぽけな男- ただのみ ...自由詩13*13-4-21
初恋- 佐東自由詩11*13-4-21
命や- 梅昆布茶自由詩513-4-21
゛る_゛の字考- まーつん自由詩7*13-4-21
獲得数- 梅昆布茶自由詩613-4-21
海のまえ- 美砂自由詩313-4-20
主旋律- 梅昆布茶自由詩813-4-20
僕が飲んでいるもの- nonya自由詩18*13-4-20

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