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月の様子がおかしかった
意識の破片を暗唱していたのでしばらく気が付かなかったのだが
外に出ると火薬の匂いがした 子供達が国境付近で銃の撃ち合いをしているのだ
体が焼けるような匂いだ 月が森永のム ....
あなたが見せたかったという
教会は
天草のひっそりした漁村に
静かに建っていた


教科書でしか知らない
隠れキリシタンの弾圧が
この地であったというのか


何ごともなかったか ....
少しずつ
明かりが点り始めた街を
歩道橋から眺める

気ままな
散歩の途中で

緩やかなカーブを描いて
線路の上を走る電車
朝に出掛けた人達も
またこの街に
戻ってくるんだ

 ....
詩を燃やせば匂ふ
けぶりが目蓋に絡む
もつと火を強くしやう
指を少しずつ浮かせて

栄華の裏にはきつと
肥溜めに埋ずもれる人々
糞を食ふ人のあればこそ
虹の上で其れを遊ばせて

妖 ....
僕を見る僕

君が見る僕

家族が見る僕

君が見る僕を見る僕

家族が見る僕を見る僕

鏡に写っている僕を見る僕

写真に写っている僕を見る僕

ビデオに映っている僕を見 ....
潮のせいでくちびるの端にこびりついた砂を噛む
違和感
そのついでに日記にも砂をかませる

八月はつめたい
指先で這った波の曲線は
私の中では体温を持たない

数 ....
高校生だったとき 詩を書きたいと思った
テストが終わって せいせいしたときに
その割に 「ゆらゆら」とかと
原稿用紙に書き殴った覚えがある。
山のふもとの小さな町で
自分が船に乗っているかの ....
玄関の向こう側で
人の声がする
それは私の知らない人の声

玄関の向こう側で
行き来する自動車の声がする
それは忙しいと街が嘆いている声

玄関の向こう側で
ジェット戦闘機の声がする ....
ピエロが嫌いっていつか言っていたのを思い出したんだ
夏の暑い日、鏡の館の迷路の中で、
ピエロが一緒に行こうって手をひいた

わからなくて、何かの外に出れるかもしれなくて引かれるままに
行った ....
この手が
いくつもいくつもあったなら
泣いて光をうしなっている
あの子の
背中を
なぜてあげたい
頬にこぼれるものを
ひろってこの川に捨てたい



この手が
いくつもいくつも ....
会社のトイレの窓から下を見ると
目玉がポロリとふたつ
これはいけないと
同僚を巻き込んでの大捜索
どうやら落とし所が悪かったのだろう
見つかった目をはめ込むと
六角形の世界が並んでいる
 ....
いこう
この丘をのぼったら
一面の星空みたいに、きらきら輝く町並が見下ろせるんだ



キミの手をつないでゆくよ

いこう
澄んだ夏の青は
海を宝石のように輝かせるんだ


 ....
トイレで用を足したなら
ちゃんと流す

それがおとなの対応

いくら大好きな彼のであっても
普段は決してあからさまにすることの無い
若かった頃の女性遍歴やら
誰かと何を食べたのか見せつ ....
真夏の陽炎の向こうから
短い編成の列車はやって来る

そのいっぱいに開かれた窓から
ショートカットの後ろ姿が見える

列車の外から
車両の様子は
ありありと伺えて
制服の脇に置かれた ....
金木犀が咲いたから電話したのに、いそがしいって
まさか、それだけ?って

うん なんでもないのって電話をきったけど

あの人ならきっと、スリッパで家を飛び出してきちゃうのに
息をきらしてき ....
もうやめようって言ったその日から
あきらめるための日々

3日経ったら「大丈夫」って声をだして
4日経ったら「笑って」って言ってみて
5日経ったら「なかったこと」にして

風がふいたら思 ....
ルラララと歌う君のその声に
少し混ざった泣き声は
線香花火と記憶の残り香
お金持ちのという程でなくても
普通に生活ができて
少し裕福な家庭に育った
そんな奴らが僕は嫌いだ
いや妬ましいのか
羨ましいのか
そんな話を兄貴としていた
どうやら兄貴も
思うところが ....
突然の夕立に君の髪が透けるから
僕は君が消えないように
抱きしめる事しか出来なかったんだ
いつまで経っても動くことのない
「もう一度」
を求めながら
僕は夢遊病者のように歩くよ
 
 
てとてと、と踏んだ畳には
陽にやけた跡が真新しく
そこにあったある物を思い出させた
  ....
ご機嫌斜めの横隔膜と 瞼の重そうな君を横に
見上げる夜空は格別で でも素直になれなくて
まだ ちゃんと 見つめられないでいる

幸せになる方法 愛の確かめ方
平和への方程式 煩悩の消しかた
 ....
勢いに任せて 何となく今日まで生きてみたよ
違うよ 生かされているんだ ああ言えば こう言う
もうどっちだっていいよ どっちかなんて 決めたくないよ

何とかなるだろって 切羽詰まって
結果 ....
眠れない朝にあなたを思う


夜を通り抜けて
窓越しに出逢うあさやけは
そこはかとなくかなしい


あなたを抱きしめるだけの日々に
空で時を知ろうとしなかったから
この ....
水色に光るビルの群れを抜けると
松茸を抱へた妖精が待つてゐた
勿体ない喰ひ方をしやがつて

暑い陽に溶け出した妖精は
溝(どぶ)に落ちて汚水に混ざる
おれは秋刀魚が喰ひたくなつた
その日の夏が始まる
トンボが空をすいすいと
気持ちよさ気に飛んでいる
空は泳げることを
初めて知った
昨日も見たというのに

その日の夏が折り返す
繁る木々の葉がさわさわと
軽いリズ ....
今日と明日の夜の谷間に
微かだが
感じるあなたのため息
ソプラノ歌手よりも
こころに染みる
透き通ったそのひとの言葉
最上の音楽に聞こえる

胸のふくらみがさらに大きくなり
木管の寂 ....
髪を 切った 襟足の ひみつ から

娘たちは 飛んで ゆくと いう

純朴な 神話が 解かれて いる

風祭を 孕んだ {ルビ帆用飛行艇=はんようひこうてい}の 陶酔は

 ....
紺で色付けをした風鈴
かわいいふくろうなの

丸いおめめの
かわいいおみみの
かわいい羽毛の
ちいさなつばさの

ちいさな WIND−BELL

あなたが買ってくれた
夏の風物詩 ....
夏も冬も春も秋も
もうまるで遠くへ逃げた

ぼくの残した熱 で
きみなどぜんぶ融けてしまえ
べれいれん…だなんて
あのひとが新聞に目を落としたまま
ひとりごとを言ったような

ヴァンヘイレンがどうしたのだなんて
おまぬけな返事をしてしまった
わたし

べ平連
ベトナムに平和 ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16259)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
戦争と革命- 円谷一自由詩2+*07-8-9
彼の地_天草にて- 渡 ひろ ...自由詩9*07-8-8
ただいまを言うように- Porter自由詩29*07-8-8
火に包まれ- 蘆琴自由詩307-8-8
僕を見る- damudamu自由詩107-8-8
砂の栞*八月の日記- Rin.自由詩16*07-8-7
At_Sea- N.K.自由詩4*07-8-7
玄関- 乱太郎自由詩24*07-8-7
なつのひかり- 自由詩2*07-8-7
この手- 唐草フウ自由詩13*07-8-7
飛ぶ事は出来ぬが- プル式自由詩1*07-8-7
1945- わら自由詩15*07-8-7
笑って許して- 恋月 ぴ ...自由詩17*07-8-6
夏列車- 銀猫自由詩23*07-8-6
なつのおわり- 自由詩3*07-8-6
かけら- 自由詩3*07-8-6
明日色の月- プル式自由詩3*07-8-6
だから判るんだ- プル式自由詩2*07-8-6
蝸牛が笑っている- プル式自由詩4*07-8-6
今世紀ランナー- 青井 茜自由詩6*07-8-5
はてな- 蒼穹自由詩5*07-8-5
優しい言葉- 蒼穹自由詩7*07-8-5
眠れない朝に_- Rin K自由詩39*07-8-5
妖精- 蘆琴自由詩2+07-8-3
昨日も見たというのに- ぽえむ君自由詩16*07-8-3
秒針- 乱太郎自由詩12*07-8-3
ライトニン- モーヌ。自由詩22*07-8-3
WIND-BELL- いすず自由詩2*07-8-3
さよなら- 自由詩207-8-3
ラブアンドピース- 恋月 ぴ ...自由詩22*07-8-2

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