すべてのおすすめ
わたしたちを、
平等に迷わせる不規則性


未完成であることだけが
確かな終わりを撫でている

いつもいつも
こぼされてゆく気配のなかに
鵜呑みにされた
わたしたちが
い ....
立春を過ぎて
この冬一番の冷え込みが続く

ピンと張った透明な空気に
色づいていくのは期待感かな
早くこの冬を綻ばせて

もこもこに着込んだ重いコートにも押しつぶされそう
あ〜あ、今日 ....
ゆっくり気持ちを包み込んで
綺麗なリボンでラッピング

桜色の包装紙
深紅のバラの飾り

慣れない手つきで作ってみたけど
私の愛は重すぎますか?

…ホントは義理なんだけどね。
い ....
アリバイづくりに

ドキドキと思考している夢をみた

そんとき思ったこと

?.時間帯別行動パターンってあるよなー。なかなかウソつき通すの大変だわ。

?.?をふまえて、どうせやるんな ....
「ねぇ、わたし達3人、うまくやっていけるのかしら…」



「さぁ…誰かが買ってくれないと、ぼく達そっぽ向いたまま、仲良く交わることなんてないんじゃないかな?」
 ニワトリ小屋の扉を開けて
 射し込む朝焼けの光に
 山吹色にかがやく
 あたたかな藁をもちあげ
 あるか
 ないか
 たまごが

 のぞきこむような気持ちで
 布団から起きあがる
 ....
凍りついた瞳
どろどろの衣服

"汚れてなんかいない"

一寸先は白い闇に
埋もれ、惑い、雑踏に流され

"消えてなんかいない"

淡い期待 ....
液晶の画面の中では
愛と恋とが
消費されて擦り減って
それでも笑顔を忘れずに
人間の傍にぴたり、と
まるで一人では生きられない
飼い馴らされた犬みたい


マニュアルなんて
何も知 ....
翌日は温かだった

陽だまりは

哀しみのひかりだ


冬の夜が

音を立てています

雪のあと

月や星ひかります


翌日は温かだった

陽だまりは

哀し ....
ひとり暮らしのテーブルに
しばらくぶりに野菜がいます

使い古された
タッパのいろと
サランラップのしわくちゃ加減

レンジひとつで済まされる手軽さは
とってもチープで笑えてし ....
わたしを手渡されたときの
あなた
ちょっと驚いたように目を丸くしてたよね
ぎこちなく両手で受け取ってくれて
すなおにお礼を言ってくれた

わたしは
この日のために生まれてきたようなもの
 ....
きょーも
会社でA型のおんなにいじわるされた
A型のおんなはなんであんなにいじわるなんだろう
かげぐちばかり
根に持つし
あやまったじゃんかあたしは
反省してませんけどそりゃ

小学校 ....
霧状に浮揚していた
掴みどころのない感情が
白い雪の下に沈殿していく
獣たちの目を避けて

二月の
星々の輝きが溶けていく
冷たい明けの刻
氷の群れが叫んでいる時刻

眠りなさい
 ....
ロングコートのポケットに両手を突っ込み
ヒリヒリした寒気に急かされ散歩する
時々口元に手を当てて息を吐き
ひと肌の温もりを味わう

ふと思う
冬の息が白いのは
報われないまま死んだ誰かの ....
 ドッグフードみたいに不味い食事に向かってスプーンを投げつけて、
 足に悪い靴を空高く放り投げて。

 ドレスもコルセット無しで着てしまいましょう。
 大丈夫よ、結構なんとかなるものだから ....
俺を忘れてくれますか

ただ息がとまるのを

待つだけの身です

吹雪も永久ではありません

黄ばんだ夕日の

いずれ餌食になるわけですから


やさしく取り囲む

偽善 ....
世界が変わった日というならば


あの戦争が終わった日よりも

ビルに飛行機がつっこんで
世界が戦争をはじめた日よりも

あなたがいなくなったその日が
ぼくにとっては
 ....
大きくなったらお父さんみたいになりたい
保育園で描いた父の肖像画を掲げて
恥ずかしがりながら言って
グローブみたいな手で撫でてもらって


四角い輪郭
プツプツの髭?
目?が三つ?
 ....
無言の種がいつの間にか芽を出していた
沈黙を守りながら
ときおり呼吸を整えて
少しずつ葉を増やしていく

色濃くなる葉
物語るのは血潮

忙しく変わる私の騒がしさを
彼らの静けさが中 ....
風になり、花になり
ずっとそばで―――

今日は街に雪が積もって
めったにないことだとニュースでも騒いでいました
わたしはそのことが少しばかり怖くて
あなたの手を握ったのです
やわらかく ....
スノーネットワーキングサービス

雪がふるふる雪がふる

さっきより大きな白片が

歩道をねっとりと濡らす

SNSが発動している

スノーネットワーキングサービス

 ....
甘い誘惑の実を
齧ってしまったら最期

醜い本能を曝け出して
どうぞお気に召すまま

玩具にされて
玩具にして
幾度と無く繰り返す

狂って喚いて果てては求め

お次は如何致し ....
海面を
半音ずつ上下させ

間隔を
少しずつ狭めていくと

音もなく
止まったように

張り詰めた海面は膜を張り
そのずっと深くに沈んだわたしを
柔らかく包み
すくい上げる
 ....
渇いた瞼に浮かび上がる人影
昇り損ねた月が沈む辺りで

ひと滴の涙も見当たらない

ノックの響かない扉の向こう
風の通らない廊下で

お皿に並べた低音のハミング

半透明が重なる花 ....
{画像=080522023223.jpg}
君は弟の自転車に乗って
やって来た。
背の高い
肩のほっそりとした少女よ。
二人卒業して
進むべき進路が違った時、
別れる前に
君から手紙を ....
全部さらけ出して
書き留めていくのなら
ひとりになるしかない

でも
どこへ行きたいの
なにを生みたいの

高いところから吹く風に
足もとをとられて

きみにしか通じない言葉で
 ....
あなたの痛み
あなたの毒を
あなたから

激しく
受け止める

あなたの闇がわたしを
循環する

心から発し
心で着し
すべてが黒になったなら

時間をかけて
一滴一滴
 ....
紫色のくちびるを震わせ
熱いコーヒーで暖を取るわたしに背を向けて
あなたはストーブに薪をくべている

見覚えのあるチェック柄の毛布
あなたの匂いを胸一杯に吸い込んでみた

冬の嵐の去った ....
ひとが
つとめて
恥じらえるよう、

糸はほつれに優れています



こころ
こまやかに
誰もが夜を縫いかねて

きらめく星に
焦がれてしまう


かばい合う布 ....
一秒ごとに
とどまる
時間が
抜殻として
輪郭を残し
なだらかに
連なる

呼吸と
思考
いくつかは保たれ
いくつかは置かれたまま

ふりむけば
うすい
半透明の
殻が ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16259)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ジグソーパズル- 千波 一 ...自由詩10*08-2-14
*水仙*- かおる自由詩10*08-2-14
ラッピング- 相羽 柚 ...自由詩2*08-2-14
アリバイづくり- 吉岡ペペ ...自由詩408-2-14
時計- Honesty自由詩3*08-2-13
北風、太陽_新しい音- 水町綜助自由詩1208-2-13
私はまだ死んでない- 相羽 柚 ...自由詩4*08-2-13
出会い- 小原あき自由詩24*08-2-13
陽だまり- 吉岡ペペ ...自由詩708-2-12
ゆたかな食卓- 千波 一 ...自由詩5*08-2-12
甘いひと- 恋月 ぴ ...自由詩23*08-2-12
虹と紙ヒコーキ- ふぁんバ ...自由詩9*08-2-12
氷点下- 乱太郎自由詩17*08-2-12
想い- 佐々木妖 ...自由詩7*08-2-12
姫君はご機嫌斜め- 雨霧自由詩108-2-12
王国- 吉岡ペペ ...自由詩608-2-11
その、すべて- わら自由詩11*08-2-11
二十九年すぎた頃からもっと恋しくなった- 佐々木妖 ...自由詩16*08-2-11
植物- 小原あき自由詩16*08-2-11
さくら色の手紙- Rin.自由詩21*08-2-10
SNS- 吉岡ペペ ...自由詩308-2-9
本能- ライチ自由詩308-2-9
ビブラート- こゆり自由詩8*08-2-9
あぶく- 松本 涼自由詩408-2-9
恋すること、その我が儘な想い- beebee自由詩208-2-9
20080208- 藤野鞠子自由詩308-2-9
抱合- こゆり自由詩9*08-2-8
拾われたひと- 恋月 ぴ ...自由詩26*08-2-8
縫い針- 千波 一 ...自由詩6+*08-2-8
アースシャイン- 夏野雨自由詩64*08-2-8

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