すべてのおすすめ
あなた方の死骸を埋めると 私が芽を出して育っていく
アイ、の呪いはコトバと声を包んで あなた方を肥やしにどんどん伸びる

声が子守歌に変わる夜 
初めて骸の種となったあなた方に 向き合う ....
波間を縫うように
飛んでゆくトビウオになれたなら
ぼくはどんなに幸せだろう
七海を越えてゆく君たちの喜びが
ぼくを透明にしてゆくんだ
やがては鳥に進化してゆく君たちと
ぼくは一緒になり
 ....


夜の森に
一人分け入り

いつしか
方向感覚を失い

冷えていく身体
噴き出す脂汗

空気もんわり動かず
渦巻き出す暗闇

意識 拡散し
存在感覚 失い

 ....
精神科で診察を待っていると
世界の涯てまで来ちまったなぁと思う
しゃがんで煙草を吸う少女
無気力な眼で空を見つめるおばさん
この風景の中に私もいる

悲しんでも悲しんでも
時間はもとに戻 ....
換気扇がぶっ壊れて
機関車みたいな音がする

台所であなたと目を合わせたら
困ったような笑顔がどこかへ旅立つ

暮らした年月を
思い出させるすべての劣化

年をとったわね


 ....
真夏の鳥取砂丘には
ただ一本の樹さえなく
にぎわう人と数頭のらくだの黒い影を
その茶色の肌にゆらしていた

運動靴を履いてきたけれど
砂に足をとられて歩きにくい
切れる息
額から滴る汗 ....
薄紅に染められた唇で
君の白さは穢されている
それを嬉しがる君がいて

散る散る花びらの多さに
紛れた君の横顔を
探したけれども見つからない

はかなくて白くてそれでいて
美しかった ....
 ペアガール

ピンクの服に
ブルーの下着
黄色の服に
ブルーのシャツ
これは心臓の中に
住んで、人を食む
ペアーガールである
二人とも、1カ月人を食い続け
はては消えてゆく
 ....
「自分に味方しないものは敵だ」
という考え方と

「自分に敵対しないものは味方だ」
という考え方は

同じようでいて ずいぶん違う

生まれつきの敵も味方もいやしない

パレスチナ ....
渇いた落ち葉を踏んで歩いた
湿ったアスファルトに
暗い空から
時折雪がこぼれてきた

かじかんだ手で傘の柄を握り
歩いたことのない道を選んで
なるべく迷子になるように
帰る方角 ....
無音の夜
食卓を引き

白い骨壺
カタカタ鳴る

「寂しいのか」と尋ねると

無音の夜
ますます深く広がり

足許カタカタ鳴り響く白い骨壺
不意に亀裂走らせ粉々に

沈 ....
   晩秋の頃
   血を吐くように
   楓は赫く染まる
   握り拳ほどの肉塊
   女は躯に楓を孕んだ
   命の蘇生
   輪廻転生する魂
   春になれば
    ....
もろみの薫り漂う街に住んだことがあった
二両編成の電車が走る街

午前2時に仕事を終えて
少しアンモニア臭い
チャルメラを食べる儀式が日課だった
あらゆる生物は眠りにつき
ぼくとチャルメ ....
夜が皮を剥いで、
真っ赤な朝を迎えたような傷が、
手のひらに滲んでいる。
あなたは見えないナイフを手に私を傷つけた。
 ....
 突然の驟雨に匂い立つ森が私を呼んでいる。
 どうしようもなくお前たちに会いたいがそれが出来ない。
 胸苦しさが止まらない。
 次に生まれてくるなら私は森になりたい。

 何かに生かして ....
静まった水の鏡に ラムプの炎揺らめく
消え残った恋の余韻 燃えつきるまで
髪を撫でていて もう一度連れて行って
きみを振り向かせて 繋ぎとめたい


夜半にふと目が醒める 夜翔ぶ鳥の声 ....
時々思考が靴擦れしてしまって
開いた口が痛い痛いと叫んでしまう

時々思考がふやけてしまって
歯ごたえのない口になってしまっている

時々思考が気化してしまって
きかない筈の口も ....
 
太った

ぶくぶくと

心はやせていくのにね



 
               151115

ネアンデルタール人の存在感が増したのは
発掘した人骨が他の旧人類とは比較できないほど多く
現生人類とも混血したともしないとも言われる隣人は
70 ....
肉は常に壊れ物
魂は常に生もの
与えられて引き受けて
私の詩は魂から魂への捧げ物

さあさどうぞ召し上がれー大したものではありませんが

耐えて喜び踊って飛んで
生きて生きて天を見上げ ....
いろいろ泣きたい
いろいろな期待
泣きたいのは期待してるからなんだろうか

期待するから裏切られるのか
それでも期待したいと思う

傷つくのは怖い
期待しなければ
裏切られなければ
 ....
あなたが水草だった頃
わたしは産まれた
あなたは水草の味がした

ここにつどうすべてのいのちは
いのちをきょうゆうしている
だから
それをざんこくなどとおもわないでおくれ

あなたは ....
朝ごはんといえば

アジの開き、納豆に玉子、焼き海苔、葱とワカメの味噌汁がいい

トーストとベーコンエッグとコールスローサラダに珈琲がいい

出汁の効いた立ち食いの天玉蕎麦も捨てがたい ....
鳥になれ
大空を
はばたいて

往く空の果てまで
ぼくは見つめているから

やがて銀の龍になってくれ

君の瞳に映った世界を見せてほしい

いつかきっと
制服を脱いだら
一体何が
私を
女の子だ
と証明するんだろう

外に飛び出たら
素直な気持ちを伝えたいと
思う気持ちも
霞んでくるんだろう

好きも嫌いも
簡単に言えなくな ....
憧れの地を目指し
長い旅に出たはずだった
針葉樹林が空を突き刺し
波頭が眠たげにまばたいて

気球に乗った少年が
スローモーションで手を振っていた
漂う筏に寝そべって
分厚い書物を読み ....
今朝はやけにすずめが気にかかる
あまり明るくない雨上がりの湿った土の上を
ちいさくなにかついばんで
むくっとしたり首をかしげたり
尾羽を振ったりして
手のひらにすっぽり収まりそうなすずめが  ....
彼女の名前は、林檎といった
日がのぼり 日が沈んで どんなときも
心に 一つの凛した樹、それが林檎だった

パオバブの木は 特別な木ではなく
桜の木は 花見のときだけが桜ではない ....
娘が生まれた日
太陽は明るかった
空気は澄み渡り
ベッドにあなたが居た

娘が生まれた日
あなたの笑顔は綺麗だった
ヘソの尾が切られ
娘は一人になった

娘が生まれた日
両親 ....
朝、駐車場の前に
犬の糞が落ちていた
私は舌打ちをして
それをテッシュに包んで
ゴミ箱へ捨てた

二日後、駐車場の前に
また犬の糞が落ちていた
私は憤慨し殺虫剤を撒き散らし
水を入れ ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16274)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 為平 澪自由詩1015-11-20
波濤の彼方- レタス自由詩615-11-20
〈ある〉のエロスー新生する記憶- たけし自由詩2*15-11-19
世界の涯て- 渡辺亘自由詩915-11-19
夜汽車- ガト自由詩13*15-11-19
すなやま- そらの珊 ...自由詩15*15-11-19
裏路地の桜- 這 いず ...自由詩315-11-18
_ペアーガール- 生田 稔自由詩115-11-18
どっちにもなる気はない- ただのみ ...自由詩17*15-11-18
散歩《2015年11月18日》- Lucy自由詩13*15-11-18
夢現- たけし自由詩7*15-11-18
【_楓_】- 泡沫恋歌自由詩17*15-11-18
錆びた街- レタス自由詩415-11-17
パズル- あおい満 ...自由詩815-11-17
曇りの日- ヒヤシン ...自由詩10*15-11-17
朝けの袖- 藤原絵理 ...自由詩415-11-16
思考と口の相関関係- 乱太郎自由詩14*15-11-16
ぶくぶくと- 殿上 童自由詩12*15-11-15
霜月の秘密- あおば自由詩5*15-11-15
タマシイの肝- たけし自由詩3*15-11-15
無題(仮題:期待)- 天竺葵自由詩315-11-15
水草と魚- そらの珊 ...自由詩17+15-11-15
食夢- レタス自由詩515-11-15
天空へ- レタス自由詩4*15-11-15
モラトリアム- 瑞海自由詩8*15-11-15
憧れの土地- Lucy自由詩8*15-11-14
偏心痛- ただのみ ...自由詩18*15-11-14
黙ってみている青い空- るるりら自由詩14*15-11-14
誕生日- 鷲田自由詩315-11-14
【_犬の糞_】- 泡沫恋歌自由詩12*15-11-14

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