すべてのおすすめ
          2007/04/29


ぎんだら ぎんだら
ステップ踏んで歩く道
緑の風が吹いてきて
天然孤児の頬なぜる

イチゴミルクの配達に
岡を登った林の影に
太った ....
小さい頃からお世話になっていた診療所には
セイコさんがいた

しなびた手のお年寄りで
診療所の奥で薬の調合をしたり
患者がいなくて暇な時は掃除をしたりしていた

小さい頃はよく風邪をひい ....
友達が象を飼い始めたというので
見に行った

五匹の象がいた
大きいのや小さいの
ひとしきり眺めたり触ったりして
友達の手料理をご馳走になり
楽しく喋ったりもして
遅くなったし、そろそ ....
はじめて春の木漏れ日をデッサンする人は
黒いスポーツキャップをかぶっている
背骨のひとつひとつが明瞭で
白い服をさらさらいわせ
にぎやかな空白に
筆をさしこむ

そしてパレットの虹は ....
この手には
案外多くのものが握られてるんだと思ってた

そこには人との繋がりとか自分の勇気とか愛とか
目には見えない綺麗なモノがたくさんあるんだって



違った



 ....
遠くの雲が寄ってくる
僕はそいつに親しみを覚える

心の中の気まぐれな破天荒は
あの雲のように
高くなったり
低くなったり
見えなくなったり


目を細め、濃淡の薄まった視界の中で ....
深い青色をした海が
少しずつ近づいてくる
わたしだけでは
とても耐えられない
そんな場所で
あの人は毎日
立ちつくしている

冷たい手のひら
からめた指がふるえる
見つめると
 ....
とっぷりと
暮れた空の中で
赤に染まりたいと願う
 
透明な私を
あの赤で彩ったら
なんて、なんて素敵なんだろう
と思う
 
 
折角なら
あの黒い鳥にも
絵の具になって欲しい ....
今日も君はハイヒールを履いて
チラシを踏んづけて転びそうになって
ガニ股で踏ん張って
舌打ちをしたらやけに悲しくなって
走る必要なんかなかったのに走って
街から外へ出てきた

外に出ても ....
テストでいい点をとったら
「それでこそ俺の娘だ。」と

テストで悪い点をとったら
「俺の娘だからしょうがない。」と

いつも頭をなでてくれる
そんなあなたの娘でよかったよ

なん ....
         2007/04/29


空飛ぶ独楽を回してる
空を飛ぶなんて
嘘でしょ
嘘!
嘘おっしゃい
ごちゃごちゃと言われて
紐が絡んで回らない
回らない独楽が
困った ....
空から見下ろされている
雲が駆け足で過ぎ去った

*

退屈な言葉は
左から右へと通過する

*

時計の針が動く瞬間
ひっそりと笑みを浮かべた

*

裏切られ ....
心配事の多い夜に
あなたがまつげを上に向けて
なにもない灰色を
そっとめくる


そらのうらがわには
てんごく なんてものはなかった
ただ
春めいたゆうやけがとろけていて
おも ....
あなたの笑顔が好きだから
僕のとなりで泣いてくれませんか?

あなたの笑顔が大好きだから
僕に涙をくれませんか?

あなたが僕を好きでなくても
僕はあなたが好きだから

守るなんてい ....
粉を炊く
白地の布を展開する
酩酊による寒け
ナイロンを取り除く

世界を開いて
中身を注ぐ
錆び付いた綱
哀れな焔



あなたの身に余る幸福の
余った部分をください

 ....
故郷を
遠くに思いて
見る空に
七色の橋が
瞳を捉えた

さっきまで雲が
涙を溢していたというのに
風にくすぐられた頬を
照れくさそうに赤らめながら
陽射しを漏らした


足 ....
母が縄跳びをしている
僕はしゃがんで回数を数えている
あんなに腰が痛い
と言っていたのに
背筋をピンと伸ばして
交差跳び、綾跳び、二重跳び
次々ときれいに跳んでみせる
既に数は百回を超え ....
こころは、
ころころしたいので、
いまからころころしますけれども、
ここでころころしても、
いいですか。
ころろ、
ころがったりもするので、
ころころもあもあ ....
 アフリカ象の象牙は高く売れるので墓荒らしが多い
 今日も3人組の泥棒が象牙を探しにやってきた
 この地域は干魃が多く雨がほとんど降らないので 動物達はおろか植物達にとって地獄のような場所である
 ....
ちゃりんちゃりんりん
とベルを鳴らしてカーチェイスの様に
すり抜けていく自転車に憧れて

朝のすっと染み込む
水の匂いの濃い晴れた日の風に流れて
ジャっとタイヤを鳴らして

僕にはそん ....
ベストオブにんじん色に選ばれた

「おめでとうございます!!!
あなたは、ベストオブにんじん色に選ばれました!!!」

という電話がかかってきたから間違いはない

学校へ行くと友達が
 ....
私、
頑張ったよ。


出来る限り以上


カラダも
ココロも
悲鳴をあげはじめてきた。


でも、
誰かが待っててくれるから
私は負けない


絶対負けない

 ....
            2003/07/09


郊外電車の
つりかわが
ぶらぶらと
ぶらさがる

丸い土俵に
手を下ろし
はっけよい
相撲力士は
たちあがる

よいと ....
夜のアゲハ蝶の行き先は、決まって、
忘れられた夢のなかの王国の紫色の書架がもえている、
焼却炉のなかを通る。
くぐりぬけて、
グローバル・スタンダードのみずが曳航する午後、
雨の遊園地で、イ ....
枕元に立つ影は一言ポツリ

罪悪感に苦しみ抜いてください

と、声にならない声で

でも

ボクの意識にダイレクトに

そして

フッと漏れた笑いを残して

消えていった
 ....
重ねるほどに
見えるものまで見えなくなる

それを情け無用と切り捨てようにも
思うが侭にならぬ身体と
曖昧な優しさで隠す意志の弱さ

諦めることさえ捨て去ってしまい
手の中の小さな夢を ....
春色の街 新緑の芽が
朝露に 光る朝

山の目覚める 春の光に
雪どけ
ながれる
川の 音色は
せせらぎ‥

新しい空気に 深呼吸
風に ゆれる
新緑の葉

雪割草が  ....
まず蕗の薹
雪が溶けて、側溝に水が流れたら大根を
切干しに干せるのは寒のうち
あとは塩して、漬けものの樽

味噌を仕込むのは
麹菌が繁殖するほどにぬるく
雑カビがさほどには混 ....
叫びは夜のしじまに消えた

涙はコンクリートに吸い込まれた

どこにも行き場のない

思いだけを抱えて

月を見上げた
それぞれには帰りたい場所というものがあった
所属欲だ
僕と君は何故か駅で別れた
君は東京へ向かった
東京とは、夢の中に出てくる場所、のイデアを
指す、幻の国の名、ではないのかと
僕は呟く
 ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
瑠璃色苺大革命- あおば自由詩4*07-4-29
セイコさん- ふるる自由詩13*07-4-29
象を飼う- ふるる自由詩907-4-29
春と夢を描くはなし- soft_machine自由詩13*07-4-29
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ライトブルー- チグトセ自由詩5*07-4-29
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夕方の空- 山中 烏 ...自由詩1007-4-29
弱い音- チグトセ自由詩9*07-4-29
前略_お父様へ- 優飛自由詩9*07-4-29
独楽の台詞- あおば自由詩8*07-4-29
偶成オムニバス- 零椅自由詩5*07-4-28
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僕のとなりで- 夕焼け空自由詩8*07-4-28
有食- チグトセ自由詩6*07-4-28
- 見崎 光自由詩5*07-4-28
まぶた- たもつ自由詩3007-4-28
「_こころころ。_」- PULL.自由詩13*07-4-28
アフリカ象の骨だらけの墓場- はじめ自由詩6*07-4-28
自転車をかくんだ- プル式自由詩4*07-4-28
ベストオブにんじん色- ふるる自由詩24*07-4-28
負けてなんかやるもんか- 夕焼け空自由詩8*07-4-28
トランポリン- あおば自由詩6+*07-4-28
落丁した夏- 前田ふむ ...自由詩28*07-4-27
selfish_bubble- 三架月 ...自由詩3*07-4-27
- 恋月 ぴ ...自由詩32*07-4-27
春の居眠り- 鈴鈴自由詩5*07-4-27
春の食卓- リーフレ ...自由詩1107-4-27
夜のしじま- 有扉なぎ ...自由詩707-4-27
縮尺- チグトセ自由詩10*07-4-27

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