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ふられてしまいたい。
触れられてしまいたい。

ぴんと張ったものは全て
ちくり、 とした痛みで
ふにゃけてしまうでしょう

やさしさなんて、いらないよ。
(十七夜は素直になれない ....
それは約束された儀式
かりそめの情熱

どちらが先に瞼を閉じるのか
けものの眼差しとなり相手の出方を窺い合う

わざとらしく歯を閉じ
拒んでみせるのは
初々しさをこころにまとい

 ....
自己陶酔の狭間に

置き去りにされたメロディーを弾いた

メジャーな旋律は流れない

あなたを想いながら弾いたから



久しく使わなかった涙腺は

ろ過機能を失っていた

 ....
ちょいとアンタ

一体如何したって謂うんだい?

アタシをこんなにしておいて・・・

今更 怖気づいたとでも謂うのかい?



なぁんにも心配いらないよ

アンタの心まで盗った ....
両の指を痛い位絡めて
錆びたフェンス越しに友を見ていた


立ち入り禁止区域
思い切り高く遠くへ放った
僕達の鞄
一瞥して走り行く
君の ズザザと力強い
足元の埃


駆け上が ....
時間は意識しなければ

いつの間にか流れているけど

本当はこうしている間にも

一秒一秒刻々と動いている



僕達はそれに気付かずに

過去にしがみついたり
 ....
木犀が息をする

星が散らばる

中天に傾く

オリオンを探す

あっちが南か

僕は独りだ


夜はとめどなく

秋の透明な孤独を

人はとめどなく

見えない ....
シリカゲルの砂浜に打ち寄せる波間に
ひとを仕合せに出来る鐘が見えた気がした
それは瞬く間に沈んでしまったけれど
少しだけ笑顔を取り戻したカモメのジョナサンが
何かを叫んで実家に帰ったんだ
眠 ....
やったわ休みよ

起きなくちゃ!!

だらだら昼まで寝ていたら

お洒落に決める意味がない

お化粧コーデに費やして

気付けば辺りが真っ暗よ!

さあ起きて!

リボンコ ....
全てを飲み込んで許し
傷つけ吐き出す


片足がほろんでいる男の
肘にぶら下がる女

際限なくせばまり風にうずまく砂は
常に何かを形作ろうとし瞬間
走るように崩れ去り
うめきすら ....
野いちごを食べて、細いけものみちをわけいった。
蔦が絡まる門が、行き止まりを告げているが、
白い壁に覆われた一対の塔をもつ建物は、
わたしを甘い蜜のように誘惑した。
とり憑かれたように、門をく ....
秋じゃなければできなかったのでしょうか
空洞は風が増すほどに
流れてゆきます

 いちにちの日短さ
 胸の欠けてゆくそして
 焦げてゆく茜の陽
 

沈んでゆき夜になる前の隙間で ....
根を張れ
根を張れ

川底で流されるようなやわいのじゃ駄目だ

コンクリートの片隅に根を張れ

目の前を誰かが通り過ぎていっても
根を張れ

土に埋まって見えなくなっても
根を張 ....
暗闇に光る君の瞳
影から影へ移る君の姿
君は夜に生まれたから
そのまま夜を身にまとい
ひとり息を殺して闇を行く
夜は君の姿
闇は君の心
影は君の名前
そして沈黙が君の言葉
けれどそん ....
晩夏の草むらに足を踏み入れると
かわいた空気がひび割れて
よれた、真っ白いシーツが敷かれ
見たことのない男が横たわっている
あばらの上には、何本もの{ルビ径=みち}があり
そのどれもが、わた ....
君は強いね

同僚の男性社員にそう言われた日

ハイヒールのかかとが折れた

折れたかかとを拾い上げ

折れたままのハイヒールを履いて

電車に乗った

折れたほうのハイヒール ....
空 オレンジのカーテン
倒れこむように暮れてく街
夜に馴染もうとする
窓の三日月が悲しいな

目が回りそう
くるくる回る世界の色に
変わらなきゃその色に

寂しさたとえれ ....
{引用=落花することに歓びがあるとするならば
目の前に横たわる海鼠状の災禍を受け入れてみたい}

あなたと
わたし
コロシアムと密かに呼び合う
誰ひとり立ち入ることの無い塔屋の片隅で
ふ ....
君が部屋から出て行ったあと。

もう君はいないはずなのに、

君のぬくもり、君の香りがまだ、残っているよ。

今にも、君の声が聞こえてきそうで…

「全部持って帰ってよ」
と、迷惑そ ....
 
意味なんて
ないのです

意味を添えるのを考えるのもわずらわしい。

あなたの返事がこなくとも、
あなたに何かをおくりたい。

あなたへのメールを 手紙を 何でも
伝える手段を ....
不幸せの数を数えてみた
ひとつ、ふたつ、みっつ
数えてるうちに
意味がわからなくなった
なんでそんな事数えてるんだろう
ひとつ、ふたつ、みっつ
いくら数えてみても
意味なんてわからなくて ....
すべてにけりをつけて
ゆっくり回りだす世界に
打寄せる思い出
消えるわけじゃない
最後にゆっくり
涙をこらえて踊る
涙色の照明に照らされ
「またね」
言葉に隠された
「さようなら」
 ....
僕は知っている。
君が誰で
どこから来て
何をしているのか

だけど

僕は知らない。
君が何を好きで
どんな事に興味を持って
どんな笑い方をするのかを
僕は嘘を吐かないよ、
あなたはいつだかそうおっしゃいました

ああ、そうです、そうでした
私はすっかり忘れていました

人間なんてあてにならないものだということを、
心はどんどん季節を変 ....
あ、が悪意で
い、が意地悪で
う、が疑い深くて
え、が怨恨で
お、が汚染で

そんな世界じゃなくて

あ、がひろいひろい「アイ」で
い、が色鮮やかで
う、歌声で
え、が笑顔で
 ....
あるお腹が空いた日
しょうがなく戸棚を開けた
何もなかった
幸せすら
見当たらなかった


あるお腹が空いた日
雨粒を一掴み口に入れた
なんの感情もなかった
ただ
冷たくなった雨 ....
夜更け
流れ星がみたくて
窓をあけた

見上げれば
夜空は雲に覆われて

街は静かに
眠りについていた

雲は
晴れることなく
夜空を守り続け

あの雲の上では
きっと
 ....
寂しいのです。

一人だから寂しいのです。

寂しいのです。

一人だから寂しいのです。

海を 小高い砂丘から 座って見下ろすような

そんな寂しさ。

私の海には何も浮かん ....
乾いた空気

水分を欲す躯


乾いているのは

躯だけでなく

心とて同じ事


嗚呼

水分が欲しいのです


心も躯も満たされて

溺れてし ....
桔梗のむらさきを聴く、と
夜の二歩手前が
どこまでもやわらかな鎖で
約束と小指を繋ぐ

硝子の鉢に浮かんで
むらさきは、鳴る
秋ですね と
ただそれだけを告げるために

桔 ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16274)
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ふぞろいな前髪- 神音自由詩407-10-15
あいうえお- 風音自由詩8*07-10-15
あるお腹が空いた日- 小原あき自由詩27*07-10-15
流れ星、見えない- 風音自由詩5*07-10-15
いつかのいつか- 短角牛自由詩407-10-14
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「桔梗のしづく」- Rin.自由詩18+*07-10-13

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