すべてのおすすめ
地雷原という安全地帯でトイレットペーパーを思いっきり転がそうぜ
ドアなんてこの世に存在しないのだから
自由には白い翼がびっしり生えている
おとなになるってことは気が狂うってことで
こどものまま ....
近づくこと
遠ざかること
 
 暗い 
    音節の 
  蝶番

止まることを拒む

海の裾のドレープ
駆けあがる白い泡

絶えまなく
描き直され
     拒みながら ....
 丘から見える遠い園生は純白に染まり、
 私の吐息と重なって淡く輝いている。
 手前に見えるロココ調の建築物はそれ自体が見事な絵画のように
 緑一色の額縁で装飾されている。

 丘の上に ....
奥深く海底の熱水床
わたしが今呼吸をしている処
群がる白い蟹は
わたしであるための遺伝子を
鋏で千切りまた繋げる

染色体を失った肉体だが透明ではない
保護色を身に着けたわけでも ....
かなしみが河いっぱいにあふれて
よろこびも一緒にいる

まるで流し絵のように一緒にゆるやかに
色をなしてゆくもう痛みもない河畔に

ちょっと嘘つきでよゆうのない自分が居て
漢字変換ではも ....
予約時間に早すぎて
十数年ぶりに弘南堂書店へ往く
見慣れたブックオフとは違う
天井近くまで積まれた学術的古書に
おまえの目は泳いでいる
楽しい散策 わたしには
安い棚から掘り出した一冊は
 ....
書かねばならない事
を 探して
言葉の海を泳いでいました
今の私に書ける事 
を 尋ねて
言葉の風に吹かれていました

波はさざめいて
私を弄び
風は追いつけない速さで
私を通過し ....
爛れ過ぎた夕陽が
一軒の二階の窓を
ギラリと択び
怯えた鴉が見上げた先に
規則的に並ぶ建築の
一面だけを
薄明るい色に染め
足元のザラメにも
一粒ずつ微かではあるが
予兆のように
 ....
空から
剥がれた薄皮が
ふうわり落ちてきて
森と街と人の
あらゆる隙間を
滲ませる

君から
届いたLINEが
妙に素っ気ないのが
どうでもよくなるくらい
僕の指と吐息は
 ....
天気もいいし
今日はゴジラ記念日
自転車に乗ったゴジラに
史上初めてなってやる

だけど舞台がいけない
さびれた下町
ギャラリーが侘びしい
バカをバカだと観る目が足りない

あー日 ....
               160314

荒れるのはなぜかというと
地方巡業しないから(お正月にたんまりお年玉を貰うからかな?)
十分に稽古する余裕がないうえに
天候不順の春先は心身共に ....
 夢、夜がみせる方の夢と、現実
 はとてもよく似ているから、ど
 うにかしてそのちがいを暴こう
 とテスト勉強もしないで考えて
 いた。
 しょうもないことさ。だけど人
 間って生き物はし ....
なにもかも捨てておしまいなさいと
無闇に心臓に くりかえしていた 
いたいのいたいのとんでけとんでけの耳の指示どうりに
しでかしてしまった空虚を
空に放つと 釘を打つ音がする

清水さんち ....
幼いころの古びた靴は
シャベルよりも
ずっと小さくて、
土遊びをしながら
泥だらけで夕暮れに沈んでいた。
永くて遠い春はすでに
まなざしの向こうにあって、

冬を越えるたび
軽くうな ....
風の幕をそっと空へ還すように
温かく見守る 吹いてくる知らせ

風は笛を吹く
物心つく頃には耳にできない 笛の讃頌

風の演奏誘うような 最前線

朱華色
鬱金色
それに
 ....
うさぎは
ときおりたちどまり
ふりかえる
そこに菜の花がうすくゆれていた
まるで
なにかのじゅそみたいで
なにかのしゅくふくみたいで

ながい耳は
遠い音をつかまえるため
生きるこ ....
桃始笑
ももはじめてさく


コートを脱いだら
沈黙していた鎖骨が
独り語りを始める

ポケットから出た
あてどない指先が
止まり木を探している

音符を思い出した
爪先 ....
             160310

スミレは紫と決まっています
三色スミレは三色だから
ピンクのは無いのではと
わたくしは瞬間的に思ったのです
スミレも現在では品種改良の結果
ピン ....
土手の手つかずの雪が老いて
カラスがなにやら啄んでいる

穏やかな冷気に衣服の戸惑い

惜しめば儚く望めば遠く声は
なにも残さないただ揺らした

言葉が追う死者を追うように

セー ....

街はすみずみまで霧に覆われていた
平等に満ちている粒は
白いサプリメント

普段は透明が満ちていて
遠くまで見渡せた
海に点在する小さな島や
船が描いてゆく波のような道までも

 ....
夕暮れの空は
少し甘めのコーディアル
濁り踏み荒らされた雪解けの道に
照り返し

闇雲な胸騒ぎも
無知な喧噪も
先鋭化した矛盾の
せっかくの露呈も

ほんのり澄んだ彩で
やさしく ....
{引用=Code C
人影と物陰をよく間違うのは
孤独ではなくて暗闇があるからで
月夜はひかりと影とを
沈黙の大地に捧げた}
{引用=Code D
潮騒が聴こえるはずの海辺に
大きな月 ....
マイケル・ジャクソンのデンジャラス・ワールド・ツアーを繰り返し見ている

舞台から飛び出すマイケル・ジャクソン

しばらく静止しているマイケル・ジャクソン

動かない

さっと顔の向き ....
春になったら

ブツブツ唱えていた

春になったら
もう覚悟を決めるのだと
シクシク泣いていた

春になったら
あなたは風の中走り去って
私の呼ぶ声に
振り向きもし ....
元気とは愛するひとに心配をかけない合言葉のようなもの

春霞の朝の街道に生き物たちの匂いがする

うまくいかないことばかりだけど反省する暇なんてなかった

信じ込んでくちびるを噛んで胸をつ ....
故郷を遠くはなれて
というより
次の故郷をもとめて
家族はまだ
ふたりきりだけど
静かに暮らす日々が
永い冬の西日みたいに
遥かな春を望むように続いて


ふたりで
寝坊ばかりし ....
笑っている或は微笑んでいるきみを
僕は安心して受けとめるだろう
ボディランゲージとして

でもひとりになったときの
君の顔をしらないんだ

あっけらかんとしてあの時は不倫しててね
と皆 ....
小さな火種はやがて
大きく育っておもいのほか
はげしく燃えるものだから
たじろぎ
あとずさりしたボクを
キミはすこし笑った

よく燃えるね
木と紙でできた家だからね
それに……
怒 ....
夜がすっかり明けて
なにもかも
とりかえしがつかなくなってから
あちらからもこちらからも心優しい人々が
花を抱えてやってきた
涙を流し祈りをささげた

いつもそうだ
愛されていた人が
 ....
           160302

地下街の
地下貝違う!(怒)
B2出口前だ
間違えるな!(怒)
鬼軍曹の先輩の
赤い顔がどす黒く
酒焼けしているよ
怖いね
こっそりA4出口か ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
自由で満たされたプール- 水宮うみ自由詩5*16-3-19
目交い/そして- ただのみ ...自由詩14*16-3-19
片想い- ヒヤシン ...自由詩11*16-3-19
蒼と青と藍の底で- 乱太郎自由詩19+*16-3-17
be_happy- 梅昆布茶自由詩1516-3-17
北大病院にて- ただのみ ...自由詩17*16-3-16
メモ- Lucy自由詩15*16-3-16
春の正体- Lucy自由詩9*16-3-15
春って- nonya自由詩13*16-3-15
ゴジラ記念日- もっぷ自由詩7+*16-3-15
春場所- あおば自由詩3*16-3-14
グミの靴- そらの珊 ...自由詩1216-3-14
『森で釘打つのは誰?』- るるりら自由詩11*16-3-14
たんぽぽ花粉予報- りゅうの ...自由詩17*16-3-13
「春」- 朝焼彩茜 ...自由詩1016-3-12
野うさぎとして生きていく- そらの珊 ...自由詩816-3-11
桃始笑- nonya自由詩17*16-3-10
ピンク色の菫の花束- あおば自由詩4*16-3-10
春葬列- ただのみ ...自由詩19*16-3-9
白いサプリメント- そらの珊 ...自由詩1316-3-9
ティータイム- Lucy自由詩14*16-3-7
ミステリアス・パロディは月夜を染めて- りゅうの ...自由詩4*16-3-6
彼岸- 吉岡ペペ ...自由詩216-3-6
さよなら春風- 瑞海自由詩5*16-3-5
春霞の朝- 吉岡ペペ ...自由詩516-3-5
結婚式はふたりきりで- りゅうの ...自由詩5*16-3-4
たった一人の- 梅昆布茶自由詩1316-3-4
春の焼失- そらの珊 ...自由詩1316-3-4
少年の夜- Lucy自由詩14+*16-3-3
GATE-B2- あおば自由詩3*16-3-2

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