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電話がかかってきて
行ってしまった
幸せになるんだ
といって

コケリンドウの
花をみつけた
ちいさな青
の付け根のあたり
淡く
消えそうなものに
私はいつも憧れる

たくさ ....
          ひとりの物になる為につくり込まれているわたしは
          その為に負う孤独には強くあるよう鍛えられている
          それはとても危険なことで
       ....
花はどこへ行った

なんて問い続けるよりも大切なものが私たちにはあった
それが今の生活であることは否定できないし
ひとの望むものなんて目に見えるものに他ならないのだから

ありふれた結婚生 ....
鹿沼公園 梶ヶ谷第一公園 あさやら公園 じゅん菜池緑地
こうえんらはその下で ゆるく手をにぎってつながっているという

きょうも
ひとりの女(ひと)がだまってベンチに座ったままだ
こうえんは ....
この命に何を求めるの?
光なんて望まないで

空っぽになった 言葉の引き出し

錆びたシャベルで庭を掘った 
探していたのは君へのプレゼント
いつしか足の踏み場はなくなって
真っ逆 ....
あなたと
暮らした
六畳一間の
アパート
今も当時のまま

においも
昔のままに
残ってる

あなたと
一緒に
いることが
幸せだった

間違いだとも
思わなかった
 ....
おおらかに
清らかに
忍耐をもって
強く生きる

私自身の
目標です
お金にばかり
執着しすぎないこと
欲張らないこと
見栄張らない
威張らない

何が起きても
どんな
 ....
思い出の扉は

天瓜粉

慈愛に満ちた、そんな日々
背中を切ってきた
麻酔が切れてきたので少し痛む
抜糸は来週
アホみてぇな金がかかる
スネかじってる間はいいけど
一人でこれ払う事を考えると厭になる
保険入っててこれかよ
泣けてくる
 ....
サイズを合わせろと木端にダメだしされて
身体中の関節を外してコンパクトに納めたけれど
これ以上小さくなれないんだよ
もうそれじゃ
何がしたいんだかわからなくなっちゃうんだよ 

掴むものに ....
眠たいときのように
井戸を掘りつづける。
ぼくは
素足

まま
空腹をかかえて
朝だった。
朝のコップ、
飲んだら
消え



いきつぎ、

白桃
ぶどう
し ....
避暑の家の涼しげな夏草の茂み
その影もまた深い碧に沈み、
淡く邪気ない木漏れ日が窓辺を揺らしていた
暗い六月の雨をしっかりと含んだ土の濃さが匂いたち、
やがて腐敗へとつづく露骨な大地のプロセス ....
ぽ、と、り、ぽ、こ、り、と、あ、わ、に、な、る、

もう忘れていいのです
苦しまなくていいのです

もう昔のことなのですから
これからはほかの誰かのためにないてください
わたしにはも ....
ちっとも 眠れやしない熱帯夜
あいつは クーラーのきいた部屋で
今ごろ ぐうすか 寝てるのかしら
ダイコンみたいにぶっとい神経だから
あいつなりの 生き方をしてるのだろう

だ ....
せめて はいさぎよい
悔いにのみこまれてもその上に震えたつ
涙もかれた花のいろをしている

せめて はもとめない
とうめいになったからだで小さなものたちを拾う
どんなにこぼれても心のあ ....
わたしのなかのうたが戻って来ないので
別の誰かのうたを飼うことにした
今はやりの詩人のうただ

アンティークの鳥籠の中で
はやりのうたは
毎日ひとつずつ違ううたを歌ってくれる

人を愛 ....
あのひとにあって

あなたにない

わたしは、欲張り
わたしは眠る
何処に

毎夜訪れる生贄の儀式
わたしは焼かれて
再生させられているのかもしれない
夢を往復するために
いや
目覚めこそ幻覚
わたしは起きている感触 ....
淋しくても
つらくても
私は泣かない

私の気持ちは
今は伝わらないかも
今は理解してもらえないかも

でも
あきらめず
いつかは
届くことを
信じます

口に出しては
 ....
ぐれてイグアナになった友人は
何か
忘れ物でもした顔をして
酒を飲んでいた
たまたま
その夜は
人間に戻っていたらしい
挨拶をすると
眼はイグアナのままで
何を考えているのか
全く ....
クルクルと回る 洗濯機の中で
思考回路も 絶え間なく 廻る

綺麗な衣類を
唯だ 座って 待ちわびる時

何だか サボリーマンに
成り下がった 気もする

埃を 付着させたのは 私な ....
どんなことがあっても そこが 帰る場所であること
深呼吸して すとん おちつくところまで

ごまかさないで 嘘つかないで まっすぐに

最後までこの場所を守ることに力をおしまない ....
本当のかなしみを知るひとは
かなしみのあり様をあれこれと邪推せず
涙で濡れた手のひらにあたたかな眼差しを重ねてくれる



本当のかなしみを知るひとは
ひとの過ちをあれこれと論ったりせず ....
公園でタバコをくゆらせていると

大胆不敵な白いヤツがやってくる

ニャンと甘えた声で



*平成22年3月 詩集「十二色入り」より
私がとても遠いのだと思っていた人は
すぐ目の前にありました
なぜならその人は海だったのです

必要とあれば向こうから
そうでなければひいていきます
私がどんなに駿足でも
どれだけ望みを握 ....
学校から帰っていると

あちら側からおじいちゃんが歩いてきた

私は、「よ」と手を上げたけど

おじいちゃんはぼうっとしたまま

隣を通り過ぎた


かたっぽだけ挙げた手に

 ....
 その身を削いでゆく
 どこまでも
 いつまでも
 と、いうわけにはいかないのだ
 だれであっても
 どんなひとであっても

 あげくの果て
 使いものにならなくなった
 ....
切れるのではと、怯えるより

切れたら、繕えばいいと

わたしは、そのつもりだ
ね、ういろうさん
あんたちょっと歩くの速いよ
引っ張らないでくれる?

「お手をするかわり、おやつくださいな」

ね、ういろうさん
あんたちょっと拾い食いはやめなさい
あと、たまには吠 ....
アリスはそこへ乱暴に投げだされ
黒い瞳に大粒の涙をためた
やがて朽ちてゆく散らされた意味の
灼熱に乾いたサハラカラーの砂漠の丘に
一面、蒼く鮮やかに咲く魔の花の
雑音交じりの夢へといざなう、 ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16274)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
りんどう- 佐野権太自由詩21*10-9-7
ひとりの物になる為に- 鵜飼千代 ...自由詩18*10-9-2
決別のひと- 恋月 ぴ ...自由詩29+*10-8-30
公園の手- 乾 加津 ...自由詩10*10-8-30
太陽と月の話- 三奈自由詩910-8-22
思い出の部屋- そよ風さ ...自由詩3*10-8-20
生まれ変われるとしたら・・・。- そよ風さ ...自由詩6*10-8-20
天瓜粉- 殿上 童自由詩8*10-8-18
ペインをイマジンしながらノイズに耳をすましSOSを。- 虹村 凌自由詩6+*10-8-14
これ以上小さくなれないから- 鵜飼千代 ...自由詩19+*10-8-12
テレパシークイズ- 榊 慧自由詩810-8-11
ガーデニア_★- atsuchan69自由詩15*10-8-9
人魚の涙_- 緋月 衣 ...自由詩12*10-8-7
『せんぷうき』- 座一自由詩810-8-7
わたしと__せめて- 乾 加津 ...自由詩16*10-8-5
うたを飼う- 未有花自由詩11*10-8-4
欲張り- 殿上 童自由詩6*10-8-2
眠り- 乱太郎自由詩21*10-8-2
いつかはきっと- そよ風さ ...自由詩6*10-8-1
ぐれてイグアナになった友人は- 曲がり屋 ...自由詩810-7-29
- 藤鈴呼自由詩6*10-7-28
『家族になる』ということについて。__その1- はなもと ...自由詩5*10-7-27
本当のかなしみを知るひと- 恋月 ぴ ...自由詩42+*10-7-26
ニャンコ色- 殿上 童自由詩10*10-7-23
潮と月と人間と- 瑠王自由詩14*10-7-16
もう、わかんないか、- くろきた自由詩410-7-14
おじさんはガンジス河のひと粒として- 石川敬大自由詩1710-7-12
わたしたちの糸- 殿上 童自由詩11*10-7-10
「ういろうさん」は犬の名前- トキハ  ...自由詩11+*10-7-7
らりぃ・アリス_★- atsuchan69自由詩19*10-7-6

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