すべてのおすすめ
「本日は晴天なり、本日は晴天なり
只今、マイクのテスト中
本日は晴天なあり」

朝礼が始まる
五月の風は希望に満ちて
教師たちは
民主主義の権化であった

JFKが暗殺された
生き ....
用の美から外れた私は
フルーツサンドイッチを頬張る
血肉にはあまりならないが
構わない
用の美から外れた私は
生き抜くと定めたことからも
やっと少し外れた
新緑の下
鼻唄を歌う ....
痛みのない世界の
封を切れば風は青白くふいて
ビルの合間を見つけては
切先をくねらせる
光がこぼれるまで
誰も空を見つめないから
ちいさな浄罪として
足元に種をまいても
温度はなく
 ....

動物園の規則正しい給餌や
健康で安全なゲージに
拘束されることを嫌って
自然界へ飛び出す鳥がいる

自然界で生命維持するには
喰われることのすくないけものでも
ストレス ....
ムダイと読む
ムにアクセントをいれ、ダイは平たく流す
もちろん鯛の仲間ではないから泳ぎだすことはないが
イメージとしては泳ぎだしてしまうかもしれない
そのときは腹筋に力を入れ深呼吸して連れ戻す ....
生産工場などで適用されてきた
トヨタ生産方式を
日々の生活に適用したらどうなるのか

ジャストインタイムで
買いだめなどはなるべくせず
必要なものを現在の必要に応じて調達する
無在庫主義 ....
洗いすぎて
ごわりとした
ネルの小さなパジャマ
ふたつめのボタンだけ
なぜか赤い糸で
不器用にくくられている
夜泣きのたびに
私にしがみついた
熱を帯びた袖
黄色いライオンの模様
 ....
やわらかい命たち

やわらかいその時代

ほのかな湿りと肉体に

都会の青空

ごちゃごちゃ煤けてとけていた


自由だった

悲しみつきぬけていた

ていねいだった
 ....
埃っぽい飛行場を飛び立ったら
もう、さいなら、ってな気持ちや
任務なんやからな
二階級特進の恩給が
後は、なんとかしてくれるやろ

しやけど
あの勲章どっさりつけた
偉そうなおっさんら ....
空は真珠色 ある春の日の午さがり
風もなく うっとりとあたたかい
こんなとき この散歩道を行き交う人たちの
心臓はみな
真っ赤なチューリップの花に変わるのである



 ....
夕暮れが近づいて物悲しくなっていく
独り歩くこの道がとても寂しく感じる
広い道の人混みも細長い裏路地も同じ
ひしひしと心に沁み込んでくるものは
不条理と儚さ故の虚無感が唸っている


夕 ....
吾妻橋一九七二年六月
つぶれるはずのビアホールで
神保町の石屋の伜と
一八の僕はたらふくビールを飲み交わし
ぐでんぐでんの千鳥足

売り飛ばされたはず(?)のビヤホールは
そのまま生き残 ....
もくれんの
白いたまごが
割れると
たちどころに
小鳥が生まれ
空にむかって
さえずりをはじめる
風が吹けば
はばたく真似事もする
翼は
永遠に無垢なまま
飛び立つことをしないま ....
冬が去ったとは言え
霧に覆われ風にさらされる離島礼文
ようやく萌え始めた草の緑に
きりっとしまった白い袋
鎌倉武士の母衣が花開く 

かつては
ニシン漁の男たちが
往来を始める島の ....
古本を読む中野さん
手垢の主を想う中野さん
空想する中野さん
罪悪感、既視感、微かな飢餓感と
言葉を失った持ち主の幻影を脳裡に垣間見た中野さん
古本を読む中野さん
何故こんな良本が中古品と ....
もしおなかに

お月さまの赤ちゃんがいたら

おなかはあかあく光るんだろう

もしおなかに

時間がいたら

そこが人類の突端なんだろう

もしおなかに

駅前マッサージが ....
気まぐれな嵐は
ときおり吹き荒れて
数え切れないほど
散り始める
桜の花びらが
舞い落ちては
ゆったりと流れる
どこかの運河の水面を
どこまでも薄紅色に
染めるように
この春は過ぎ ....
蛇口から 
    ゆっくりと
         こぼれて
             おちる
透明で
   ふくよかな
        水の
          躍動よ
掌を
  舟 ....
 ―あのね〜、お母さん!
  今日ね、お弁当の時間にね、
  ちーちゃんが一人で笑い出したの。
  だから「どうして笑っているの?」って訊いたら
  「分からない」って。
  それでもちーち ....
パンジーの隣に
スィートアリッサムを植えようとして
移植ごてを手に
しゃがんでいた

視界をよぎる小さなプリズム

見上げれば
空はどこまでも青く

あたたかくなりましたね
本当 ....
            140427
ありふれた幸運
逆様に見えた世界
ありさまと名づけたい日々の光景
踊り狂う姿は若さの象徴なんて
陳腐な台詞を繰り返し吐く訓練に飽き
モダンな都市の郊外 ....
貯木場で死んだ友達を思い出した
遊んでいて転落し
浮かんだ材木の下に潜り込んでしまい
溺死したのだ
指の爪がいくつか剥がれていたそうだ

重い材木と材木の隙間を
懸命に広げようとしたのだ ....
見上げれば 青い空がある
靴の下 地面の底には また地上があり
私からは見えない 空がある

息できる場所で引力に頼って歩く
いつも踏んでる道のずうっと下は
海かな 河かな 山かな

 ....
なんにもないから
そらはくもをあつめた
じぶんを青くぬった
そしたらみあげる人がいた
そらは青いって
詩をかく人がいた
そらはいった
おいでよ、おいで
でも、その詩 ....
18歳の君の春は
新しい生活の始まり

知的障害を持ちながらも
厳しい自立を自ら課し
家族と離れ
グループホームで暮らし
工場で働く

そんな君の切実な悩み

そして
性欲
 ....
横浜の姉に電話する。
料理や家事のことでわからないことがあると
姉にきいてみるのだが。

姉もだんだん逝った母に似て
話が長くなってきつつあるようだ。

煮ると焼くしかない僕のレパートリ ....
嬉しい嬉しいと動き回って 一時逆子になった君
この前2100グラム 少し大きめと

きっと愛情過多ね 今から親馬鹿ね 

嬉しい嬉しいと動き回って そんなに嬉しいの?
同じくらい嬉しいよ
 ....
春という素性の上に
細いすじがねを
うっかり高く伸ばしてしまった
ふたりは
よりかかりあう
その寸前で
定冠詞のような
小さな花を咲かせている

あなたはわたし
わたしはあなた
 ....
   砂地にのびる
   影法師
   不機嫌な男みたいに
   息苦しくて
   湿っぽい
   気圧が下がってる
   きっと
   嵐の前触れだ


           ....
{画像=140426112527.jpg}

都会の一角に寄り添って
おまえは小さき声を上げていた

1月の薄い陽射しを浴びて
身体には輝く黒石の毛皮をまとい
丸まり
鞠のように丸まり ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16299)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
3_May- 山部 佳自由詩514-5-3
連休- フユナ自由詩514-5-3
真昼の夢に- あまね自由詩1314-5-3
風にそよぐ掟- イナエ自由詩12*14-5-3
無題- あおば自由詩8*14-5-3
トヨタ生産方式的生活- 梅昆布茶自由詩1414-5-2
衣替え- そらの珊 ...自由詩2114-5-2
やわらかい命たち- 吉岡ペペ ...自由詩714-5-2
自決- 山部 佳自由詩1014-5-1
春変化- 塔野夏子自由詩3*14-5-1
挽歌・・・- tamami自由詩814-5-1
両国橋- ……とあ ...自由詩11*14-5-1
もくれん- そらの珊 ...自由詩1614-5-1
レブンアツモリソウ- イナエ自由詩14*14-5-1
中野さん- ゴースト ...自由詩4*14-5-1
コントラスト生死- 吉岡ペペ ...自由詩314-4-30
小さな春のタチェット- りゅうの ...自由詩16*14-4-30
目よ見よ見えない言の花- ただのみ ...自由詩20*14-4-30
八本のダフォディル- 夏美かを ...自由詩17*14-4-30
シャボン玉- Lucy自由詩13*14-4-29
考察- あおば自由詩7*14-4-27
沈没- 山部 佳自由詩614-4-26
割る_丸- 砂木自由詩14*14-4-26
そらは青い- 小原あき自由詩12*14-4-26
トリトマの花- ichirou自由詩11*14-4-26
姉と話す- 梅昆布茶自由詩2014-4-26
母性本能- 朝焼彩茜 ...自由詩17*14-4-25
相似形- そらの珊 ...自由詩1414-4-25
【_前触れ_】- 泡沫恋歌自由詩14*14-4-25
黒猫_/_陽の当たる暗闇に消えていくもの- beebee自由詩25*14-4-25

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